【成都(中国)2023年7月31日PR Newswire=共同通信JBN】
新華社からのニュースリポート:
Chengdu 2021 FISU World University Games(成都2021年FISU(国際大学スポーツ連盟)ワールドユニバーシティゲームズ)が7月28日、正式に開幕し、歴史的、文化的要素と若い情熱がシームレスに融合した開会式で、世界各地の大学生アスリートを魅了しました。
文化公演では、中国文化遺産の象徴であり精神的な象徴である「Sun and Immortal Birds(太陽と不死鳥)」をはじめ、成都独特の文化的特色が披露されました。点火までのカウントダウンの最初の1秒から、点火の最後の瞬間まで「太陽と不死鳥」の存在感は観客を魅了しました。「Sunlight(太陽の光)」が核となり、開会式全体を包み込みました。「太陽と不死鳥」がなければ、聖火を点火するグランドフィナーレはあり得なかったでしょう。開幕までのカウントダウンは、「太陽と不死鳥」の輝きの中で始まり、中国人が古代から受け入れてきた調和のとれた包括的な精神性を示すだけでなく、世界中の大学生が太陽の光のように明るく暖かく輝けるようにとの願いを込めたものです。
開会式はテクノロジーのセンスと芸術的な美しさを一体化させました。入場部分では、色とりどりの絹糸がグラウンドに投影され、300本を超える円形の線で形成された中国の伝統的な模様が息を呑むような光景を作り出し、スタジアムのトラック全体を飾りました。この象徴的なイメージは、華麗な蜀刺繍が敷かれた輝かしい旅に乗り出す、世界中の若いアスリートの願望を表しています。案内係が高く掲げた案内板は、2000年以上の歴史を持つ成都発祥の有名な織物「蜀錦」で作られていました。蜀錦は中国四大錦の一つに数えられています。一方、中国四大刺繍の一つである蜀刺繍は、成都地方が発祥で3000年以上の歴史があります。蜀刺繍と蜀錦はどちらもこの地域の宝物として高く評価されています。
第31回FISUワールドユニバーシティゲームズを記念して、聖火塔に点火する31人の聖火ランナーが選ばれました。その中でも、成都の著名な宇宙飛行士、葉光富(Ye Guangfu)氏は注目すべき人物として輝きました。チーフディレクターのChen Weiya氏は宇宙飛行士を「太陽に最も近い存在」と認識し、太陽光の輝きを利用し、まばゆいばかりの炎に変えました。31人の聖火ランナーが共同で点火を完了すると、「太陽と不死鳥」が驚くほどの輝きを放ちました。それらは螺旋を描きながら上昇し、12個の金色の花火が空に上がり、最終的にはスタジアムの外にある聖火塔に点火しました。
花火のパフォーマンス中に、開会式花火のチーフデザイナーであるCai Canhuang氏は、それを「Golden Dreams(黄金の夢)」と名付けました。金色の花火が空を照らし、中国語と英語の歓迎メッセージが添えられました。成都2021年FISUワールドユニバーシティゲームズの聖火塔に点火されると、花火は大会のU字型エンブレムと英語のテーマ「Make Dreams Come True(夢を実現する)」を表示しました。花火は成都市の花である金色のハイビスカスの花を巧みに表現しました。ハイビスカスは若さと活力を象徴するだけでなく、開放的で親しみやすいという価値観を体現しており、「ゲストを迎える花」というテーマを表現しています。
成都2021年FISUワールドユニバーシティゲームズでは、合計18のスポーツイベントが開催され、8月8日に閉幕の予定です。113の国・地域からアスリートが参加し、驚異的な6500人のアスリートがこれら18種目のスポーツで競い合います。