【南京(中国)2022年6月3日PR Newswire=共同通信JBN】中国の大手バイオテクノロジー企業Vazymeはこのほど、2021年の年次報告書を発表、同社がこの1年間、安定的かつ堅実な成長を維持してきたことを明らかにした。報告書によると、営業利益は前年比19.44%増の2億8900万ドルに達した。研究開発投資は83.47%増の3600万ドルに達し、営業利益全体の12.33%を占めた。
VazymeのCao Lin会長兼創業者は「2022年は依然、チャンスとチャレンジに満ちている。当社は、タンパク質技術プラットフォームをベースにケア技術の強化を継続していく。Vazymeは『Science and Technology Make a Healthier Life(科学と技術がより健康な生活を実現する)』という当社の使命を堅持して技術革新に注力し、生命科学、生物医学、体外診断、動物の健康、人の健康における合成生物学といったケア技術の応用分野を継続的に拡大してきた。当社は、顧客やパートナー向けの製品とサービスの品質で最高水準を追求することを自らに課してきた。当社のグローバルなビジネスネットワークと営業は、現地市場に密着し、そしてより重要なのは、顧客の満たされていないニーズに応えるために最大限の仕事ができる態勢を整えている」と語った。
今年はVazymeの創立10周年でもある。同社は今後も、研究開発とイノベーションへの取り組みを強化し、コア技術の継続的なアップグレードと転換を図るとともに、新たな分野への事業拡大を計画している。中国では数少ない研究開発型バイオテクノロジー企業であるVazymeは、長年にわたり技術革新に取り組んできた。Vazymeは、CNS(セル、ネイチャー、サイエンス誌の略)に掲載された260本以上の論文を含め、世界中の一流学術誌に2000本を超える論文を発表してきた。2022年までに従業員数は約3000人になり、そのうち27%が研究開発チームである。
Cao氏は「当社は今後、重点事業でのさらなる浸透と新領域への参入を図っていく。COVID-19やその他の関連検出試料や製品の市場需要は、引き続き堅調に推移すると思う。パンデミック期間中、中国はCOVID-19検出製品の最大の供給国の1つであり続けた」と指摘。パンデミックに起因する検出ビジネスに加え、その他の通常の検出製品の開発も進むだろうという。そして、「パンデミックの予防と制圧が常態化すれば、検出製品に新たな需要が生まれる。当社は今後、その開発に力を入れていく」と付け加えた。
Vazymeは、COVID-19やその他、関連検出試料や製品の提供だけでなく、科学研究試薬、次世代シーケンサー(NGS)ライブラリー調製キット、分子診断ソリューションなど、大学、研究所、関連研究開発センター向けのライフサイエンス産業の多様な製品やソリューションも提供可能である。Vazymeには現在、600種類を超える完成品に加え、200種類超の遺伝子組み換えリコンビナーゼ、1000種類以上の高性能抗原、モノクローナル抗体、その他の主要原材料がある。
Vazymeの10周年記念スローガン「Together for a Better Future(力を合わせてより良い未来を)」通り、Vazymeはより良い未来のためにパートナーに寄り添うことを目指す。今後、Vazymeはより良い製品とソリューションを提供し、パートナーの研究開発の効率アップに貢献し、より多くの科学的ブレークスルーを実現し、「科学と技術がより健康な生活を実現する」という使命に力を注いでいく。
ソース:Vazyme