【西安(中国)2019年3月13日PR Newswire=共同通信JBN】
*中国の歴史的な中心部に古代のガーデンビュー再現
中国で最も古い都市の1つで、1300年前の隋・唐王朝時代は帝都でもあった西安が「花の都市(Flower City)」プロジェクトを始動し、花を植えた街路、庭園、遊歩道を建設する。住民とツーリスト向けに古代の花開く美しい観光体験を再現する花あふれるギャラリーやフィールドもできる。
計1万5220キロの緑道が計画されるプロジェクトは、600万平方メートルを超える庭園と花を植えた街路50本、500キロ以上の緑道を加える。主要建造プロジェクトは2019年のテーマパーク6カ所、ヘリテージパーク2カ所、街路庭園数十カ所の建設を含む。
西安都市管理・法執行局のリー・ピンウェイ局長によると、このプロジェクトは花や植物エリアの大幅拡充による緑の都市形成だけでなく、古代の花の魅力鑑賞の再現も目指している。そこではツーリストと市民が1年中、市内の開花シーズンを楽しむことができる。リー局長は「これは西安の2019年主要プロジェクトであり、われわれはインフラと装飾プロジェクトで提供できると見込んでいる。西安は有名なシルクロードの出発点であり、何世紀も前は世界有数の大都市だった。大勢の国際貿易業者や商人が緑と富に満ちたこの前途有望な土地に集まった。われわれは世界中のゲストのために当時のエコシステムを再現したい。そうすれば、彼らは歴史と近代的要素の結合をここで見つけられるだろう」と語った。
古代都市エリアを中心にニュータウンに拡張するプロジェクトは、ホテル周辺のハイウエーや道路から公園、地域社会まで機能エリアとレジャーエリアの双方を対象に、多重エコシステムの開放的で多様な都市を形成する。西安はこのプロジェクトによって、カラフルな都市に転換する。そこでは大通りや公園、遊歩道が植物の色、匂い、大きさ、季節によってデザインされ、地域に基づいて区別されて、独特の景観を構成する。
さらに、花き産業の西安導入などパブリックエンゲージメント(公共参加)に伴い、グリーン産業が関わってくる。プロジェクト完成の暁に、住民は15分で緑道に達する。ツーリストと市民は花鑑賞マップをもらい、それに基づいて訪問先を計画できるようになる。
▽西安について
中国陝西省の西部に位置する省都・西安は3000年を超える歴史を持ち、兵馬俑や古代都市の城壁といった世界に名高い名所を持つ国際的な観光地である。「China's outdoor museum(中国の野外博物館)」とも呼ばれる西安は、中国漢王朝の時代に開通した東と西を商業で結ぶ古代交易ルートのネットワーク、シルクロードの出発点であった。