【ジュネーブ2017年1月25日PR Newswire=共同通信JBN】
▽強い成長
収入は急増(24.7%増)し、9億3460万スイスフラン。2015年末は7億4970万ドルだった。この増収は主に、特にアジアの営業拡大に伴う金利収入・手数料・委託料の増加と、欧州中東アフリカ地域(EMEA)での堅調な成長によるものだった。営業経費はCoutts Internationalの合併の終了に絡んで6億3470万スイスフラン(22.2%増)となった。
UBPの営業利益は2015年の1億5200万スイスフランから2016年は1億9190万スイスフランに増加した。この大幅増益は同行の業界全体の変化に適応する能力とともに、経費基盤の慎重な管理を物語っている。そのことは、収入に対する経費の割合が67.9%だったことに表れている。2015年末は69.3%。純利益は1億7640万スイスフランとなった。
2016年12月31日時点の運用資産総額は1183億スイスフラン。前年度(2015年末は1100億スイスフラン)と比べると7.6%(83億スイスフラン)の増加。これは主にアジア(個人・機関顧客双方の主要成長センター)での資産の増加と、機関顧客からの純資金流入(10億スイスフラン)のためだった。こうした増加は、欧州や中南米といった地域での課税調整による資金流出と、Coutts International顧客の取り込みに伴う調整をほぼ相殺した。
UBPのギ・ド・ビチョット最高経営責任者(CEO)は「4年間掲げてきた外的成長戦略と、アセット・マネジメント部門への大型投資が、成果を上げている。われわれが成長を期待するこうした市場で、わが行は優位にある。適応し、地域で必要なニーズに沿ったソリューションを顧客に提供する能力が、成功の鍵になっている」と述べた。
▽健全なバランスシート管理
グループの好調な決算が株主資本基盤の拡大と、アジアでのCoutts International買収による影響の相殺を可能にした。その結果、UBPの中核的自己資本(Tier 1)比率は24.3%と引き続き安定し、バーゼルIIIとスイス金融市場監査機構(FINMA)が求める最低水準を大きく上回っている。
同行のバランスシートの健全な管理は、262.1%という短期流動性比率にも表れている。この比率はバーゼルIIIが求める最低水準の2.6倍以上になる。2016年末時点のバランスシート総額は308億スイスフラン。
UBPは引き続き業界で最も資本が充実した銀行の一つであり、個人顧客と機関顧客の双方で資産管理事業を展開する十分な資金力を持っている。
▽Union Bancaire Privee(UBP)について
UBPはスイスの大手プライベートバンクで、最上級の資本基盤を維持している。2016年12月31日時点のTier 1比率は24.3%。UBPは個人および機関顧客向けの資産管理を専門とする。ジュネーブに本拠を置くUBPは、世界に24カ所の拠点を持ち、約1665人の従業員を擁する。2016年12月31日時点の運用資産総額は1183億スイスフラン。
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ソース:Union Bancaire Privee, UBP