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嶋田プレシジョン、Stratasysの3Dプリンティングで事業を変革

Stratasys Japan
2015-04-21 10:58 1813

3D プリンタのObjet30 Pro(TM) を活用し、

受託製造から自社製品開発ソリューションの提供へ、事業範囲の拡大に成功

3Dプリンティングおよびアディティブマニュファクチャリングソリューションの世界的リーダー企業であるStratasys Ltd.http://www.stratasys.com/ 、Nasdaq: SSYS)の日本法人である株式会社ストラタシス・ジャパン(以下、ストラタシス・ジャパン、http://www.stratasys.co.jp/ )は本日、京都に拠点を置く光学プラスチック成形メーカーの嶋田プレシジョン株式会社(以下、嶋田プレシジョン、http://www.shimada-precision.co.jp/ )が3Dプリンティング活用してどのように事業変革を進めているのかを示した活用事例を発表しました。 嶋田プレシジョンは、ストラタシスの3Dプリンタを含む先進のソリューションを社内に持つことで、費用効果のある方法でプロトタイプを作製し顧客へ提供するだけでなく、その事業範囲をそれまでの受託製造から、製造自社製品開発まで拡大しました。

1965年設立の嶋田プレシジョンは、カスタマイズされた導光板の生産で知られ、この導光板はLCDバックライト、自動車用ランプ、ディスプレイ用ガイド、イルミネーションに広く使用されています。Objet30 Proを導入することにより、同社は透明な材料を使用し、機構だけでなく光学レンズにも機能プロトタイプを3Dプリンティングし、検証に欠かせない精密なモデルを造形することができます。 また、事業モデルを変え、「生産品目がひとつの企業または下請業者」から、製品開発ソリューションを提供する、開発能力を最大限に高めている企業へと移行しています。今や光学プラスチック射出業界のトップ企業となった嶋田プレシジョンは、コストを抑えて精密なプロトコルを顧客に提供しつつ、Stratasysの3Dプリンティングを活用することで開発できる新たな製品の開発を進めています。

嶋田プレシジョン技術グループ兼導光板グループの武田大輔氏は次のように述べています。「購入を決めたポイントは、マテリアルを選択できることやサポート材の取り除きやすさ、さらには優れたプリント解像度と精度です。8つのマテリアルの中でVeroClear(TM)(透明)は、他社の同様のマテリアルと比較して透明度に優れ、光の強さを損なわずに導光板を最大限に活用できます。国内メーカーの他の3Dプリンティングと比較すると、ウォータージェットによるサポート材除去は、水溶液でサポート材の溶解を待つ必要がなく、容易に取り除くことができます」。 さらに、武田氏は以下のように続けます。「当初は試作品のために導入した3Dプリンタではありますが、結果として設計技術の向上や、モノづくりに対するモチベーションをより高めるなど二次的な効果もありました。 さらに現在では、製品開発提案が通り、量産が始まった自社開発商品も生まれています。 弊社は受託製造だけではなく、今や自社による設計・開発も行える企業となったのです。」

一方、ストラタシス・ジャパンの代表取締役社長である片山浩晶は、次のように述べています。「ストラタシスの3D プリンタにより事業変革を成し得た顧客がいることを誇りに思っています。 ストラタシスでは、弊社のイノベーションを通じて、顧客のみなさまの事業の潜在性を引き出すために貢献できるよう、全力で取り組んでいます」。

嶋田プレシジョンについて、詳しくはhttp://www.shimada-precision.co.jp/ をご覧ください。

ソース: Stratasys Japan