【新竹（台湾）2014年9月29日PRN＝共同通信JBN】
＊開発者、設計者、メーカー向けハードウエア、ソフトウエア開発を簡素化するLinkIt （TM）プラットフォーム公開
メディアテック（MediaTek）は22日、いかなる経歴、技術水準の開発者でもウエアラブルおよびインターネット・オブ・シングス（IoT）機器を製造できるようにするグローバルイニシアチブMediaTek Labs（http://labs.mediatek.com ）を開始した。この新しいプログラムは、開発者、メーカー、サービスプロバイダーにソフトウエア開発キット（SDK）、ハードウエア開発キット（HDK）、技術文書とともに技術的、ビジネス上の支援を提供するものである。
メディアテックのマーク・ナデル副社長（MediaTek Labs担当）は「MediaTek Labsの開始によって、われわれはホビイスト、学生からプロフェッショナルな開発者、設計者まですべての人が、その創造性とイノベーションを駆使できる可能性あふれた新しい世界を開いた。われわれはMediaTek Labsが実現したMediaTek Labsのイノベーションが、世界の数十億のモノと人々を結びつける消費者向けのガジェットやアプリの次の波を引き起こすことができると考えている」と語った。
MediaTek Labsの開発者プログラムはまた、MediaTek Aster（MT2502）チップセット（http://labs.mediatek.com/fileMedia/download/a6883a0a-710e-42cc-8c53-c1ae990d83e3 ）に基づくLinkIt（TM）開発プラットフォーム（http://labs.mediatek.com/site/global/developer_tools/mediatek_linkit/whatis_linkit/index.gsp ）機能を備えている。LinkIt開発プラットフォームは最高のコネクティッド・プラットフォームの1つであり、パッケージサイズの優れた統合をもたらし、接続用ハードウエアを追加する必要性を排除する。LinkItはMediaTekの実証済みのレファレンス設計開発（http://labs.mediatek.com/fileMedia/download/3e75b1e4-abed-479c-afd2-62247ba47243 ）モデルを活用することで、プロトタイプのウエアラブルおよびIoT機器を容易に製作することができる。
LinkItプラットフォームは以下の部品で構成されている。
＊システムオンチップ（SoC）：MediaTek Aster（MT2502）（http://labs.mediatek.com/fileMedia/download/a6883a0a-710e-42cc-8c53-c1ae990d83e3 ）。これはウエアラブルおよび対になっているWi-Fi（MT5931）（http://labs.mediatek.com/fileMedia/download/849a1f28-c8ca-44be-8af8-090480b578e1 ）とGPS（MT3332）（http://labs.mediatek.com/fileMedia/download/4c04f268-9f17-4525-954c-d1ae6fdc2f57 ）チップセットで、強力でバッテリー効率に優れた技術を提供する。
＊LinkIt OS：最先端でコンパクトなOSであり、ソフトウエアの管理を可能にし、Aster SoCと対になるチップセットおよび幅広いセンサーと周辺ハードウエアの機能を最大限活用する。
＊ハードウエア開発キット（HDK）（http://labs.mediatek.com/site/global/developer_tools/mediatek_linkit/hdk_intro/index.gsp ）：Seeed Studioとの共同設計プロジェクトであるLinkIt ONEと初めて公表されるHDKは、センサー、周辺機器、Arduino（アーデュイーノ） ShieldsをLinkIt ONEに付加することで、すべての機能を備えたプロトタイプ機器を製作することが容易になる。
＊ソフトウエア開発キット（SDK）（http://labs.mediatek.com/site/global/developer_tools/mediatek_linkit/sdk_intro/index.gsp ）：メーカーは提供されるAPI（アプリケーション・プログラミング・インターフェース）を使って、Arduino コードをLinkIt ONEに容易に移すことができる。メーカーはさらに、GSM、GPRS、Bluetooth、Wi-Fiなどコミュニケーション機能をLinkItで利用する幅広いAPIを手に入れる。
開発者がLinkItの機能を最大限活用でいることを保証するため、MediaTek Labsのウェブサイト（http://labs.mediatek.com）には以下のような一連のサービスが付加されている。
＊包括的なビジネス、テクノロジーの概要
＊開発者がその機器、アプリケーション、サービスに関する情報を共有して、MediaTekの顧客とパートナーへの出会いができるようになるソリューション・カタログ。
＊全面的な質疑応答、メディアテック技術専門家が監修するディスカッション・フォーラム、ソリューション・カタログの中で開発中のソリューションを抱える開発者向けの無料テクニカルサポートを含むサポートサービス。
カルサポートの発展に基づく各種ソリューションを提供される。
Seeed Studioの創業者であるエリック・パン最高経営責任者（CEO）は「メーカーは今でも、MediaTek LinkIt開発プラットフォームの一環としてLinkIt ONEハードウエアキットによる新しいIoT対応機器に対して既存の産業用部品を利用しているが、われわれは試作品をより速くさらに容易に商品化するのを支援することに興奮している」と語った。
メーカー、設計者、開発者は即日MediaTek Labsに登録し、http://labs.mediatek.com からツール、文書のすべてをダウンロードすることができる。
▽メディアテック（MediaTek）について
メディアテックはファブレス半導体メーカーのパイオニア企業であり、無線通信・接続、高解像度テレビ（HDTV）、DVD、Blu-ray（ブルーレイ）の各製品向け最先端システムオンチップ（SoC）のマーケットリーダーである。メディアテックはLTE規格の世界初のオクタコア（TM）・スマートフォン・プラットフォームを開発し、そのCorePilot（TM）技術はマルチコア・モバイル・プロセッサーの能力を完全に引き出した。メディアテックはMediaTek Labs（TM）を通じて、メディアテック提供の製品に基づいたデバイスの創作、アプリケーション開発、サービスをサポートする世界規模のエコシステムを創り出している。選ばれた人のためでなく大衆のための技術を可能にすることを重視することによって、すべての人が「Everyday Genius」となることが可能になる。メディアテック（TSE：2454）は本社を台湾に置き、世界中にオフィスを構えている。詳細はウェブサイトhttp://www.mediatek.com を参照。
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ソース：MediaTek Inc.
