【南京（中国）2017年8月22日PR Newswire＝共同通信JBN】
＊中国消費者の国際ブランド高級品需要を示す
中国の巨大小売企業Suning Holdings Group（Suningないしグループ）が保有し、新たにフォーチュン・グローバル500社に入ったSuning Commerce Groupはこの8月に、中国で最も華々しいショッピングの祭典をオンラインとオフラインの双方で催した。（売上高は前年と比較してオンラインで263%、オフラインでは107%それぞれ増加。即日配達達成率は96.5%。）中国の消費者が世界中の本格高級商品を求める中、イベントではSuningが国際ブランドの販売で重要な役割を果たしていることも明らかになった。
「8.18ショッピング・フェスティバル」として知られるオンライン・オフライン販売イベントは2014年にSuningが開始し、その後は毎年の小売り行事として定着した。8月1日から18日まで約半月続くショッピングの祭典は、4000店近い国内直営実店舗と、5億人の利用者を抱える中国上位3社に入るeコマースSuning.comを含むグループの国内外販売ルートで、割引や販売促進を実施している。
Suning Holdings Groupのジャン・ジンドン会長は、Suningがショッピングの祭典を通して、高品質商品を最高のサービスで消費者の身近なものにしていると指摘する。世界の素晴らしい商品を中国市場に紹介するというグループの目標を示しているという。
中国市場への参入と中国消費者への接近強化を求める国際的な小売業者にとっては、ショッピングの祭典の期間中にSuningのeコマースプラットフォームを通して集めたデータを分析することで、3つの顕著な新しい消費トレンドが浮かび上がる。特に世界中の小売業者やサプライヤーから幅広い商品を直接購入する国際サイトでそのことが言える。
第1はオーストラリアやニュージーランド、欧州諸国からの特産食品や粉ミルクなど、健康・子ども向け商品が重視されること。これは中国の消費者が以前にも増して健康な食生活に注意を払い、本格高級商品に多額の出費を惜しまないことを表している。今年のすべての熱心な買い物客の中では、女性の買い物客が米国や日本、韓国、欧州諸国の化粧品に最も大きな関心を示していた。
この2つの発見を合わせると、中国消費者の消費水準と消費力の向上が見えてくる。消費者は生活の質を引き上げる物に注目することで中間階層のライフスタイルを取り込み始めている。
ダイソンやフィリップス、ブラウン、パナソニックなど有名な高級パーソナルケア家電の注文が多かった。Suningが戦略提携したトレジャリー・ワイン・エステーツの高級ワインにも、買い物客が飛び付いた。Suningは今年初めて戦略的提携相手のYiguo.comと、米国産サクランボやオーストラリア産牛肉、南米産海産物など生鮮品のスピード配達を手掛け、配達地域を中国国内で昨年の17都市から180都市に急増させた。
Suningの8.18ショッピングの祭典は中国でのeコマースブームを反映しただけでなく、国際的業者と中国の消費者の双方にサービスするSuningの対応力も示した。ジャン会長によると、サービスはどんな時も中核事業。洗練された直接仕入れと在庫・配送システムを活用した「スマート・リテール」モデルは、オンラインとオフラインの各サービスだけでなく、小売り、不動産、金融サービス、メディア・エンターテインメント、スポーツ、投資の6事業におけるグループのリソースを統合している。Suningは中国消費者の上昇志向のニーズにより良く応えることを目指している。
▽Suning Holdings Groupについて
1990年に創業したSuningは中国の大手商業企業。従業員は18万人で、中国と日本に上場企業2社を抱える。2016年の売上高は512億7000万ドル（3502億8800万人民元）。Suning Holdings Groupは中国の非国有企業で2位。「すべての人のためにより上質の生活を創造する産業振興をリードする」ことを使命とし、小売り、不動産、金融サービス、メディア・エンターテインメント、スポーツ、投資の6事業を通じて急速な成長の持続に努めている。
ソース：Suning holdings group
