【常州(中国)2018年10月15日PR Newswire=共同通信JBN】Novelis (China)はこのほど、常州国家ハイテク産業開発区(Changzhou National Hi-Tech District)で新施設の起工式を行った。登録資本金に7200万米ドルを加え、2億1800万米ドルを追加投資することで、同施設の自動車用高級アルミパネルの生産能力は10万トン増えることになる。施設の建設が完了すれば、Novelisの常州国家ハイテク産業開発区への総投資額は4億米ドルを超えることになる。
丁純・常州市長が式典に出席し、スピーチを行った。常州市党委員会常務委員で常州国家ハイテク産業開発区党務委員会書記のジョウ・ビン氏や開発区当局者のチェン・チョンチュン、ワン・ユーウェイ、シェン・シャオドン、スー・ヤウェイの各氏も式典に出席した。彼らは前夜には、Novelisの親会社でインドに本社を置くHindalco Industriesのサティシュ・パイ社長率いる代表団と面会した。
このインド企業の中国における初のアルミパネル製造施設であるNovelis (China) は2012年6月、常州国家ハイテク産業開発区に建設された。同施設は、中国初の自動車用高級アルミパネル生産拠点でもある。
中国における車体、構造部品エンジニアリングのリーダーであるNovelis (China) は、主に自動車のボンネット、リアバッフル、フェンダー、ドア、屋根、車台、構造部品に使用されるパネルを製造している。現在、Novelisの自動車用パネルの顧客には、アウディ、BMW、フォード、GM、現代、ジャガー、メルセデス・ベンツ、プジョー・シトロエン、および中国ブランドのBAIC、BYD、Great Wall、SAICなど数多くの国際ブランドが名を連ねている。2017年のNovelis常州工場の生産は、12億7300万元(約1億8400万米ドル)相当だった。
NIO、アウディ、キャデラック、ジャガーからの電気自動車用の受注が増加する中、Novelis常州工場は年末までにフル稼働生産に達する予定である。その日は急速に近づいており、同社は新たな圧延アルミ生産ラインを建設し、これに一級の生産機器を設置し、常州のアルミパネルの年間生産量を倍増させることを決めた。Novelis (China)は2018年5月31日、常州国家ハイテク産業開発区と新規プロジェクト投資契約を締結し、登録資本金に7200万米ドルを追加した。
常州国家ハイテク産業開発区(CND)は、長江デルタの中心部に位置している。CNDには1600以上の外資系企業がある。CNDは近年、開発ペースを加速させ、産業基盤の建設に力を入れており、2本柱である機械製造(精密機械)と新素材ビジネスの拡大・強化を図っている。新興産業は、新世代の情報技術、生物医学、新エネルギー車両、太陽光発電、航空事業で構成されている。