【上海2014年12月10日PRN=共同通信JBN】太陽光発電(PV)の世界大手であるジンコソーラーホールディング株式会社(Jinko Solar Holdings Co.,Ltd.、NYSE:JKS)は10日、同社の「Eagle+」ソーラーモジュールが太陽光発電評価・試験機関テュフ ラインランド上海テストセンターで行った独自試験で、60セル多結晶シリコンモジュールについて出力新記録を実現したと発表した。標準試験条件(STC)の下で、ジンコソーラー製の高出力「Eagle+」モジュールのサンプルが出力306.9ワットを達成した。60セル多結晶シリコンモジュールの業界平均出力は現在、約255ワットである。
いくつかの最新技術と技術革新が高出力「Eagle+」モジュールに適用された。当該技術は、シリコン結晶構造欠陥を減らす新技術、ソーラーセル効率を高めるDuPont(TM)Solamet(R)太陽光セル金属被膜化技術に基づく最新セル構造、最新統合パッキング技術、DuPont(TM)Tedlar(R)ポリフッ化ビニール・フィルムを使ったバックシート利用などである。「Eagle+」モジュールは高出力であることにとどまらず、セ氏85度、1000時間当たり85%の相対湿度の気象条件下で、PID(Potential Induced Degradation、電位に誘発される劣化現象)が起こりにくい。セルの抗酸化設計と封止材もまた、スネイルトレイル(snail trails)模様が現れる可能性を減らすことに役立つ。
ジンコソーラーのカンピン・チェン最高経営責任者(CEO)は「太陽光発電産業のグローバルリーダーとして、われわれは高効率で信頼できるソーラーセルとモジュールの技術革新を進めることに注力している。当社のR&Dチームは常に新しい技術の革新を進めており、今や素晴らしい成果を届けている。これらのイノベーションは出力とモジュールの信頼性を大きく高め、安定した発電を25年間保証する。われわれは近く量産開始を目指している。高度に費用対効果のある太陽光利用製品は、太陽光発電コストの削減を支援することになり、われわれは世界の太陽光発電産業の発展を加速すると信じている」と語った。
▽ジンコソーラーについて
ジンコソーラーは太陽光発電産業のグローバルリーダーであり、中国・江西省、淅江省で生産活動を行い、販売およびマーケティング・オフィスは、中国の上海と北京、ドイツ・ミュンヘン、イタリア・ボローニャ、スイス・ツーク、米国・サンフランシスコ、オーストラリア・クイーンズランド、カナダ・オンタリオ、シンガポール、東京、大阪、南アフリカ・ケープタウン、チリ・サンティアゴに置いている。
ソース:Jinko Solar Holding Co., Ltd.