自動車業界の経験豊富なリーダーが、ラストワンマイル物流事業に参入
ルクセンブルク、2022年1月5日PR Newswire – グローバルな自動車専門家集団が率いる自動車ホールディングカンパニーのOdin Automotive S.à r.l. (オーディン) は本日、 ドイツポストDHLグループ (DPDHL) との取引により、同社傘下の小型商用電気自動車 (eLCV) メーカーであるストリートスクーター・エンジニアリング (StSE) の買収を完了したことを発表しました。この買収により、オーディンはStSEの既存の知的財産権、生産ライン、スイスと日本の子会社を取得することになります。これは、オーディンがドイツ最大のeLCVメーカーを所有し、StSE による継続的なバッテリーマネジメントシステムの開発・製造能力を確保することを意味します。同時に、オーディンはDPDHLによる配送車両の電動化を継続的に支援するために、同社から最低3,500 台のStSE車両の追加オーダーを獲得しました。今回の買収は、オーディンが今後 1 年間に予定している複数の取引のうち、最初に公表する案件になります。
これにより、オーディンはeLCVの開発・製造・販売における新たなグローバルリーダーになります。2010 年に民間研究プロジェクトの一環として設立され、2014 年に DPDHL が買収したストリートスクーターは、DPDHL向けに 4 ㎥、 8 ㎥、 20 ㎥の荷室容積を有する配送車両を 17,500 台以上、さらに欧州各地と日本で合計5,000台の車両を導入しており、世界で運用されているeLCVフリートの中でも最大級となっています。尚、日本で運行されている車両も、新体制下で引き続きサービスを提供し続けます。StSEは現在ドイツで生産を行っており、年間最大 3 万台の生産能力を有しています。DPDHL は、新体制下での継続的な成長を活かすため、同事業の株式の10%を保持します。
CEO 兼会長のシュテファン・クラウゼ氏は、EV新興企業カヌーの初代社長兼 創業者であり、過去に自動車メーカーBMWの CFO/取締役、ドイツ銀行のCFOを歴任しています。オーディンは、中国の大手メーカー、北米の製造委託会社、ロンドンの投資会社スパルタ・キャピタル・マネジメント社など、複数の機関投資家および民間のグローバルな投資パートナーから支援を受けています。同社は、ドライバーの快適性と最大限の航続距離と信頼性を備えたストリートスクーター車両の供給をDPDHL向けに拡大し、幅広いユースケースに対応するために、製品ラインアップを拡充していきます。さらに、STSEの潜在力を最大限活かすために、欧州、北米、アジアの国々を含む海外市場にも積極展開していく予定です。ラストワンマイル物流の電動化と、その先の市場を開拓するために、オーディンは製品ラインアップと市場規模の拡大に寄与するモビリティ関連事業の買収を進めていく見込みです
「ドイツポストからのストリートスクーターの買収は、当社にとって大きな節目になります。EV領域で実績のある、確立されたメーカーを買収したことに加え、業界では他に類を見ない10年以上のEVフリートマネジメントの経験を獲得することができるのです」と、クラウゼ氏は述べています。「この買収により、他社に先駆けて、フリートのお客様向けに実証済で総合的な電動化ソリューションを提供する、という我々のミッションを大きく前進させることができます。」
オーディン・オートモーティブ (Odin Automotive S.àr.l.) について
オーディン・オートモーティブは、ラストワンマイルにおけるヒトとモノの移動をゼロ・エミッションに変革する自動車ホールディングカンパニーです。オーディンは、過去30年間、自動車業界の最前線で活躍してきた経験豊かなリーダー陣により率いられており、メンバーは欧州、アジア、北米の大陸を超えて協業しています。大手自動車会社や物流会社、 EVのスタートアップ企業やハイテク企業で変革を進めてきた彼らは、商用フリートの電動化という大きな課題に全力で取り組んでいきます。詳細については、ウェブサイト (www.odinev.com) をご覧ください 。
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