【新竹(台湾)2016年2月22日PR Newswire】
*チップセットとネットワークの進歩がIoT市場向けの低電力コネクテッド機器をサポート
ノキア(Nokia)とメディアテック(MediaTek)は、大量のデバイスやセンサーが常時データを通信する社会に備えて、電力消費を改善しネットワークの有効範囲を拡大するテクノロジーをバルセロナで披露します。Extended Coverage Enhanced General Packet Radio Service(EC-EGPRS、範囲拡張・強化汎用パケット無線サービス)は、Power Efficient Operation(PEO)やextended discontinuous reception(eDRX)などの革新的機能を完備しており、何年ものバッテリー動作と従来のGSM/GPRSネットワークよりも広い範囲での接続を容易にします。
メディアテックのブース(ホール 6、E21)で行われるデモンストレーションは、EC-EGPRS機能を備えたNokia Flexi Multiradio 10ベースステーションと、メディアテックのモデム技術とプロトコル・ソフトウエアに基づくモバイルステーションを利用します。
「あらゆるところで情報を通信、共有、収集するコネクテッドデバイスは、革新的なチップセットと先進ネットワークを必要とします。メディアテックはこれからもインターネット・オブ・シングス(IoT)の中心で、ノキアと協力して低電力、低スループット、低コストなデバイスのための技術をサポートします。それによりIoT市場の成長と革新を促進させていきます。」
MediaTek コーポレートバイスプレジデント・IoT事業部 GM JC Hsu
これからのIoTアプリケーションでは生成するデータは少なく、遠隔地にあり、何年もの間バッテリーだけで動作する必要があります。この共同作業では先進的な省電力モードと高効率ネットワークの開発に注力することによって将来のIoTセンサーデバイスの要求に応えます。
「このプロトタイプとデモシステムの実装作業でのメディアテックとの協力にとても満足しています。私たちは現在のネットワークと端末でEC-EGPRS技術を実用化するという適切なパスをお見せします。つまりお客様は既に投資したGSMネットワーク技術をより一層活用できるということです。」
ノキアSingle RANの Head Niko Lalu
EC-EGPRSテクノロジーは現在進行中の3GPP GERAN(3rd Generation Partnership Project GSM/EDGE Radio Access Network)内の標準化作業に沿っています。仕様は2016年前半に完成予定、EC-EGPRS機能搭載製品のサンプルは年末までにリリースされる予定です。
▽メディアテック(MediaTek)について
メディアテックはファブレス半導体メーカーのパイオニアとして、1997年以来モバイル端末、ワイヤレスネットワーク機器、デジタルTV、DVD/Blu-rayプレイヤー向け最先端のシステムオンチップ(SoC)市場をリードして参りました。高度に集積された革新的なチップデザインにより、サプライチェーンの最適化、開発期間の短縮、競合ひしめくマーケットでの競争優位性の拡大に貢献しております。MediaTek Labsを通して、お客様は製品の創造、アプリケーションの開発、来たるIoT時代に向けたサービスの開発を進めるための開発者間のネットワークを構築することが可能になります。このIoTの技術を提供することにより、人々は世界を広げ、容易に夢を実現出来る様になります。
私たちメディアテックは全ての人が驚くような素晴らしいことを実現できると信じています。私たちはそれを"Everyday Genius"と呼んでおり、活動の基礎にしています。
詳細はwww.mediatek.comを参照。 を参照ください。
▽ノキア(Nokia)について
ノキア(Nokia)は人とものを繋げる技術での世界的リーダーです。 Bell LabsおよびNokia Technologiesによる革新を原動力に、同社はコネクテッドライフの中心として、ますます増えてくる技術創造とライセンス供与の最前線にいます。ノキアは最先端のソフトウエア、ハードウエア、各種ネットワーク向けサービスによって、サービスプロバイダー、政府、大企業での5G、クラウド、インターネット・オブ・シングスの実現を支援するという独特な位置を占めています。
(日本語リリース:クライアント提供)