ドバイ(アラブ首長国連邦)
2022年2月18日
/PRNewswire/ -- 中東・アフリカ・南アジア地域の主要国際金融センターであるDubai International Financial Centre(ドバイ国際金融センター、DIFC)はこのほど、史上最高となった年間業績を発表した。
DIFCは、世界規模のパンデミックという状況にありながら、力強い成長の1年を記録し、世界的な注目度を一段と高めた。DIFCは2021年上半期中に2024戦略(2024 Strategy)成長目標を予定より3年早く達成した。DIFCは昨年、2020年比36%増の996社の企業登録を記録し、同センターにとって年間で過去最高となった。企業数の増加は過去10年間の平均数の3倍以上である。DIFCで活発な営業活動を行っている登録企業総数は、2020年の2919社から25%増の3644社となった。計1124社の金融およびイノベーション関連企業がDIFC内で活発に営業しており、2020年の915社から23%増加した。
全体の3644社の中で、世界上位20の銀行のうち17行、世界上位30のグローバルでシステム的に重要な銀行のうち25行、上位10の保険会社の5社、上位10の資産管理会社のうち5社、それに多くの大手グローバル法律・コンサルタント会社がDIFCを本拠にしている。
目覚しい成長は、銀行業、資本市場、資産管理、プロフェッショナルサービスなど、多岐にわたる事業分野で達成された。急激な新規クライアント数の増加は、フィンテックおよびイノベーション分野からによるものである。こうした企業は2020年の303社から2021年には503社へと増加した。
2021年にDIFCに参加した有名企業としては、Air Liquide Middle East & India Holding Limited、BentallGreenOak Advisors(UK)LLP、DP World Financial Services、Dual Corporate Risks Limited、General Reinsurance AG、Howden Insurance Brokers Limited、Hines、Mamopay、Richemont、Thunderbird Global Innovation Centerなどが挙げられる。
雇用者数は11%増の2万9700人となり、約3000人の純増で、過去10年間で最高の純増数となった。これらの職種には、ドバイのあらゆる経済セクターにわたって1人当たりのGDPに最大の貢献をしている150の国籍にまたがる高いスキルを持った労働者が従事している。
2021年にDIFCはまた、過去最高の売上高と営業利益を記録した。売上高は8億9700万アラブ首長国連邦ディルハム(AED)で、2020年の7億7400万AEDに比べて16%増、2019年の8億3800万AEDに比べて7%増となった。2021年の営業利益は5億7300万AEDに達し、2020年の4億5700万AEDから26%、2019年の5億1000万AEDから13%それぞれ増加した。