Airoha Bluetooth LE Audioチップ搭載の(オーディオデバイス)は2023年前半に広く利用可能になる
【新竹(台湾)2022年7月26日PR Newswire】Airoha Technologyは26日、Bluetuoothオーディオチップの同社新シリーズが最新のBluetooth(R)Low Energyオーディオ認定プロセスを成功裏に完了したと発表した。これは、ワイヤレスオーディオ・エンドデバイス市場に大変革を巻き起こしている数百人のエンジニアから成る同社のBluetoothオーディオ研究開発チームによる最も重要な研究開発成果の1つである。チップセットの「フラグシップ」および「プロフェッショナル」シリーズは、完全ワイヤレスステレオ(TWS)イヤホン、Bluetuoothスマートスピーカー、補助リスニングデバイス、Bluetuoothトランスミッターなど多数のアプリケーション向けのLE AudioとBluetooth 5.3をサポートする。この製品は現在、多くのブランド顧客によってテストされており、2023年前半に世界で発売される予定。
▽10年間にわたる技術投資を経て、Airohaは世界のBluetuoothオーディオ市場を大変革する
Yuchuan Yang シニア副ゼネラルマネージャーは「LE Audio仕様は、過去10年間にBluetuoothオーディオ業界で達成された最も重要なマイルストーンである。約10年間の技術知見を蓄積してきた数百人のエンジニアから成る当社の強力な研究開発チームのサポートを受け、Airohaは世界初の認定チッププロバイダーの1つになった。これは多数の顧客をサポートし、オーディオデバイス)の発売を加速する。最新のBluetooth LE技術で実現したワイヤレスオーディオのイノベーションはプロセスを推進し、これによって顧客や企業はこのテクノロジーがもたらす便利で革新的なサービスを享受し、Airohaのビジョンと経営理念を完全に実証することになる」と語った。
▽Bluetooth LE Audioは、消費者や企業向けのワイヤレスオーディオサービスのビジネスモデルを一変する
Bluetooth LE Audio資格認定で最も重要な技術であるAuracast(TM)ブロードキャストオーディオシェアリングは、1対多数の一方向オーディオ再生の業界基準であり、既存の専用イヤホンのオーディオサービスモデルを一変する。Auracast(TM)はユーザーの利便性と(体験)を向上させ、サービスプロバイダーのコストを軽減するので、より革新的なアプリケーションサービスおよびシナリオを刺激する。例えば、美術館ツアーは、もはや専用のヘッドセットのレンタルを提供する必要がなくなり、見学者は自分のAuracast対応ポータブルイヤホンを装着することで内部のオーディオサービスを受信できる。集会、球技、コンサート、さらには企業イベントなどの会場もこの機能を使用してカスタマイズした革新的なサービスを提供し、消費者(体験)と企業サービスモデルを一変することができる。
ブロードキャストオーディオのサポートに加え、Bluetooth LE Audioは、向上された音質と低レイテンシーの2つの重要な優位性を提供する。これまで完全ワイヤレスステレオ(TWS)のBluetuoothイヤホンはサイズ、重量、バッテリー容量によって制約され、このため、ハードウエア要件と音質のバランスを見つけることが難しかった。Bluetooth SIGによると、LE Audioで導入されたLC3コーデックは音質を犠牲にすることなく、従来のSBCの半分のビットレートでオーディオを送信できる。さらに、LE Audioはレイテンシーの問題を70%軽減する。このため、近い将来、LC3は高品質かつ省電力のBluetooth音声コーデックの標準になる。
▽Bluetooth LE Audioチップの2シリーズを市場に先駆け発売
2つのチップシリーズを発売することで、Airoha Technologyは新しい経験と変革を世界のワイヤレスオーディオ市場に提供するだけでなく、高性能で低電力消費のソフトウエア開発キット(SDK)も提供する。さまざまなBluetoothアプリケーションが必要とする機能の全てを統合したこのSDKは、Bluetoothコネクティビティーの研究開発設計をさらに簡略化するとともに、顧客がエンドデバイスの製品化までの時間を加速し、新しいシームレスなユーザー体験を生み出すことを可能にする。
フラグシップシリーズ:パフォーマンスリーダーであるAB1585は、最新のLE AudioとBluetooth 5.3をサポートし、ハイコンピューティングパワーのためにHiFi 5 DSPを内蔵し、AIノイズキャンセリングを実行するために最適であり、ヘッドホン、TWS、補助リスニングデバイスなどにカスタマイズ可能で柔軟なアプリケーションを提供するとともに、想像を絶するパーソナライズされたワイヤレスオーディオ体験を可能にする。
プロフェッショナルシリーズ:(低消費電力)で高集積化)AB1565/AB1568は、最新のLE AudioおよびBluetooth 5.3をサポートし、ヘッドホン、TWS、スピーカー、Bluetuoothトランスミッターに適している。これは、エンタープライズおよびプロフェッショナルユーザー体験向けの市場アプリケーションの迅速な大量導入を可能にする。
▽Airoha Technologyについて
ファブレスIC設計企業で、MediaTekの子会社であるAiroha Technology Corp.はBluetuooth、衛星、ブロードバンド、Ethernetの4つの技術分野に注力してきた。同社の固定ネットワークチームは2001年に最初に設立され、その後、2017年にMediaTekからスピンオフしたワイヤレス通信チームが設立された。両チームの全メンバーは、それぞれの技術分野で20年以上の経験を有している。
エンジニアリングの卓越性を推進する顧客中心の文化を擁するAirohaは、顧客の製品開発サイクルを短縮し、消費者に優れた体験を提供することにコミットしている。このため、Airohaは上記の4技術分野における有力ブランドのほぼ全てを含む最も広い顧客ベースを誇っている。Airohaのビジョンは、全てのエンドユーザーおよび企業の利益のためにテクノロジーを利用可能にすることである。
詳細はウェブサイトwww.airoha.com を参照。
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AirohaがBluetooth LE Audio認定で10年のマイルストーンを達成
(日本語リリース:クライアント提供)