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「旅行バブル」に陥っている? 国際調査で旅行慣習が明らかに

Saudi Tourism Authority
2023-09-27 23:36 740

*15の観光目的地、1万7500人以上を対象にしたYouGov国際調査は、世界のほぼ3分の2の人々は友人や家族が既に訪れた場所に旅行することを優先し、特定の場所でオーバーツーリズムをあおり、他の観光目的地が広く知られていないことが明らかになりました。

*観光客の66%は馴染みがある場所への旅行が重要と考え、回答者の半数弱はほとんど知らない場所への旅行を不快に感じています。

*しかし、新しい観光目的地に旅行した人の83%が、視点が変わった、あるいは視野が広がって戻ってきたことに同意します。

リヤド(サウジアラビア), 2023年9月27日 /PRNewswire/ -- 26日に公開されたYouGov国際調査によると、海外からの観光客はよく知らない観光地を探索しようと考える可能性が低く、より馴染みのある場所に旅行することを選択しています。

ARE WE STUCK IN A ‘TRAVEL BUBBLE’? TRAVEL HABITS EXPOSED IN GLOBAL SURVEY
ARE WE STUCK IN A ‘TRAVEL BUBBLE’? TRAVEL HABITS EXPOSED IN GLOBAL SURVEY

サウジアラビア政府観光局(Saudi Tourism Authority)の依頼で、リヤドで開催される今年の世界観光の日(World Tourism Day、WTD)を前に公開された1万7500人以上を対象としたYouGov調査は、アジア、アフリカ、米州、欧州、中東で実施されました。結果は地域によって異なりますが、この調査によると、観光客の66%は馴染みのある国への旅行を好み、67%は以前に訪れたことがある、または家族や友人などのネットワークを通じて聞いたことのある観光目的地に旅行する傾向があることが明らかになりました。

調査結果の中に若干の地域差があり、中東諸国の観光客の90%が旅行を決める際に目的地の親しみやすさを重要な要素とみているのに対し、英国(62%)、フランス(75%)、中国(68%)、日本(74%)の観光客はよく知らない場所への旅行を快適だと感じています。

国際プロモーション活動を行うための予算が少ない発展途上の観光セクターを抱える観光目的地は、人々が旅行先を選択するときに明らかに重要な要因である親しみやすさを生み出す能力が欠けていることを意味します。一方、より成熟した観光地の課題は観光客が人気スポットから離れ、あまり知られていない地域に行くよう働きかけることです。

観光客の80%が世界観光地のわずか10%しか訪問していないという以前の研究(注)に共鳴し、本調査の明白な所見は、観光客のなじみのある観光目的地好むことを強調するだけでなく、世界のより持続可能な観光プラクティスの必要性にも光を当てています。

サウジアラビア政府観光局のFahd Hamidaddin最高経営責任者(CEO)兼理事は「この国際調査の結果は、世界の観光客の傾向と週間、観光目的地選定で親近感がいかに重要かについて素晴らしい洞察を与えてくれます」と述べました。

「しかし、親しみやすさは必ずしも、観光目的地がその信頼性を損なわねばならないことを意味するものではありません。調査は、新しい場所を訪れると多様な文化への認識が深まり、相互理解を育むという見解も支持しています。われわれは旅行するときは善の代理人で、自分の文化を輸出し、新たな発見、アイデア、視点と共に帰宅します」

「旅行がいかに視界を広げる力を持っているかを際立たせることで、より多くの人々があまり馴染みのない観光目的地を選ぶきっかけになることを望みます。リヤドで今週開催される世界観光の日で、この調査結果について仲間と話し合い、われわれがどのようにして世界のあらゆる場所をすべての人にとって魅力的でアクセスしやすいものにし続けるかを共同で探求することを楽しみにしています」

調査結果は、最も人気のある観光目的地で大量の観光客をより適切に管理する施策を導入したクロアチアやフランスなどの最近の報道を裏付けています。クロアチアのドブロブニク市は、観光を管理し、影響を最小限に抑える「Respect the City(都市への配慮)」のキャンペーンを導入しました。一方、フランスのオリビア・グレゴワール(Olivia Gregoire)観光相はフランスは「環境、地元住民の生活の質、観光客の体験」を脅かす繁忙期の流入をより適切に管理する必要があると主張しました。

新しい観光目的地を訪れた観光客の83%が、その経験によって視野が変わり、視野が広がったと報告しています。これは、人々を結びつけ、相互理解を高める上で観光が大きな影響を与えているという説得力のある証拠となっています。

サウジアラビア政府観光局が委託した国際調査は、9月27-28日リヤドで開催される今年の世界観光の日を控えて実施されました。WTD2023では「Tourism and Green Investments(観光とクリーン投資)」をテーマに世界の観光大臣、業界リーダー、セクターの専門家が集結します。参加者は一連の魅力的なセッション、パネル討議、ワークショップを通じて、繁栄を推進し、文化を保護し、環境を保全して、より調和が取れ相互接続された世界を促進する観光と国際協力の不可欠な役割を探ります。

▽サウジアラビア政府観光局について

2020年6月に発足したサウジアラビア政府観光局(Saudi Tourism Authority、STA)は、世界中でサウジアラビアの観光目的地をマーケティングし、プログラム、パッケージ、事業支援を通じて観光目的地のサービスを開発する責任を担っています。その使命には、同国のユニークな資産と目的地の開発、業界イベントの主催と参加、サウジアラビア観光地ブランドの内外での宣伝などがあります。STAは世界中に16の駐在事務所を運営し、38カ国にサービスを提供しています。

UNWTOについて

国連世界観光機関(UNWTO)は平等で包括的かつ持続可能な開発の手段としての観光を促進する国連の専門機関です。UNWTOは加盟国、国際機関、民間セクターと協力し、全ての人にとって安全で円滑な旅行を促進しています。また、UNWTOは観光を信頼と国際協力の基盤とし、成長と機会の中心的柱とするために取り組んでいます。より広範な国連システムの一部として、UNWTOは働きがいのある人間らしい仕事の創出、平等の促進、自然・文化遺産の保護などの権能を通じ、持続可能な開発のための2030アジェンダを達成するための世界的な取り組みの最前線にいます。

Photo - https://mma.prnasia.com/media2/2221388/Saudi_Tourism_Authority.jpg?p=medium600 

(注)Murmuration research

 

ソース: Saudi Tourism Authority