omniture

味の素とExelixisががん治療用の新規抗体薬物複合体の創製・開発に向けライセンス契約締結

Ajinomoto Bio-Pharma Services
2023-01-10 22:00 1153

【東京2023110PR Newswire=共同通信JBN】味の素株式会社(「味の素」)は10日、Exelixis, Inc.(「Exelixis」)の抗体薬物複合体(ADC)プログラム開発の一部に味の素独自の位置選択的結合技術兼リンカー技術であるAJICAPR)を導入するライセンス契約をExelixisと締結したと発表した。

Exelixisは、商業的に成功を収めてきた、腫瘍に特化したバイオテクノロジー企業で、治療困難ながんに対する新薬の創製、開発、商品化の加速に努めている。同社は、バイオ治療薬の共同研究ネットワークを活用し、さまざまながんの治療用の次世代ADCを開発している。味の素は、バイオ医薬品向けの大手技術提供企業で、受託開発・製造受託機関(CDMO)味の素バイオ・ファーマサービス(Ajinomoto Bio-Pharma Services)を所有している。AJICAPR)は、一般に使用されている抗体アイソタイプと互換性がある、味の素独自の位置選択的結合技術兼安定性付与リンカー技術である。AJICAP技術には、抗体エンジニアリングや細胞株開発を必要とせず、あらゆる開発段階の治療用抗体を任意の薬剤ペイロードに結合できる「即納」機能や、治療可能域を拡大した抗体薬物複合体を創出する安定性・親水性付与リンカーが含まれている。

ライセンス契約の一環として、Exelixisは、現在利用可能な選択肢より高い有効性と低い毒性が期待できる複数のADCを開発するという同社の目的をサポートするAJICAP技術の使用権を得る。味の素には、開発、薬事、商品化の各目標達成報奨金および商品販売に応じた使用料を受け取る権利がある。

味の素バイオ・ファーマサービス部事業開発グループ・ゼネラルマネージャー奥住竜哉博士は「腫瘍領域の創薬、開発、商品化のリーダーであるExelixisの新規抗体薬物複合体の開発をサポートできるのは非常にうれしい。Exelixisの抗体やペイロードと味の素のAJICAPの組み合わせは、がん領域への応用の幅を広げ、患者への臨床メリットの提供に役立つだろう」と語った。

味の素と味の素バイオ・ファーマサービスについて

味の素株式会社は、「おいしく食べて健康づくり。(Eat Well, Live Well.)」という志に基づき、アミノ酸の可能性を科学的に追求し、持続可能で革新的なソリューションを通じて地域や社会に新たな価値を創造することで将来の成長を目指してきた。味の素(TYO: 2802)の詳細情報については、www.ajinomoto.com を参照。

同社の医薬品部門である味の素バイオ・ファーマサービス(Ajinomoto Bio-Pharma Services)は、ベルギー、米国、日本、インドに拠点を持ち、低分子および高分子原薬・中間体の開発、cGMP製造、無菌充填仕上げサービスを総合的に提供している受託開発・製造受託機関(CDMO)である。味の素バイオ・ファーマサービスに関する詳細については、www.AjiBio-Pharma.com を参照。

さらに、味の素と味の素バイオ・ファーマサービスは、オリゴヌクレオチド製造技術AJIPHASER)、タンパク質発現技術CORYNEXR)およびTALAMAXR)、ADC用の位置選択的結合技術兼リンカー技術AJICAPR)、連続フロー製造など、前臨床やパイロットプログラムから商業的量産用まで、幅広い革新的プラットフォーム技術と機能を提供している。プラットフォーム技術に関する詳細情報については、https://ajibio-pharma.ajinomoto.com/ を参照。

Exelixis, Inc.について

1994年創業のExelixis, Inc.Exelixis)は、商業的に成功を収めてきた、腫瘍に特化したバイオテクノロジー企業で、治療困難ながんに対する新薬の創製、開発、商品化の加速に努めている。Exelixisは、モデル系遺伝学の初期研究に続き、幅広い創薬・開発プラットフォームを確立、これは、必要とする患者に新しいがん治療薬を届ける継続的取り組みの基礎となっている。Exelixisの創薬の取り組みは、CABOMETYXR)(カボザンチニブ)、COMETRIQR)(カボザンチニブ)、COTELLICR)(コビメチニブ)、MINNEBROR)(エサキセレノン)という4つの市販製品を生み出し、Exelixisは大手製薬会社と提携してこれらの重要な医薬品を世界中の患者に届けている。Exelixisは、販売中の製品や共同研究からの収益に支えられ、パイプラインの潜在力を最大限引き出すため、慎重な再投資を心がけている。Exelixisは、ターゲットを絞った事業開発活動や社内創薬により既存の治療アセットを補完しており、これらは全て、次世代のExelixis医薬品を提供し、患者がより力強く回復し、より長く生きられるようにするためである。Exelixisは、収益性の高い中堅企業の業績の評価指数スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)ミッドキャップ400の構成銘柄である。Exelixisについての詳細は、www.exelixis.com を参照し、Twitter@ExelixisInc をフォローするか、FacebookExelixis, Inc.を「いいね」してほしい。

Logo - https://mma.prnasia.com/media2/751177/Aji_BioPharma_Logo.jpg?p=medium600

ソース: Ajinomoto Bio-Pharma Services
Related Stocks:
OTC:AJINY Tokyo:2802