【上海2019年3月15日PR Newswire=共同通信JBN】世界最大の家電メーカーであるハイアール(Haier)は、中国・上海で開幕した2019 Appliances & Electronics World Expo(AWE 2019)で、世界初のスマートランドリールームを発表した。このワンストップソリューションは、ハイアールの最新のスマート製品・テクノロジーで、洗濯、空気乾燥、折りたたみを一体化したものである。
ハイアールは、スマートな洗濯機、洗濯棚、折りたたみ機をつなぐネットワーク型ランドリーソリューション「インターネット・オブ・クロージング」(IoC)を開発した。まず、洗濯機が衣服の材質、水質、洗剤のタイプを分析した後、洗濯サイクルを完了。すると、スマート洗濯棚に設置されたスマート折りたたみ機が、衣服が完全に乾いているかどうかを検知。その後、ハイアールのU +アプリを通してユーザーが自動折りたたみ機能を始動させるよう注意喚起する。それから、衣服のタイプを分析し、適切な方法で折りたたんでくれる。進行状況は、いつでもアプリで確認できる。
ハイアールの副社長兼洗濯機ゼネラルマネジャーであるリ・ヤン氏は「われわれは、当社のランドリー・テクノロジー向上に加え、顧客がこれまでにない方法で仕事を計画するのを支援できるスマートランドリールームシナリオをつくりたかった。ネットワーク内の機器が相互にやり取りし、洗濯や乾燥の進行を効率的にモニター、便利で煩わしさのないランドリー体験を提供してくれるようになった」と語った。
ハイアールは、世界で初めてIoCのエコシステムとプラットフォームを構築、4800以上のアパレルリソースと協力して、洗濯機、スマートワードローブ、ドレッシングミラー、アイロンなどを統合し、洗濯、ファブリックケア、保管、マッチング、ショッピングをカバーするスマートソリューションを顧客に提供している。
AWE 2019で、ハイアールはスマートクローゼットとスマートランドリールームの形で同社の包括的ソリューションを実演した。カスタマイズされたシナリオには、以下の見どころが含まれていた。
*アパレル小売店向けの3Dバーチャル試着サービス
*天気、シナリオ、好みに応じたスマートスタイリング
*高度な管理システムを介した、スマートワードローブ内での衣服の場所の正確な特定
*自動材質分析によるプロのアイロン掛け
*最先端のAI画像認識テクノロジーで洗濯と手入れをするスマートな靴洗濯機
インターネット・オブ・シングス(IoT)の急速な進展で、ハイアールのグローバルスマートハウス戦略は、ライフスタイルを中心としたブランドエコロジーの構築を目指しており、IoCの下でのスマートランドリールームシナリオは、スマートランドリーエコシステムを確立しつつある同社の進歩を示す重要な要素である。
リ氏は「オープンプラットフォームとして、ハイアールのIoCはシナリオをさらに拡大し、より多くのスマートソリューションを顧客に提供できるよう、あらゆる種類のリソースとの連携を目指している」と語った。
▽ハイアール(Haier)について
ハイアールは世界ナンバーワンの家電ブランドで、世界の市場シェアは10.5%である。同社のブランドには、ハイアール、Casarte、中国のLeader、米国のGE Appliances、ニュージーランドのFisher & Paykel、日本のアクア、イタリアのCandyがある。詳細については、http://www.haier.net/en を参照。