【ソウル(韓国)2022年1月25日PR Newswire=共同通信JBN】
*ロッテホテルが米国の「キンプトンホテルモナコ」を買収
*L7ブランドを立ち上げ、米国に積極的に進出
*東部(ニューヨーク市)-中部(シカゴ)-西部(シアトル)をつなぐ、「Kホテル」の歴史的偉業
韓国最大のホテルグループであるロッテホテル(LOTTE HOTEL)は2022年1月14日(米中部標準時、CST)、米国シカゴのワバッシュ通り225Nにあるキンプトンホテルモナコ(Kimpton Hotel Monaco)の買収契約を締結した。
これは、韓国のブランドとサービスの世界的な拡大を支援するKorea Overseas Infrastructure & Urban Development Corporation(韓国海外インフラ都市開発支援公社)との共同投資であり、約3600万ドルが投資された。
ロッテホテルのライフスタイルホテルブランド「L7」の下で運営することが決定しており、2023年下期に開業する予定である。
ライフスタイルホテルとは、トレンディーなインテリアとサービスを備えたブティックホテルを指す。地元文化を反映した新しいライフスタイルをゲストに提案することを目指している。1999年にシアトルにオープンしたエースホテル(ACE Hotel)を皮切りに、ニューヨークやロサンゼルスなどの都市を中心にライフスタイルホテルブームが起こっている。
L7ホテル(L7 HOTELS)は「インスピレーションの旅」をスローガンに、新しい体験とインスピレーションに満ちた「オープンスペース」であることを目指している。ソウルの主要な観光・ショッピング地区の明洞に、2016年に開業したL7ブランドの最初のホテル「L7明洞」がある。ビジネスホテルが主流だった韓国のホスピタリティー業界にライフスタイルホテルを導入することで、極めて重要な役割を果たした。
現在、韓国では3つのL7ホテルが運営されており、独特の地元の特徴を反映した比類のない雰囲気を誇る。L7ホテルは、屋内ゴルフ練習場やモバイルゲームの試合など、プロモーションと組み合わせたエンターテインメントを業界で初めて発表したり、ファッション、ビューティー、カルチャーのブランドとのコラボレーションイベントを提供したりすることで、トレンドをリードするサービスを提供し続けている。
ライフスタイルホテルブランドの本拠地である米国で事業を拡大することは、L7ブランドの競争力と可能性に対するロッテホテルの強い自信の表れである。さまざまなブランドポートフォリオに基づき、さらなる委託拡大を促進できることが期待される。
シカゴの独自性も、L7ホテルの拡大における重要な要素の1つと見なされている。シカゴは米国の主要観光都市の1つで、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)以前の年間訪問者数は6000万人だった。新興企業やベンチャーキャピタルが急増しているこの都市は、活気に満ちた都市へと変わりつつある。
ロッテホテル本社の広報担当者は「建築、文化、ジャズの街と呼ばれるシカゴには魅力的な地元文化があり、L7ホテルの展開に最適だ」と述べた。ロッテホテルのSejin Ahn最高経営責任者(CEO)は「東のロッテニューヨークパレス(LOTTE NEW YORK PALACE)、西のロッテホテルシアトル(LOTTE HOTEL SEATTLE)に続き、米国中部を代表する都市にL7シカゴをオープンし、韓国のホスピタリティー業界に歴史を刻んだ。ブランドポートフォリオに基づき、グローバル展開に努めていく」と語った。
L7シカゴはシカゴの繁華街に位置し、オヘア国際空港から約25 km(車で30分)の場所にある。シカゴ川やミレニアムパークなどの主要観光スポットから徒歩20分以内という絶好のロケーションを誇る。
13階建てのビルに全191室(スイート22室を含む)、飲食店1店舗、宴会場3室を備え、L7ならではのライフスタイルを演出するリノベーションが予定されている。
一方、ロッテホテルは現在7カ国で32のホテルを運営している。韓国式のホスピタリティーサービスとブランドポートフォリオで、同ホテルグループはさまざまな旅行者のニーズを満たしている。プレミアムなランドマークホテル「シグニエル(SIGNIEL)」、クラシックな高級ホテル「ロッテホテル(LOTTE HOTELS)」、ライフスタイルホテル「L7ホテル(L7HOTELS)」、ビジネスに最適化された「ロッテシティホテル(LOTTE City Hotels)」、家族旅行者向けの「ロッテリゾート(LOTTE Resort)」がある。