イスラエル, 2023年7月16日 /PRNewswire/ -- ヨーロッパの大手家電メーカーであるアルチェリッキ（Arçelik）は、同社の第15回サステナビリティレポートの発表に際し、持続可能性において模範を示すことで引き続き業界をリードします。このレポートは持続可能性に対する同社の継続的コミットメントを大きく取り上げており、アルチェリッキ が事業全体で持続可能性に与えた重要性を強固にしつつ、すべての家庭で持続可能な生活を引き出す方法についても焦点を当てています。
アルチェリッキのCEO、ハカン・ブルグル（Hakan Bulgurlu）氏のコメントです。「私たちを取り巻く世界は変化し続け、より速く大胆に行動せよというプレッシャーは厳しくなる一方です。これまで以上に、より持続可能な未来を確保するため革新を起さねばならないという義務が企業に課せられています。未来はこの課題の克服なしには訪れません。今年、私たちは引き続き当社の目標、特に脱炭素化に目標とし、2050年までに排出量ネットゼロ企業になること、当社製品の効率性を高めること、そしてより平等な社会を作り上げることを目指します。そしてさらに本年、私たちはお客様がよりクリーンな未来を作るために家庭内で持続可能なライフスタイルを送ることに意欲的になっていただくことを目標としています。」
アルチェリッキの第15回サステナビリティレポートの内容は、炭素排出量の削減、そして同レポート内で優先順位が高いと指摘されているサプライチェーンにおける効率性向上が主になっています。同社の2022サステナビリティレポートを作成することで、アルチェリッキはすべての家庭で持続可能な生活を引き出すことも目標に設定しました。この目標を表す良い例がIYI-GEプラットフォームです。これは より良い世界を作るために役立つアイデアやプロジェクトを開発するために科学者、NGOの代表者、活動家、アーティストなどで構成されるイニシアティブである「グッドネス開発（goodness development）」のを表すものです。
ネットゼロへの移行
炭素削減へのコミットメントを保持しつつ、アルチェリッキはSBTi Net-Zero Standardに合わせて2050年までにネットゼロを達成するためにその活動が順調である状況を公表します。2022年度中、アルチェリッキ がエネルギー効率性プロジェクトで合計CO2排出量7,525トン、エネルギー94,324 GJ を削減しました。この脱炭素化に向けた努力において、アルチェリッキはすでに世界的な生産活動におけるグリーン電力消費量の65％を達成しており、2022年末までの再生可能エネルギー設備容量は合計で10.20 MWに達しました。同社はスマートエネルギー管理における実践を評価されコーポレートナイツ（Corporate Knights）Earth Index に名前が記載されました。
循環型経済に向けた努力：地球への敬意を意識する
リサイクル努力を介してアルチェリッキが払った循環型経済への実質的な貢献は、過去数年間におよぶ継続的投資と努力の産物です。アルチェリッキのリサイクルプラントは、2014年以降電気電子廃棄物（WEEE）ユニットを165万個問題なくリサイクルしてきました。そして同社製品のリサイクル可能率は現在84%～99%です。これらのユニットは古い高エネルギー消費製品 から成っており、これらはリサイクルされた後新しいエネルギー効率のよい製品と差し替えられました。そうすることで、同社は2014年～2022年の間に434 GWhのエネルギーを節約できたのです。これは、トルコの約5,400万世帯の1日の電力消費量に匹敵します。この消費量はそれぞれ2.5 MW の発電量を持つ風力発電所69基の年間エネルギー生産量にも匹敵します。廃棄製品をリサイクルすることにより、アルチェリッキは CO2排出量を約 214,000トン節約しました。水に関しては、同社は技術の古い製品を新しい製品に交換することで、約830万トンの水を節約しました。トルコの約1,020万世帯の1日の水消費量に匹敵します。
イノベーション：持続可能な未来のための最優先事項
アルチェリッキは事業全体でイノベーションに著しい進歩を遂げ、世界知的所有権機関（World Intellectual Property Organization、英文略称：WIPO）の上位200位に数えられるまでになりました。
持続可能な未来に対して多額の投資を行うことで、アルチェリッキ は同社初の気候に優しい、プラチナレベルのLEED 認証（人や環境について考慮した建物（グリーンビルディング）を評価する国際認証制度）を受けた旗艦店の立ち上げに成功しました。
アルチェリッキのイノベーションにおける成果は世界的に認知されています。特に世界経済フォーラムは、ルーマニアのジュルジュ（Ulmi）県にある同社プラントに、その持続可能性対策を評してルーマニア持続可能性灯台ステータスを授与しました。アルチェリッキのジュルジュ洗濯機工場は、LEED プラチナ認証を持つルーマニアで初めてかつ唯一の生産ユニットで、100%のグリーン電力を使用します。さらに、同工場の「デジタルツイン」モデルは照明を自動で調整し、冷却・暖房システムを最適化しています。
アルチェリッキの持続可能性に対するコミットメントは国境を超えて拡大する：世界中の労働力とコミュニティに力を与える
地球の保護と事業の持続可能性に加え、アルチェリッキは同社の労働力の持続可能性も重視しており、業界内および地球規模の気候全体の両方で品質およびアクセス改善に投資してきました。科学・技術・工学・数学、理系（STEM）分野で活躍する女性を増やすという観点から、アルチェリッキは 2022年度を通して女性起業家に800万ドル以上を支援し、パキスタン、ルーマニア、南アフリカ、トルコにおいて女性エンジニアに権限を与えるため「We-inTech」プログラムも継続しました。
さらにグローバルな活動として、2022年、アルチェリッキは10,000人のケニア人が安全な水を利用できるようにWater.orgと新たに提携を結びました。50ヵ国にいるアルチェリッキの従業員も、持続可能な生活への国際的認知度を上げることを目的とする24時間プロギング活動に参加し、同社は世界自然保護基金（World Wildlife Fund、英文略称：WWF）と海洋生物保護協会（Marine Life Conservation Society、略称：DYKD）との提携を通して、マルマラ海から回収された漁網をリサイクルして海洋生物を保護する構想にも参画しています。
アルチェリッキはこれからも気候ミッションへの取り組みを継続します。現在はタクソノミー規則の対象ではありませんが、アルチェリッキは今年初めてEUタクソノミーに対する適格性と協力を明確に描いたタクソノミー（分類）を任意で報告しています。
アルチェリッキ はその専心、イノベーション、協力を通して、より良い世界のための地球的な戦いをリードする戦力になることを目指します。同社の2022サステナビリティレポートは、持続可能性の分野において認識されている数多くの事柄を取り上げているエグゼクティブ・サマリーとともに、こちらからご覧いただけます。エグゼクティブ・サマリーについてはこちら をタップしてください。
アルチェリッキ（Arçelik）について
世界中で4万人以上を雇用しているアルチェリッキのグローバル事業には、53ヵ国にある支社、9カ国にある31の生産施設、さらに12のブランド（Arcelik、Beko、Grundig、Blomberg、ElektraBregenz、Arctic、Leisure、Flavel、Defy、Altus、Dawlance、Voltas Beko）が含まれています。Arcelikは、市場シェア（数量ベース）で欧州で2番目に大きい白物家電企業であり、2022年の連結売上高は77億ユーロに達しました。世界中に30ヵ所あるアルチェリッキのR&Dおよびデザインセンター&オフィスには2,300名超の研究者がおり、今日までで3,000件を超える国際特許出願を抱えています。アルチェリッキ はS&Pグローバルによるコーポレート・サステナビリティ評価（Corporate Sustainability Assessment、英文略称：CSA）のダウ・ジョーンズ・サステナビリティー・インデックス（Dow Jones Sustainability Index）において4年連続でDHP耐久消費部門で最高の評価を獲得しました（2022年12月16日付けの結果に基づく）。ネットゼロを達成するための持続可能性および信頼できる脱炭素化へのロードマップにおけるリーダーシップを通して、アルチェリッキはこの業界で初のかつ唯一、前プリンス・オブ・ウェールズ皇太子より「テラカルタ勲章（Terra Carta Seal）」を授与された企業となりました。アルチェリッキのビジョンは、「世界を尊敬し、世界から尊敬を受ける」ことです。
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