SX GlobalがFIMスーパークロス世界選手権シリーズ計画を発表

【クイーンズランド（オーストラリア）2022年3月1日PR Newswire＝共同通信JBN】

＊グローバルシリーズはこのスポーツを高めてグローバルファンベースを拡大、チームとライダーにスーパークロス界最高の賞金と前例のない資金援助を提供

FIM（国際モーターサイクリズム連盟）スーパークロス世界選手権を運営、推進する独占的権利をこのほど獲得したオーストラリアの企業SX Globalは1日、総合的なグローバル選手権シリーズの計画を明らかにした。

SX Global Unveils Plans for FIM Supercross World Championship Series - Global Series Promises to Elevate the Sport & Expand Global Fanbase, Offering Unprecedented Financial Support for Teams & Riders, Along with the Sport’s Richest Prize Purses

シリーズは高度に独占的な構造を備え、独立系オーナーが利用できるのは10チームライセンスに限定され、参加チームには設立資金、イベントごとのギャラ、シリーズを通じた補給・輸送支援など比類ないレベルの資金援助が与えられる。特にチームとライダーには向こう5年間で総計5000万ドルが確保されている。また、独立系オーナーモデルは、グローバルとローカルレベルのイベントで後援を得る機会が開かれている。

グローバルシリーズにはスーパークロス史上最高の賞金が設定され、各イベントで計25万ドルを手にすることができる。FIMスーパークロス世界選手権は確立された2クラス形式に従い、チームはライダー4人―WSX（450cc）クラスとSX2（250cc）クラスに各2人―を出場させる。さらに、イベントでは各クラスで2つのワイルドカード戦参加が認められ、出場ライダーが22人になるまで地元ライダーとスポンサー主導枠が提供される。SX Globalはまた、独自のレース形式、革新的な放送、全体的なエンターテインメント体験を向上させるスタジアム内アトラクションを通じて、ファンに対する高度な体験も提供する計画である。

グローバル選手権シリーズの計画は1日、FIMスーパークロス世界選手権に前例のないレベルの資金援助と開発リソースをもたらすMubadala CapitalによるSX Globalへの投資のニュースで際立った。2430億ドルの資産を管理下に置く政府系投資企業Mubadala Investment Companyの資産運用部門であるMubadala Capitalは、グローバルビジネスとスポーツベンチャー開発出資の豊富な経験をもたらす。

SX GlobalのTony Cochrane社長は「米国外でスーパークロスには大規模なファンベースと未開拓の需要があり、Mubadala Capitalの資金援助とかなりのリソースに支えられて、われわれはそれを育み、史上最もエキサイティングで利益の上がる世界選手権シリーズによって、このスポーツを新たな地域にもたらすつもりである。われわれはスーパークロスの斬新なモデルを生み出した。資金援助とライダー、チームの機会拡大、スポンサーシップ機会の拡大、ファン向けの高度な体験を重視するものである」と語った。

FIMスーパークロス世界選手権は毎年、下半期に開催される。9月から11月にかけて5つのイベントが予定される2022年は、シリーズ自体の確立とモメンタム構築を可能にする"パイロット"シーズンと位置付けられる。シリーズは2023年以降、毎年6月から11月に拡大される。

SX Globalのモータースポーツ担当マネジングディレクター、Adam Bailey氏は「長年にわたり、スーパークロスの本格的な世界選手権シリーズを立ち上げるさまざまな試みがあった。しかし、資金とリソースの不足、グローバル・地域関係の欠如、その他の要因によりいずれも成功していない。われわれのチームには必要なリソースと国際的イベントの背景、関係と専門知識、そして、この世界選手権を実現する資金がある」と述べた。

SX Globalは高資格のモータースポーツ／エンターテインメントエグゼクティブのチームをもたらし、この規模のシリーズ提供に成功した経験がある。SX GlobalのTony Cochrane社長はV8 Supercars（V8スーパーカーズ選手権）の開発と成功を先導した。それはオーストラリアをベースにする自動車レースシリーズで、国内で最も成功したモータースポーツの1つになり、その後は上海、米国、バーレーン、アブダビ、ニュージーランドのイベントに発展した。また、スーパークロスイベントで実績あるベテランのAdam Bailey、Ryan Sanderson両氏は、オーストラリアで最も注目されるスーパークロス大会、AUS-X Openの背後で原動力になってきた。両氏は2018年と2019年にニュージーランドのオークランドで成功したイベントとともに、5年連続でチケット完売になったAUS-X Openのイベント（2015-2018年シドニー、2019年メルボルン）を推進した。

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