omniture

Inovioが2人目の患者のHPV関連頭頸部がんからの完全寛解を報告

Inovio Pharmaceuticals, Inc.
2019-01-25 20:25 1486

【プリマスミーティング(米ペンシルベニア州)2019年1月24日PR Newswire=共同通信JBN】

*合成DNAワクチンとPD-1チェックポイント阻害剤による治療で

Inovio Pharmaceuticals, Inc.(NASDAQ: INO)は24日、第1相試験でINO-3112(現在はMEDI0457と呼ばれる)で治療を受けたHPV(ヒトパピローマウイルス)関連頭頸部がんの2人目の患者が、PD-1チェックポイント阻害剤による後続治療の後、持続的な完全奏効(完全寛解)を達成した、と発表した。これは、合成DNAワクチンとそれに続くPD-1チェックポイント阻害剤による治療の後、完全寛解(完全奏効)が観察された2番目の転移性がん患者(https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=2355306-1&h=2399539705&u=http%3A%2F%2Fir.inovio.com%2Fnews-and-media%2Fnews%2Fpress-release-details%2F2018%2FMajor-Cancer-Journal-Highlights-Data-From-An-Inovio-Sponsored-Trial-In-Which-A-Patient-Achieved-Full-Remission-After-Dosing-With-DNA-Immunotherapy-and-Checkpoint-Inhibitor%2Fdefault.aspx&a=second+patient )である。

 

Inovio Pharmaceuticals
Inovio Pharmaceuticals

Inovioの社長兼最高経営責任者(CEO)であるJ・ジョセフ・キム博士は「転移性がん患者の免疫療法で持続的な完全寛解を達成することは、新規のがん治療で望まれていることである。このHPV関連がん患者集団において、2つの異なるPD-1阻害剤を併用した当社の合成DNAワクチンによる治療が4人のがん発症者のうち2人で完全奏効を示したという事実は、転移性頭頸部がんの単剤療法の完全奏効率が約4%であることを鑑みると、PD-1阻害剤による最高の完全奏効率として非常に有望である。第2相臨床試験からの追加データは合成DNAワクチンの力に関する多くの知見を提供する一方で、この新しく報告されたデータは、さまざまなチェックポイント阻害剤を提供している製薬会社のパートナーとともに、多くのがんに対してT細胞活性剤とチェックポイント阻害剤を組み合わせて使用するというInovioの全体的ながん併用戦略の追加的検証を提供する。Inovioは、HPV関連がんをめぐるパートナーシップに加え、F. Hoffman-La Roche Ltd./GenentechおよびRegeneronと共同で、InovioのINO-5401と、転移性膀胱がんおよびGBMのそれぞれの奏効率を高めるように設計されたチェックポイント阻害剤を組み合わせた有効性試験も行っている。有効性に関する暫定データは年内に出る見込みだ」と語った。

完全寛解を達成した患者はいずれも、HPV関連頭頸部扁平上皮がんを有する22人の患者を対象とした第1相単剤療法試験の1部として合成DNAワクチンを4回投与された。このうち91%(20/22)では血液中ないし細胞組織中におけるT細胞活動が示された。これは、合成DNAワクチンが末梢血中で強力なHPV16/18型CD8+T細胞反応を引き起こし、切除された腫瘍組織試料においてCD8+T細胞浸潤を増大させることを実証している。

進行性疾患を発症し、その後、PD-1チェックポイント阻害剤の投与を受けた4人の患者のうち、2人は急速に完全奏効を示した。データが昨日提出された最新の患者は、ペムブロリズマブ(キイトルーダ(R))の投与を受けた。一方、以前に報告された完全奏効の患者はニボルマブ(オプジーボ(R))で治療された。患者は転移性頭頸部がんから「疾患徴候なし」まで移行し、治療2年後の現在も生存している。ニボルマブを投与された最初の頭頸部がん患者の詳細な結果はClinical Cancer Research10月号に掲載された。

これらの結果は1月23日、カナダ・バンクーバーで開催中のKeystone Symposia Conference/Cancer Vaccinesで、ウィスター研究所執行副所長兼同ワクチン・センター所長でがん研究のW・W・スミス慈善信託寄附講座教授でもあるデービッド・B・ウェイナー医学博士によって発表された。

キイトルーダ(R)はメルク・アンド・カンパニー(MRK)の登録商標で、オプジーボ(R)はブリストル・マイヤーズスクイブ株式会社(BMY)の登録商標である。

▽HPV関連頭頸部がんについて

ヒトパピローマウイルス(HPV)は米国で最も一般的な性感染症で、現在約7900万人の米国人が感染している。HPVは、口腔がん、中咽頭がん、鼻/鼻腔がん、喉頭がんを含む頭頸部がんの発症において主要な役割を果たすことが知られている。2019年には、米国で推定5万3000人が口腔がんないし口腔咽頭がんにかかる見通し。頭頸部がんの新しい症例は、男性の場合には女性の3倍近く発生する。頭頸部がん、中でも男性のHPV関連口腔咽頭がんの発生率は上昇しており、今後も拡大すると予想される。

▽Inovio Pharmaceuticals, Inc.について

Inovioは、がんと感染症の治療を変革するDNA免疫療法の発見、開発、商品化に重点的に取り組む後期バイオテクノロジー企業である。Inovio独自のプラットフォーム技術は、次世代の抗原シークエンシングとDNAデリバリーを応用し、標的疾患に対する強力な免疫反応を活性化する。この技術は生体内でのみ機能し、標的のがんや病原体に対する強力で完全に機能するT細胞と抗体反応を、絶え間なく活性化することが実証されている。Inovioは、殺能力が関連する臨床転帰と相関するT細胞の生成を報告している唯一の免疫療法企業である。Inovioの最先端臨床プログラムであるVGX-3100は、HPV関連子宮頸がんの治療薬として第3相試験に入っている。また、頭頸部がん、膀胱がん、膠芽細胞腫を標的とした免疫腫瘍プログラム開発が第2相試験中で、B型肝炎、ジカ、エボラ、MERS(中東呼吸器症候群)、HIV用のプラットフォーム開発プログラムもある。パートナーおよび共同研究者には、MedImmune、Regeneron、Roche/Genentech、ApolloBio Corporation、ビル&メリンダ・ゲイツ財団、ウィスター研究所、ペンシルベニア大学、パーカーがん免疫療法研究所、CEPI、国防高等研究計画局(DARPA)、GeneOne Life Science、Plumbline Life Sciences、ドレクセル大学、国立衛生研究所(NIH)、HIV Vaccines Trial Network、国立がん研究所、米軍のHIV研究プログラム、ラバル大学が含まれている。詳しい情報はhttp://www.inovio.com を参照。

▽問い合わせ先

投資家:

Ben Matone

Inovio

+1 484-362-0076

ben.matone@inovio.com

メディア:

Jeff Richardson

Inovio

+1 267-440-4211

jrichardson@inovio.com

ソース:Inovio Pharmaceuticals, Inc.

Logo - https://mma.prnewswire.com/media/13217/inovio_pharmaceuticals_inc_logo4109_21100jpg.jpg

ソース: Inovio Pharmaceuticals, Inc.
Related Stocks:
NASDAQ:INO
Related Links: