【寧波(中国)2016年6月20日PR Newswire=共同通信JBN】中国の寧波で開かれていた第2回中国・中東欧諸国投資貿易博覧会(China-CEEC Investment and Trade Expo、CCEEC)が6月12日に閉幕した。中東欧(CEE)諸国と寧波市政府との間で確定した28の取引は3億5000万米ドルに達した。
博覧会は今年初めて、さまざまな業界間のビジネスマッチング・フェアおよび会議を組み入れた。投資・協力会議は、農業、エネルギー資源、インフラストラクチャー、情報技術、サービスなどにおける240のプロジェクトを提起した。CCEEC組織委員会によれば、業界団体のマッチング・フェア開催中に22の協力協定が結ばれた。
さらに、CEE諸国の16カ国、268社の企業から690人の展示者がイベント開催中の製品エキスポに参加し、中国全土から集まった1000人を超すプロのバイヤーの関心を引き付けた。CCEEC組織委員会によれば、確定済みと交渉中の取引は総額2600万ドル相当に上る。公式データによれば、中国とCEE諸国の間で、18の教育協力プロジェクトも確定した。中国はまた、CEEの3カ国に技術およびイノベーションセンターを建設する協定を結んだ。寧波とCEEの都市の間の共同研究センターが博覧会開催中に公式にオープンした。
貿易・経済協力促進に関する中国とCEE諸国の閣僚会議がCCEECエキスポ開催中に開かれ、重要な寧波宣言が発表された。同宣言は中国とCEE諸国間の合意内容を説明し、将来の貿易協力を開発、促進するためのガイドラインを提示している。
宣言によると、中国、特に寧波は農産物、食品、技術、製造、並びにクロスボーダー・eコマースのような新興分野において、中国とCEE諸国間の貿易量を増やす努力を強化する。
中国の高虎城商務相は閣僚会議後、CCEEC博覧会は期待通りの成果を収め、中国とCEE諸国間の経済・貿易協力関係に新しい展望を開いた、と語った。
寧波のタン・イジュン市長代行は、寧波とCEEの都市や地域との間の協力プロジェクトの数が近年増大し、その関係がますます深まり、実質的なものになっていると語った。寧波は将来、より多くの展覧会を開催し、産業プロジェクト、市場開発、貿易、文化交流の面でCEE諸国の都市や地域とさらに協力する機会があると見ている。
▽中国・中東欧諸国投資貿易博覧会(China-CEEC Investment and Trade Expo)について
中国・中東欧諸国投資貿易博覧会は、中国と中東欧(CEE)諸国間の初の貿易・投資見本市である。第1回博覧会は2015年6月8-12日に開催された。同博覧会は中国商務省と浙江省政府が主催し、商務省、寧波市政府と浙江省商務局の関連部門が運営している。