【台北2014年7月29日PRN】呼吸療法、被圧部ケア分野の有力プレーヤーである台湾のApex Medical Corporation(Apex, TWSE:4106)は29日、ドイツのミュンヘン地方裁判所の判決を不服として上訴すると発表した。ミュンヘン地裁はこのほど、Apexが医療用の一部マスクのヘッドギア・モデルがオーストラリアのResMed社の特許を侵害しているとの判決を下していた。Apexは主要諸国で各種のResMed特許に対する無効の訴えを開始していると表明している。Apexはさらに、ありふれて進歩性のない特許に対する対抗措置を取る努力を継続すると繰り返し表明した。
Apexは米国でResMedが起こした特許訴訟を有利に終息させた数カ月後の2013年11月に、ミュンヘン地裁に訴えを起こした。係争中の特許は、ヘッドギアに使用されるベルクロなど締め付け部分に関連する。ミュンヘン地裁は、ApexのWizard 210およびWizard 220ヘッドギアが、ResMedの欧州特許の1つで保護されていることを支持した。しかし、Apexは2013年12月初め、欧州特許庁に対して該当するResMed特許の有効性に異議を申し立てている。Apexはこのような経緯から、同地裁の判決に上訴することになる。
Apexは、この判決がドイツで流通している特定マスクのヘッドギアに限定されており、マスクやその他の呼吸療法製品を対象にしていないことを留意する。またApexの新しいヘッドギア・デザインは顧客に提供する準備が整っている。このため、今回の地裁判決はApexの世界的な事業展開に限定的な影響を与えるだけである。
さらに、Apexは今年初め、ResMedが別の訴訟手続きで主張しているその他のドイツおよび欧州特許に対しても、同特許の有効性に異議申し立てを開始した。一方、Apexが提出した証拠に基づいて、米国、日本、中国の特許庁は、いくつかのResMed特許の有効性について個別の審査を行っている。
Apexは、無効もしくは取るに足らない特許は公正な競争を害するものであるとともに、質の高い製品に対する特許利用を妨げるものではないとの信条を繰り返し主張する。Apexは従って、市販する自由と公正な競争を保証するため、無効もしくは取るに足らない特許に対する戦いを継続する。
Apexは質の高い効果的かつ費用削減につながる持続陽圧呼吸療法(CPAP)製品によって、睡眠障害に悩む患者を救うと言う目標を強調し、イノベーションへの献身と顧客へのコミットメントを確認する。
▽Apexについて
Apex Medicalは自社ブランドの呼吸療法製品の大手メーカーであり、海外子会社と欧州、米国、アジア、その他海外市場におけるパートナーによる海外子会社とパートナーによるネットワークを確立して販売している。Apexは製品開発、エンジニアリング、マーケティング製品に特化して、業界スペシャリストによる専門の革新的チームを擁している。Apexは高品質のヘルスケア製品を提供するグローバルリーダーになることを目指し、テスト、検査済みで臨床的に評価された機器を提供するとともに、同社技術と知的財産権が呼吸療法市場の需要を満たすことを保証する。
ソース:Apex Medical Corp.
▽問い合わせ先
Jack Hsu
Vice President
Apex Medical
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Jack.hsu@apexmedical.com.tw