カリフォルニア州サンノゼ（2023年7月4日）/PRNewswire/ -- FPGAベースのプロトタイピングソリューションのリーダーとして知られるS2Cは、AMDの最新世代FPGAを搭載したS8-40 Prodigy Logic Systemを発表した。 PCIe Gen5およびPAM4を含む高帯域幅接続をサポートするS8-40は、ストレージ、AI、GPUの設計などの高帯域幅アプリケーションの検証ニーズに効果的に対応する。
S8-40 Prodigy Logic Systemには、高性能な機能が3つ搭載されている。
AI、5G、IoT、自律走行の導入が進む中、リアルタイム処理をあまり必要としないアプリケーションに対する需要はこれまで以上に高まっている。 このようなアプリケーションは、PCIe Gen5のような低レイテンシーで高帯域幅のインターフェイスや、CXLやCCIXのような高速インターコネクトプロトコルを必要とすることが多い。 このような需要に応えるため、S2CはS8-40を開発し、新時代の検証課題に対応し、市場投入までの時間を短縮する。
S2Cの第8世代プロトタイピング製品であるS8-40では、高速入出力が強化され、幅広いコネクタで最大5600Gbpsの総帯域幅を実現する。 S8-40がPCIe Gen5、600G Ethernet MAC、600G Interlakenなどの高帯域幅プロトコルに対応できるように、コネクタもより細かくなり、柔軟なFPGA間相互接続をサポートし、より効率的な検証工程の導入を実現する。
前世代のS7-19Pと比較して、S8-40は内蔵メモリとDSPエンジンが大幅に増加した。 内蔵メモリが5.37倍、DSPエンジンが3.73倍となったS8-40は、AIニューラルネットワークモデル、自律走行、高性能コンピューティング（HPC）などのアルゴリズムベースのアプリケーションに最適かつ効果的である。
S8-40では、設計分割も容易になる。 S8-40の高速トランシーバーは、S2CのパーティショニングソフトウェアであるPlayer Pro – CTと組み合わせることで、設計分割を相互接続する高比率ピン多重化の理想的なソリューションとなり、個々のFPGAの入出力制約を効果的に克服する。 大規模チップ設計は、このような柔軟な分割トポロジと性能向上から大きな恩恵を受けることができる。
マルチFPGAを対象とした分割手法のほかに、S2Cは迅速なシステム立ち上げ、ランタイム管理、マルチFPGAデバッグツールと高帯域幅PC・DUT接続のために充実した生産ツールチェーンを構築し、ドーターカード90枚以上の豊富な品揃えを実現する。 このまとまったツールセットでは、ユーザーにプロトタイピングの全要求に対する包括的なソリューションを提供する。
「現在のダイナミックな市場環境において、迅速に製品ソリューションを開発し展示する能力は非常に重要です。 S2CのS8-40は優れたデータ転送帯域幅とアルゴリズム処理能力を発揮します。 PCIe Gen5のサポートも待望されています。 これらの機能により、ハードウェア検証とPre-Siliconのソフトウェア開発が大幅に加速されるでしょう」
-- InnosiliconのCEO、Gordon Ao
「アプリケーションによってニーズは異なります。 Prodigy S8-40は当社の第8世代プロトタイピングソリューションで最初の製品であり、AIやその他の帯域幅を多く必要とする設計の検証要件を満たします。 S2Cはお客様のニーズを重視し、絶え間ない革新と敏捷性を通じて、設計サイクルを短縮します」
-- S2CのCEO、中間俊雄
発売時期
Prodigy S8-40は現在発売中。 詳細については、お近くのS2C販売代理店までお問い合わせいただくか、下記サイトをご覧ください。 www.s2cinc.com
S2Cについて
S2Cは、今日の革新的なSoCとASIC設計のためのFPGAプロトタイピングソリューションにおいて世界をリードするサプライヤーであり、現在、世界のプロトタイピング市場で第2位のシェアを占めている。 S2Cは2003年以来、迅速なSoCプロトタイピングソリューションを提供している。 S2Cは2003年以来、迅速なSoCプロトタイピングソリューションを提供している。世界の半導体業界トップ15社のうち6社を含む600社以上の顧客を持ち、世界クラスのエンジニアリング部門と顧客中心の営業部門はお客様のSoCとASIC検証ニーズに対応する専門家である。 S2Cは、アメリカ、ヨーロッパ、中国本土、香港、韓国、日本に営業所と販売代理店を持っている。
