- サウジアラビアをパンデミック前の開放レベルに戻す
- 電子ビザの対象となる諸国の市民は到着ビザを利用できる
- 予防接種やPCR検査証明は不要
- 検疫要件は撤廃
リヤド(サウジアラビア)
2022年3月30日
/PRNewswire/ -- サウジアラビア政府は、米国、英国、シェンゲン圏諸国の有効なビザ保有者向けの到着ビザ(Visa-on-arrival)プログラムを再開し、即時発効した。2週間前に同国はCOVID関連のすべての入国制限を解除し、サウジアラビアをパンデミック前の開放レベルに戻した。
3つのビザのいずれかを所持し、サウジアラビアを代表する航空会社(Saudi、Flynas、Flyadeal)のうちの1社で旅行している訪問者は、事前申請なしでサウジアラビア到着時に期間12カ月の観光ビザの発給を受けることができる。
米国、英国、ないしシェンゲン圏の有効なビザを保有している訪問者は、サウジアラビア到着時にビザ受給資格を得るため、発行国または発行地域に入国するために少なくとも1回はそれを使用している必要がある。訪問者はまた、サウジアラビアの国際空港のいずれかでCOVID-19保険を購入する必要がある。
2019年に導入された電子ビザプログラムの対象となる国の市民も、旅行している航空会社に関係なく、到着時にビザ発給を受けることができる。
STA(サウジアラビア政府観光局)の会長を務めるアハマド・ハティブ(Ahmed Al Khateeb)サウジアラビア王国観光相は「到着ビザプログラム復活は、サウジアラビアをパンデミック前の開放レベルに戻すための最終ステップであり、サウジアラビアをレジャー、ビジネス、宗教旅行のための世界で最もアクセスしやすいデスティネーションの1つにする。この政府決定は、サウジアラビアの人々の有名な温かいもてなしで世界を歓迎するデスティネーションに戻す一方で、生活を観光に依存している多くの人々をさらに支援することになる」と語った。
サウジアラビアは3月6日、国民をコロナウイルスのパンデミックの影響から保護するために実施されたすべての渡航禁止令の解除を発表した。サウジアラビアへの訪問者は、入国のため予防接種証明やPCR検査証明を提示する必要がなくなった。入国を許可されていない国々のレッドリストは廃止された。制度化された検疫要件は完全に撤廃され、社会的距離ルールは解除された。マスクは、閉鎖された公共の場所でのみ必要である。
サウジアラビアは、COVID-19発生後、国境を閉鎖した最初の国の1つだった。それ以来、政府はホテル、レストラン、公共の建物、オフィスを含むすべての公共の場で厳格な健康と安全のプロトコルを実施してきた。
サウジアラビアは2019年9月、海外のレジャー旅行者に開放されたが、それから6カ月も経たないうちにパンデミックにより国境を閉鎖した。同国は観光戦略を国内訪問の構築、11のデスティネーション開設、270超の観光パッケージ創出に焦点を当てることにシフトした。その結果、サウジアラビアは、COVID症例が急増することなく、レジャー旅行で2年連続の成長を記録した。
アハマド・ハティブ観光相は「サウジアラビアは、いくつかの世界最大のイベントに加えて、魅力的な文化観光の提供と観光専業地元企業数の増加を含む、急成長中のレジャー・エンターテインメント部門でパンデミックから抜け出した。本物のアラビアの故郷の探索を熱望している世界中からの訪問者を歓迎することを楽しみにしている」と語った。
▽サウジアラビア政府観光局について
2020年6月に発足したサウジアラビア政府観光局(Saudi Tourism Authority、STA)は、世界中のサウジアラビアの観光地をマーケティングし、プログラム、パッケージ、事業支援を通じてデスティネーションのサービスを開発する責任を担っている。その使命には、同国のユニークな資産とデスティネーションの開発、業界イベントの主催と参加、サウジアラビア観光ブランドの内外での宣伝などがある。STAは、世界中に16の駐在事務所を運営し、38カ国にサービスを提供している。
Photo - https://mma.prnasia.com/media2/1773973/Tourists_in_AlUla_Saudi_Arabia.jpg?p=medium600