【ワシントン2022年5月6日PR Newswire=共同通信JBN】
*World Lupus Day(世界ループスデー)の5月10日を前に調査結果公表
World Lupus Federation(世界ループス連盟)(World Lupus Federation )は最近の国際調査で、ループス(狼瘡)患者の回答者の87%が1件以上の器官または器官系にループスの影響を受けていると報告した。調査は100カ国以上で実施され、6700人を超えるループス患者が参加した。
ループスは、通常は感染と闘う免疫系が健康な組織を攻撃して体の一部に炎症や痛みを起こす慢性的な自己免疫疾患。
回答者の4分の3近くが多くの器官に影響があると報告、平均で3器官に異常があった。ループスの影響が報告された器官で最も一般的なのは皮膚(60%)と骨(45%)で、他に多いのは腎臓(36%)、胃腸・消化器系(34%)、目(31%)、中枢神経系(26%)だった。
World Lupus Federation事務局の役割をしているLupus Foundation of America(米国ループス連盟)のStevan W. Gibson会長兼最高経営責任者(CEO)は「残念ながら、ループス患者は『病気のように見えない』と言われるが、実際には、体内のどの器官をも攻撃でき、無数の症状や他の深刻な健康上の障害を起こす病気と闘っている。World Lupus Federationとその会員らの重要な役割は、ループス患者がいつも直面している難題への認識を広めるのに役立ち、重要な研究、教育、ループス患者の生活の質の改善につながる支援サービスの資金増強へ一般国民と政府指導者を含むより多くの世界中の支持が必要であると注意喚起することである」と語った。
器官への影響を報告した調査回答者のうち、半分余り(53%)はループスによる器官障害のため入院しており、42%はループスによる回復不能な器官障害があると医師に言われている。
ループスの身体への影響は肉体的な症状にとどまらない。大半の回答者(89%)は、ループス関連の器官障害で、生活の質に少なくとも1件の重大な問題が起こっていると報告した:
*社交やリクレーション活動への参加(59%)
*精神健康上の問題(38%)
*労働不能・失業(33%)
*経済的不安(33%)
*移動・交通が困難(33%)
2017年にループスと診断されたスペイン・チピオナのJuan Carlos Cahizさんは「世間の多くはループスをよく知らず、我々のいつもの苦痛や次に体のどこがループスでやられるかという不安を分かっていない。こうした調査結果は、ループスが我々の生活への重大な影響と、この病気の認識を広め、研究とケアを促進するためになぜもっと多くのことをしなければならないかをはっきり示している」と述べた。
調査結果は次を参照:
要点: Click here to view a topline summary
世界中でループスへの認識を広めるために、5月10日のWorld Lupus Day(World Lupus Day )に参加を。World Lupus Federationはこの疾患と世界中で何百万人もの患者への影響にもっと注目してもらうために、恒例のWorld Lupus Dayの行事を主導している。
▽World Lupus Federationについて
World Lupus Federation(WLF、世界ループス連盟)(https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=3518634-1&h=1596731865&u=https%3A%2F%2Fwww.worldlupusfederation.org%2F&a=World+Lupus+Federation )は、ループス(https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=3518634-1&h=186584085&u=https%3A%2F%2Fwww.lupus.org%2Fresources%2Fwhat-is-lupus&a=lupus )患者すべての生活の質を改善するために結成された患者組織の連合体である。WLFは加盟組織間の協調的な取り組みを通じて、ループスへの認識と理解を深め、ループス患者に教育とサービスを提供し、彼らのために啓発活動を行う世界的な取り組みを展開している。
▽メディア問い合わせ先
Mike Donnelly
World Lupus Federation
donnelly@lupus.org
Logo - https://mma.prnasia.com/media2/1488983/World_Lupus_Federation_Logo.jpg?p=medium600