【ワシントン2022年3月31日PR Newswire=共同通信JBN】
*FPGA、SCA、C++プラットフォーム固有モデルなど10種類の標準文書スイートの一部の仕様書と関係文書
トランシーバーの相互運用性を高める動きとして、Wireless Innovation Forum(the Wireless Innovation Forum )(WInnForum)は、最新仕様のTransceiver Facility V2.1(WINNF-TS-2008)の承認を発表した。Transceiver Facility V2.1は、従来のプラットフォームに依存しないモデルおよびユースケース文書を異なるプログラミングパラダイム用のプラットフォーム固有モデルで完成させる。承認された文書のフルパッケージには、正式なFacilities Mapping Rules(WINNF-TR-2008)とTime Service Facility(WINNF-TS-3004)も含まれ、これもプラットフォーム固有モデルで更新されている。
Transceiver Facilityは、RFトランシーバーのAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)と関連するプロパティーを標準化したものだ。これにより、無線アプリケーション(波形)のポータビリティと、プラットフォーム間での再構成可能なトランシーバー実装の利用が容易になる。
Transceiver Facilityのコア仕様は、アンテナと無線物理層ベースバンド処理の間に位置する処理段階用のプラットフォーム独立モデル(PIM)仕様を提供する。PIM仕様は、ネーティブC++、FPGA、ソフトウエアコミュニケーション・アーキテクチャー(SCA)といったプログラミングパラダイム用のプラットフォーム固有モデル(PSM)仕様を提供する3つの新たな付録によって補完される。
Forumの役員会メンバーでTata Advanced SystemsのR. Muralidharan氏は「これは、ソフトウエア無線(SDR)アプリケーションの相互運用性を促進し、開発段階を加速させるために達成された新しい重要なマイルストーンだ。インドがSCAの導入に向けて動き出す中、この技術の進化にForumが貢献することは最も重要なことだ」と述べた。
これらの文書は、SDR規格の国際的な普及と調和のためにWInnForumが開発した拡張された一連の仕様の一部だ。完全なライブラリーは、https://sds.wirelessinnovation.org/specifications-and-recommendations を参照。
▽Wireless Innovation Forumについて
1996年に設立され、プラチナスポンサーのThales(Thales )の支援を受けるWireless Innovation Forumは、スペクトラムイノベーションの提唱と、世界中の必須または重要な通信をサポートする無線技術の推進に取り組む非営利の相互利益団体だ。メンバーは、多様な市場や無線バリューチェーンのあらゆるレベルでソフトウエア無線(SDR)、コグニティブ無線(CR)、ダイナミックスペクトラム・アクセス(DSA)技術に幅広い経験をもたらし、新たな無線通信の要件に対応する。Wireless Innovation Forum、そのミーティング、会員特典の詳細については、www.WirelessInnovation.org を参照。
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