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皮内投与されたInovioのエボラワクチンが臨床研究で100%の免疫原性を示す

Inovio Pharmaceuticals, Inc.
2019-03-22 19:25 1336

【プリマスミーティング(米ペンシルベニア州)2019年3月21日PR Newswire=共同通信JBN】

*Journal of Infectious Diseasesに掲載

Inovio Pharmaceuticals, Inc.(NASDAQ: INO)は21日、同社のエボラワクチン、INO-4201は安全で耐容性があり、強力なT細胞および抗体反応を発現させると発表した。この第1相データはThe Journal of Infectious Diseases(https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=2409747-1&h=3108008505&u=https%3A%2F%2Facademic.oup.com%2Fjid%2Fadvance-article-abstract%2Fdoi%2F10.1093%2Finfdis%2Fjiz132%2F5395966&a=The+Journal+of+Infectious+Diseases )に掲載、新たな感染症向けの皮内送達プラットフォームの前進をさらに支持するものである。重要なのは、この研究が、InovioのCELLECTRA(R)送達装置を用いた皮内(皮膚)投与で、評価可能被験者の100%が抗原特異的抗体反応を発現、ほとんどの被験者で同反応が1年以上持続し、筋肉内送達を受けたグループと同等か、それ以上のT細胞反応の発現を示したことである。公表されたデータは、Inovioのワクチンおよび免疫療法プラットフォームの安全性、有効性、製品安定性における優位を一層、裏付けるものである。

 

Inovio Pharmaceuticals
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Inovioの社長兼最高経営責任者(CEO)であるJ・ジョセフ・キム博士は「INO-4201は既に、致死量のエボラウイルス投与を受けた非ヒト霊長類で100%の予防を実証している。Inovioは、説得力のある前臨床データとヒトデータを使用し、実行可能な備蓄ワクチンとしてINO-4201を推進することで、当社の全体的な開発戦略を遂行しつつある。Inovioのエボラワクチンはエボラ感染の予防に使用可能で、抗ベクター反応なしに何度も免疫強化できるので、事実上、再投与ができないウイルスベクターワクチンの増強用に使用することができる。われわれは今、当社のエボラワクチンをスタンドアロンワクチンとして、またウイルスベクターワクチンの予防接種を受けたことのある人々の免疫強化用ワクチンとしてさらに前に進めるべく、パートナーからの資金確保を検討している」と語った。

冷凍保存しなければならないウイルスベクターワクチンと異なり、INO-4201は室温で1年以上変化しない。エボラウイルスの大流行を抑制するには、送達が簡単で室温で品質の変わらない非生ワクチンアプローチが望ましい。

Inovioのエボラワクチンは、5つの健康な被験者グループで評価された。評価された70人の被験者のうち、67人(96%)が3回の免疫療法後に抗体陽転し、エボラ糖タンパク質抗原に対して強い抗体反応を示した。52人の被験者(76%)は、わずか2回の投与で抗体陽転した。

重要なのは、皮内(皮膚)投与を用いた研究群で、13人の評価可能被験者のうち13人(100%)がたった2回の投与後に抗原特異的抗体反応を発現し、3回の免疫療法後も抗体陽転したままだったことである。

現在まで、INO-4201は高い忍容性を示しており、現在開発中のいくつかのウイルスベクターベースのエボラワクチンに関して報告されている、発熱、関節痛、低白血球数などの全身性の重篤な副作用は現れていない。

米国防高等研究計画局(DARPA)が全面的に資金提供している、この研究に関するより詳しい情報は、Journal of Infectious Diseasesの最新号のInovioと共同研究者の共著記事「Intradermal SynCon(R) Ebola GP DNA Vaccine is Temperature Stable and Safely Demonstrates Cellular and Humoral Immunogenicity Advantages in Healthy Volunteers」を参照 。

▽Inovio Pharmaceuticals, Inc.について

Inovioは、がんと感染症の治療と予防を変革するDNAベースの免疫療法とワクチンの発見、開発、商品化に重点的に取り組む後期バイオテクノロジー企業である。Inovioは独自の技術プラットフォームを抗原シークエンシングとDNA送達に応用し、標的疾患に対する強力な免疫反応を活性化させている。この技術は生体内でのみ機能し、標的のがんや病原体に対する強力で完全に機能するT細胞と抗体反応を、絶え間なく活性化することが実証されている。Inovioの最先端臨床プログラムであるVGX-3100は、HPV関連頸部前がんの治療薬として第3相試験に入っている。また、HPV関連のがん、膀胱がん、膠芽細胞腫を標的とした免疫腫瘍プログラム開発が第2相試験中で、B型肝炎、ジカ、エボラ、MERS(中東呼吸器症候群)、HIV用のプラットフォーム開発プログラムもある。パートナーおよび共同研究者には、アストラゼネカ、Regeneron、Roche/Genentech、ApolloBio Corporation、ウィスター研究所、ビル&メリンダ・ゲイツ財団、ペンシルベニア大学、パーカーがん免疫療法研究所、CEPI、米国防高等研究計画局(DARPA)、GeneOne Life Science、Plumbline Life Sciences、国立衛生研究所(NIH)、HIV Vaccines Trial Network、国立がん研究所、ウォルター・リード陸軍研究所、ドレクセル大学、ラバル大学が含まれている。詳細については、www.inovio.com  を参照。

▽問い合わせ先

投資家関係

Ben Matone

484-362-0076

ben.matone@inovio.com

メディア関係

Jeff Richardson

267-440-4211

jrichardson@inovio.com

ソース:Inovio Pharmaceuticals, Inc.

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ソース: Inovio Pharmaceuticals, Inc.
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