【コロンブ(フランス)2017年7月13日PR Newswire=共同通信JBN】アルケマ(Arkema)は、特に自動車、3Dプリンティングやスポーツ用品、家電などの消費財市場の顧客の強い成長を持続させるため、植物由来ポリアミド11系生産に今後5年間で約3億ユーロの投資計画を発表する。この大型投資により、グループのポリアミド11の世界生産能力は50%増加する。プロジェクトは先進素材の開発を加速するアルケマの戦略に沿っており、主要な持続的発展傾向を取り巻くイノベーションの独自のポートフォリオに支えられた将来の成長の大黒柱の1つである。
アルケマはアジアでの生産力を大きく増強するため、植物由来のポリアミド11系への大型投資計画を発表する。
グループはひまし油からの植物由来ポリアミドRilsan(R)PA11の生産に特化した世界規模のプラントをアジアに建設するため、今後5年間で約3億ユーロを投資する計画である。アミノ11モノマーと同ポリマーRilsan(R)PA11を生産する新プラントは2012年後半に操業する予定。これによってアルケマはRilsan(R) PA11(パウダーとペレット)の生産力を50%増強できる。投資はまた、Pebax(R)、とりわけアミノ11を主成分とするPebax(R) RNew(ぺパックス・アールニュー)の世界生産力の50%拡大も含む。Pebax(R) RNewはエネルギーリターンや柔軟性などのユニークな特性を持つ植物由来ポリアミドエラストマーで、スポーツ用品、家電市場に特に適している。
この新たなプラントによって、アルケマは同社2番目のアミノ11モノマー生産施設となり、フランスのマルセイユにある同社の歴史的な製造設備を補完する。
Rilsan(R) PA11は、最も要求の過酷な用途、とりわけ金属の代替として利用される家電、3Dプリンティング、自動車市場に適した唯一の100%植物由来高機能ポリアミドである。
この投資は、素材の軽量化とデザインの重要課題に植物由来のソリューションを提供することで、アジアの顧客の強い要望に応えるというグループの長期的コミットメントを示す。今後数年間、アジアのこれら市場では年率約7%の成長が予測されている。
アジアですでに売り上げの40%に達する特殊ポリアミド事業はこのプロジェクトにより、同地域での産業・商業・R&D上のプレゼンスを強める。グループはそれにより、顧客の個別の要求に緊密に協力し、それぞれの市場の地元の特性に合った適切なイノベーティブなソリューションを提供することで顧客を支援するとのコミットメントを確認する。
アルケマのティエリ・ルエナフ会長兼最高経営責任者(CEO)は「このプロジェクトは今後数年間にわたる当社の特殊ポリアミド発展の里程標である。われわれはこのメッセージを自信と誇りを持って顧客に送る。これまで以上に今日、当社は超ハイテクの植物由来品目を提供することで顧客を支援する。当社の目標は、イノベーション主導の専門家チームの奉仕によって世界中の顧客の発展を支援することである」と語った。
このプロジェクトは先進素材の開発を大きく加速するグループの野心的な戦略に基づく。先進素材はアジアでのプレゼンスをさらに強化しつつ、最終的に売上高の25%を占めることになる。
▽アルケマ(Arkema)について
アルケマは素材やイノベーティブなソリューションの設計者として、顧客の業績に役立つ素材を生み出し、新たな利用法を考案している。当社のバランスのとれた事業ポートフォリオは、高機能素材、工業用特殊製品、コーティング・ソリューションにわたる。当社の世界的に知られた各ブランドは、当社が参加する各市場でトップ級に位置付けられている。2016年の年間売上高は75億ユーロ。世界で約2万人を雇用し、50カ国近くで活動している。当社はすべての利害関係者との積極的な協力にコミットしている。北米、フランス、アジアにある当社の研究施設は、バイオ製品、新エネルギー、水処理、電子ソリューション、軽量素材とその設計、住宅の省エネと断熱の発展に注力している。www.arkema.com
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▽メディア問い合わせ先
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