【南京2017年11月6日PR Newswire=共同通信JBN】
*オンラインとオフラインのプレゼンス統合強化が要因
中国の巨大小売企業Suning Holdings Group(以下「Suning」ないし「グループ」)が保有し、フォーチュン・グローバル500社に入っているSuning Commerce Group(以下「Suning Commerce」)は、このほど発表した今年1-9月期決算で、純利益が前年同期比321.23%増と飛躍的に伸びたと報告した。決算報告は、他の目立った成果とともに、同グループの革新的なオンライン・オフライン(「O2O」)小売戦略が大きな成功を収めてきたことを示している。
決算報告によると、Suningの電子商取引事業をリードするSuning.comは、前年同期比26.98%増の1318億8000万人民元(199億5000万米ドル)の営業収入を計上した。株主帰属営業純利益は前年同期比321.23%増の6億7200万人民元(1億米ドル)となった。第3四半期の営業収入は、前年同期比36.96%増加した。
1-9月期のSuningのe-リテール事業の業績は、2009年に「O2O」の準備をして以降で最高となった。Suning Commerceのオンラインプレゼンスも、収入が前年同期比65.54%増の662億3000万人民元(約100億米ドル、税込み)で、総営業収入の半分を若干上回る貢献をした。
Suning Commerce GroupとSuning Holdings Groupのジャン・ジンドン会長は「われわれは1-9月期の業績を喜ばしく思っている。中国の小売業は転換点に到達した。「O2O」は業界の次の段階のトレンドになるとみられており、Suningはオンラインとオフラインの両方で専門知識とテクノロジー蓄積を備えた「スマートリテール」を主導的に展開してこの新しいトレンドを完全に受け入れることにコミットしている」と語った。
1990年に設立されたSuningは、国内外に3700を超える実店舗をオープンし、さまざまなコミュニティーにカスタマイズされたサービスを提供している。自らの遺伝子にリテールを持つSuningは2010年にeコマース・プラットフォームSuning.comを立ち上げた。現在、オンライン小売業における専門知識と経験は過去8年間にわたって磨きをかけられてきた。 Suningは2012年に「ウォルマート・プラス・Amazon」に似た革新的なビジネスモデルを提案し、オンラインとオフラインのビジネスを戦略的に均衡させ、シナジーを向上させた。Suning Commerce Groupのスン・ウェイミン副会長は、従来型店舗による小売りはSuningの明白な強みであるが、同社は高度なテクノロジーを使った活気のあるオンラインプレゼンスを構築した、と指摘した。「O2O」小売りモデルは、消費者にワンストップ・シームレスな(一カ所で完結する)ショッピング体験をもたらし、Suningとその株主に認識される価値を創造する。
オンラインビジネスからの収入と顧客ロイヤルティーは開始以来大幅に増加してきた。「Suningのオンラインとオフラインのビジネスは効果的に相互補完している。われわれはSuningのサプライチェーン、ロジスティクス、データ、金融サービスの利点を活用し、最高のショッピング体験をつくり出している」とスン氏は述べた。
Suningは2018年までに、オンラインプレゼンスにコネクトする5000の実店舗を追加する方針で、中国最大のショッピング・イベント「11/11 O2Oショッピングフェスティバル」開催中にはセルフサービスの3店舗が開店する。
Suningの決算報告(中国語のみ)は次を参照:http://www.suning.cn/static///snsite/contentresource/2017-10-31/e169e9b3-5892-4eb1-b037-83924a895ff1.pdf
▽Suning Holdings Groupについて
1990年に創業したSuningは中国の大手商業企業。従業員は18万人で、中国と日本の上場企業2社を抱える。Suningは数十年にわたる成長と変革を通じて、6つの業界でビジネスプレゼンスを確立した。Suningは2017年、中国の非国有企業のトップ500社リストで2位になり、Suning Commerceは同社の歴史で初めて、Suning Holdings Groupの下で2017年のフォーチュン・グローバル500社入りした。
Photo - https://photos.prnasia.com/prnh/20171102/1982274-1
ソース:Suning Holdings Group