ロンドン, 2022年11月30日 /PRNewswire/ -- 障害のある旅行者は障害のない旅行者と比較して、休暇旅行の保険料として2万4736円多く支払っていることが、新たに発表された調査で分かった。
障害者はすでに、インフレによるかなりの追加費用に直面し、日常生活に過度の圧力を受けている。
調査は障害者が旅行中に直面する他の障壁も調べた。時間の不平等、デジタルアクセシビリティー、障害者への配慮の欠如、包摂的な設計の欠如、障害のある顧客のニーズに対応する知識の欠如などである。
障害者の5人に2人は、アクセシビリティーの欠如により、旅行中にストレスの多い危険な状況に直面する。障害者の10人に1人は旅行中に危険や恐怖を感じ、10人に1人はトイレに行けなかったと報告している。
このため、当惑、孤立、無視されているという感情が生じる。5人に2人は、旅行代理店員・案内人にアクセスできないために何かが起こった経験がある。ほぼ半数(48%)は、この状況を不快に感じたと答えている。
Valuable 500は、障害者の包摂性に取り組む最高経営責任者(CEO)の世界最大の団体である。有名会員社にはエクスペディア(Expedia)、Airbnb(エアビーアンドビー)、ヒースロー空港、ブリティッシュ・エアウェイズ(British Airways)などがある。
この団体は最良事例(ベストプラクティス)を確保するために各旅行事業者が順守するべき7点を挙げた声明を作成した。加入に関心があれば次で登録を: travelmanifesto@thevaluable500.com
調査報告全文は次を参照: https://mma.prnewswire.com/media/1955657/Japan_Travel_Report.pdf
Valuable 500の創設者Caroline Casey氏は次のように論評した:この調査は、障害者が毎日のように直面する差別の増大リストに加わるものだ。ホテル、レストラン、交通機関にアクセスできなければ、あなたは業務の一部をやり残したことになる。
障害を持つ人々の世界的な購買力は年間13兆ドルと推定されているため、旅行業界にとって、アクセシビリティーを後付けではなく最優先にする業務慣行が不可欠である。これは、障害のあるスタッフと消費者を業務の中心に置くことで修正できる。
エクスペディアのKathy Martinez副社長(グローバル障害包摂担当)は次のように述べた:
「旅行はつながりを強化し、視野を広げるが、歴史的、物理的、社会的な障壁により、旅行への公平なアクセスが制限されることがよくある。障害は人間の状態の自然な部分である。能力に関係なく、誰もが旅行する権利を持つべきだ。Expedia Groupはよりオープンな世界を創造し、公平性の格差を軽減することにコミットしている。宿泊施設のアクセシビリティーガイドなどのリソースでパートナーの広範なネットワークと協力することにより、最良事例を共有し、障害のある旅行者が尊重され、受け入れられるようにする共通目標に向けてともに取り組むことができる」
▽編集者注
Opiniumを通じて2022年8月29日-9月10日に実施された日本を拠点とする500人の障害のある旅行者の実例。
Valuable 500の詳細は次を参照: https://www.thevaluable500.com/
ソース: Valuable 500