*科学のパイオニアとして世界的に知られるVittorio Sebastiano氏が、自らが共同設立し、臨床研究に近づきつつある企業で役割を拡大
マウンテンビュー 米カリフォルニア州, 2022年8月8日 PR Newswire/ -- 治療不可能な加齢性疾患治療用の新規mRNA医薬品を開発している細胞若返り企業Turn Biotechnologiesは8日、共同創業者のVittorio Sebastiano博士が研究責任者に就任すると発表した。
Sebastiano氏は、Turn Bioがテーラーメードのタンパク質カクテルを生み出し標的細胞を若返らせるために使用している、ユニークなmRNAベースのERA(TM)(エピゲノム老化初期化)プラットフォームの開発を主導した。同氏は今月、研究責任者に就任する。Sebastiano氏は、2018年にTurn Bioを共同設立して以来、同社の科学諮問委員会の委員長を務めてきた。
スタンフォード大学医学部の教授で、50以上の科学論文を執筆、世界中の研究会議で頻繁に講演しているSebastiano氏は、細胞の初期化という新分野でその名を知られている。スタンフォード大学の同氏の研究室は、老化や加齢性疾患治療のための新たなパラダイム開発の先導役を果たしてきた。同氏は、Turn BioのERAプラットフォームを使ってヒト細胞の初期化が可能であることを初めて確認したチームも率いた。
同社のAnja Krammer最高経営責任者(CEO)は「Vittorio(Sebastiano氏) のビジョンとリーダーシップは、Turn Bioのイノベーションを推進し、当社が取り組んでいる新たな治療法の開発を加速させるだろう。同氏は、当社のサイエンスが医師の加齢性疾患の治療法を再定義する可能性があることをしっかり理解しており、新たなソリューションを着実に診療現場に届けるとの当社のコミットメントを共有している」と語った。
欧州や米国の有名大学で研究を行ってきたSebastiano氏は、Turn Bioの治療薬開発を指導することで、自身の学術研究を現実のものとしたいと考えている。
Sebastiano氏は「今後数カ月は、学術的科学と、世界中の何百万人もの人々が切望している人生を変える治療法とのギャップを埋める、非常にエキサイティングなものになるだろう。当社には、現在治療不可能な病気を治し、数多くの人々の生活の質を向上させ、医療を真に変革、民主化できる潜在力がある」と語った
Sebastiano氏は、イタリアのパヴィア大学で学士号と博士号を取得、ドイツのマックス・プランク分子生物医学研究所とスタンフォード大学でポスドク研究を修了した。2014年からは、スタンフォード大学幹細胞生物学研究所の産婦人科准教授を務めてきた。小児科医療でのウッズ・ファミリー研究者であり、スタンフォード大学幹細胞博士課程の共同ディレクターを務め、細胞の若返りを誘導する先駆的かつ革命的なアプローチにより、2017年の米老化・老年問題研究連盟(AFAR)若手研究者賞(Junior Investigator Award)、AFARとグレン医学研究財団による2019年老人病ブレークスルー賞(2019 Breakthrough in Gerontology Award)などの権威ある賞を受賞してきた。
▽TURN BIOTECHNOLOGIESについて
Turn Bioは、細胞レベルでの組織修復に焦点を当てた前臨床期企業である。同社独自のmRNAプラットフォーム技術「ERA(TM)」は、エピゲノムの老化作用に対抗し、最適な遺伝子発現を回復させる。こうして、病気の予防や治療、組織の治癒・再生、治療不能な慢性疾患と闘うのに必要な細胞の機能を回復させる。
同社は現在、皮膚科学と免疫学の適応症をターゲットとしたテーラーメード治療の前臨床研究を完了しつつあり、眼病、変形性関節症、筋肉組織の治療法の開発も行っている。詳細については、www.turn.bio を参照。
▽問い合わせ先
Jim Martinez, rightstorygroup
jim@rightstorygroup.com or (312) 543-9026
Photo - https://mma.prnasia.com/media2/1872938/Vittorio_Sebastiano_PhD.jp?p=medium600g