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◎韓国・華川ヤマメ祭りが世界フェスティバルに発展

Foundation NARA
2014-01-22 05:01 1655

【華川(韓国)2014年1月22日PRN=共同JBN】

2万5000人の村人たちの希望は世界70億人の注目を集めている。

(Photo: http://photos.prnasia.com/prnh/20140120/8521400305

韓国の山あいにあるこの小さな村は、国内外の新しい関心の的になっており、毎年ここで開かれる冬のフェスティバルに100万人を超える人々が訪れている。

江原道華川郡当局が19日発表したところによると、「氷の国華川ヤマメ祭り」(Hwacheon Sancheoneo Ice Festival)は米ABCテレビの「World News Now」で紹介された。世界34カ国で138回ニュースとして伝えられたうちの1つである。

昨年は、シンガポールの放送局News Asiaが番組「One in a Million」で華川ヤマメ祭りを紹介するなど、24カ国のニュースで109回報じられた。

江原道華川郡は氷の国である。

人口がほんの2万5000人の華川郡は、国境で分断された世界唯一の韓国の国境を挟んで北朝鮮に面している。

華川郡の90%以上は山間部と水域で、住民はわずか3%の地域に住んでいる。華川郡は北朝鮮に近接しているため軍事都市に近く、このために開発が厳しく制限されている。20分ほどかければ郡の中心部を見て回れる。

4車線道路のない唯一の郡である華川郡でたった1つのビジネス・ソースは、休暇で家族を訪れる兵士や兵士を訪問する家族である。

こうした状況から、住民はサバイバルの方法を自ら見つける必要があった。

周辺には夏の期間、美しい風景になる山々があり、冬にはまた凍りつく河川とすべてを氷に覆われる地域があった。

このいてつく冬がアイデアに結びついた。住民たちは2003年、雪で覆われた山、凍結した川、そして清流にしか住まないヤマメを冬のフェスティバルのツアーパッケージにすることを決めた。

その年1月の初めてのフェスティバルは住民たちの予想をはるかに超えるもので、知名度の低かったこの郡を訪れた人の数は22万人に達した。

翌年にはビジター数が50万人になった。第4回には100万人を超えた。

2009年の華川ヤマメ祭りの写真は米国タイム誌に掲載された。

ビジターの数は着実に伸び、これまでに10万人を超える外国人が山あいの村に押しかけた。

このフェスティバルがユニークなのは、組織委員会が民間の専門家を起用し、政府関係者ではなく住民がこの祭りを主導できるようにしていることである。

焦点は地域経済振興に移っており、2006年にはフェスティバルを訪れた人が入場券で地元の産品を購入できるフェスティバル用ギフトカードが作られた。

これによって、老人を含む2000万人に新しい仕事ができた。

華川郡は農産品で11億ウォンを売り上げた。当局によると、ヤマメ祭りの経済効果は約1366億ウォンになると見込まれている。

氷の国華川ヤマメ祭りは、韓国を最も代表する催しの1つというだけでなく、世界4大冬祭りの1つである。2011年には外国メディアが世界7不思議の1つと形容した。昨年9月には、人口5万人以下の町で開かれる世界的フェスティバル主催地としてcity of world festivalに華川郡が選ばれた。

1月4日に始まったことしの華川ヤマメ祭りにはすでに80万人が訪れており、この週末までには100万人をあっさり突破すると見られている。

チュン・ギャプチュル郡長は「2万5000人の夢が世界70億の人々の関心をつかんだ。文化と芸術を結びつけた総合的なフェスティバルにすることで、氷の国華川ヤマメ祭りを国際的な催しにするよう努力していく」と語った。

ヤマメ祭りは1月26日まで続く。

▽報道関係問い合わせ先

An gyu-jeong
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ソース:Foundation NARA

ソース: Foundation NARA