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農水畜産物のオンライン取引プラットフォームのTridge、約52億円のシリーズD資金調達

Tridge
2022-09-14 07:00 2157

【ソウル(韓国)2022年9月14日PR Newswire】Tridge株式会社(本社:韓国ソウル市、CEO シン・ホシク、以下「Tridge(トリッジ)」)は、シリーズDラウンドで約500億ウォン(52億円)を調達したことをお知らせいたします。

今回のラウンドには、DS Assetが参加し、Tridgeの企業価値は3兆6000億ウォン(3740億円)と認められ、農業分野のスタートアップとして韓国最初のユニコーン企業となりました。

Tridgeは2015年に設立され、市場の情報非対称性と非効率性を解決することを目指し、グローバルに農水畜産物のオンライン取引を行える貿易プラットフォーム「Tridge.com」(https://www.tridge.com/ )を運営してまいりました。Tridge.comには世界中の生産地や市場の情報が集まり、Tridgeはユーザーにそれらの情報を還元するインテリジェンス(Intelligence)サービス、貿易取引を一貫サポートするフルフィルメント(fulfillment)サービス、生産者のプロフィールを閲覧できる生産者リスト(supplier directory)などを提供しています。独自に仕入れを行った輸入食品をネットスーパーの形で提供するYoupick(ユーピック)も、韓国国内でB2Cサービスとして運営中です。

DS Assetは今回のシリーズDラウンドに参加した背景として、Tridgeのビジョンと目標に共感しながら、貿易プラットフォーム「Tridge.com」が実現するインテリジェンスサービスと広範囲に渡る貿易オペレーションの潜在性を高く評価したためと述べました。

Tridgeの強みは、農水産物約15万種類の価格、品質、貿易データなどを総括したデータベースにあります。Del Monte(デルモンテ)、Walmart(ウォルマート)、Carrefour(カルフール)などの食品販売企業をはじめ、オーストラリア農林部、シンガポール食品庁、マッキンゼーなど政府機関や大手コンサルティング企業から、Tridgeの世界最大規模のカバー率を誇るデータベースをご利用頂いています。

Tridgeのもう一つの主要ビジネスは、農水畜産物の貿易取引を一貫してサポートするフルフィルメントサービスです。農場の実態調査、生産者の輸出実績検証、購買者と生産者の間の契約交渉、通関手続きなど貿易業務全般の代行を提供しています。また、購買者と生産者の一時的な仲介に留まらず、フルフィルメントサービスを提供する中で、長期的な売買関係の構築や生産拡大への資金投資などTridgeは多様な方法で農水畜産物市場に参画しています。

農水畜産物を扱う事業者様は、Tridgeのインテリジェンスとフルフィルメントサービスを活用していただくことで、政府の輸入禁止措置、異常気象、戦争など各種リスクが勃発した際に特定の供給網が崩壊しても、Tridgeを通じて他の産地から商品を確保する予備策を用意できます。

Tridgeは本ラウンドで調達した資金をプロダクト高度化、海外法人の設立および拡大、新規サービスローンチ、海外ネットワーク強化などに活用する計画です。 

■Tridge 代表取締役 CEO シン・ホシク コメント
グローバルサプライチェーン崩壊やアグフレーションなど、企業が直面した多様な問題を解決しようと努力しています。今回の資金調達を機会に海外サービス拡張など、更に強固なビジネス構造を作り出してまいります。

■会社概要

本社所在地:4-6F, 226 Bangbae-ro, Seocho-gu, Seoul, Republic of Korea

日本法人所在地:東京都品川区東五反田5丁目22番33号TK池田山ビル2F

設立:2021年12月20日

事業内容:農産物、水産物、食肉の輸出入およびマーケット・インテリジェンス・サービス
企業HP: https://www.Tridge.com/company

(日本語リリース:クライアント提供)

ソース: Tridge