【新竹(台湾)2017年3月30日】
ターンキーASIC設計サービスとIPの大手プロバイダーであるファラデーテクノロジー社(Faraday Technology Corporation)(TWSE: 3035)は30日、UMC 40eHVおよび40LPプロセスのメモリ・コンパイラIP製品の機能強化を発表しました。新しく発表されたコンパイラは、UMCの最先端40nmメモリセルとファラデーの周辺回路の最適化設計により、世界最小フットプリントのメモリ・インスタンスを生成することが可能です。とりわけ、40eHV SRAMコンパイラは、コスト競争力が求められるモバイル・ディスプレー・ドライバーICのアプリケーションをターゲットとしています。
ファラデー社は、UMCが40eHVおよび40LPの0.213平方umメモリーセルを発表した際に、最初のSRAMコンパイラIPの提供で先陣を切りました。このコンパイラは、それまで最小だった0.242平方umメモリビットセルと比較すると、さまざまなインスタンスおよびコンフィギュレーションでの面積を15%-30%縮小することが出来ました。さらにファラデー社の最適化されたアーキテクチャーによって、面積および消費電力を、性能を犠牲にすることなくさらに削減することができました。ベンチマークによると、ファラデー社は同じ0.213平方umビットセルにおいて、その他のマニュアルレイアウトのメモリ・インスタンスと比較しても面積を20%削減することに寄与しました。この成果は、フルHDやWQHDディスプレードライバーICなどSRAMサイズ優先アプリケーションにとって非常に重要です。
ファラデー社のスティーブ・ワン社長は「40nmは、長期ライフサイクルのプロセスと考えられます。UMCの40nmソリューションは、IP、コスト、歩留り、製造能力において、高い競争力を示しています。このためファラデー社は、このプロセスのIPポートフォリオを増強し続けていきます。われわれの強化された0.213平方umメモリ・コンパイラは顧客に対し、直ちに大きな恩恵をもたらすと確信しています」と語りました。
ファラデー社の御紹介
ファラデーテクノロジー(TWSE: 3035)は先進のファブレスASICおよびシリコンIPのプロバイダーです。当社の幅広いIPポートフォリオにはI/O、セル・ライブラリ、メモリ・コンパイラ、ARM互換CPU、DDR2/3/4、LPDDR1/2/3(ローパワー)、MIPI、V-by-One、USB 2.0/3.1 Gen 1、10/100/1000イーサネット、シリアルATA、PCI Express及びプログラマブルSerDesなどが含まれます。台湾に本社を置くファラデーは、米国、日本、ヨーロッパと中国を含む世界にサービスおよび技術サポートの事務所を持っています。詳細は下記にWEBサイトにアクセスをお願いします。www.faraday-tech.com.