【ニューヨーク2022年12月9日PR Newswire=共同通信JBN】
*2年に1度の調査で、CDOの役割の拡大と、世界中の産業界でのデータ管理の広範な確立が明らかに
データ管理の業界横断的な事業者団体であるEDM Councilは、2023年Global Data Management Benchmark Report(グローバルデータ管理ベンチマークリポート)(2023 Global Data Management Benchmark Report )を発表し、業界全体における最高データ責任者(CDO)の重要性と、組織内の正式な規律としてデータ管理が拡大していると指摘した。
2023年ベンチマークリポートのデータは、最高データ責任者の役割とデータ管理業務の戦略的な重要性が増大していることを明らかにした。具体的には以下の通り:
*回答者の65%が、自社では最高データ責任者または最高データ担当役員を正式に任命していると答え、2020年の60%から増加
*金融業界のCDOの86%は現在、経営幹部に直属しており、2020年の72%から増加
*非金融市場の80%のデータ担当役員が経営幹部に直属しており、そのうちの20%が最高経営責任者(CEO)に直属
EDM CouncilのJohn Bottega会長は「私がデータ担当の幹部として従事した30年以上の間に、責任の範囲はかなり拡大してきたが、ここ数年はとくにそうだ。今年のベンチマークリポートでは、データ担当役員やデータ管理機能全体が、自社のデータ管理ビジョンだけでなく、アナリティクス、AI/ML、ESG(環境・社会・ガバナンス)、持続可能性のデータの方向性を定義するのに役立っており、より大きな戦略的役割を担っていることを示した」と述べた。
今回の第4版のベンチマークリポートでは、回答者の総数が3倍に増加したことに加え、より多くの業界からの回答があり、回答者の58%は非金融企業で、2020年の調査から27%増加した。ベンチマーク調査では、データプログラムの最良実施例を概説するDCAM(DCAM )(Data Management Capability Assessment Model、データ管理ケイパビリティー評価モデル)をフレームワークとして使用し、専門職全体が、そのデータ管理プログラムアジェンダをどのように進展させてきたかを評価している。
調査回答者の80%は、データガバナンスプログラムを進行中または既に確立していると答えた。また、リポートは、公開データを責任を持って倫理的に管理する役割の重要性を強調したが、改善の必要性があると指摘し、持続可能なデータ分析ガバナンスプログラムを確立または進展させているとの回答は、2020年の51%からは増えたものの、まだ62%にとどまっている。強力なデータドリブンな文化の重要な要素としてのデータリテラシーの問題も、企業の全体的な成功の重要な要因として分析結果に示されている。ベンチマークリポートのダウンロードはウェブサイト(Benchmark Report )から。
▽EDM Councilについて
EDM Councilは、ビジネスおよびオペレーションの最優先事項としてデータ管理とアナリティクスの実務を向上させるために発足した世界規模の団体である。Councilは、データの標準規格化、最良実施例、包括的研修、認定プログラムの策定と実施の有力な世界的提唱団体である。米州、欧州・中東・アフリカ、アジアの1万5000人以上のデータ管理専門家を代表する世界350以上の会員組織を擁するEDM Councilは、極めて重要な組織機能としてデータ管理とアナリティクスにおける課題と進展をめぐりデータ専門家が交流、意思疎通、協力できる場を提供している。詳細は、https://edmcouncil.org を参照。