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2021年Yidan Prize受賞者を称え、教育における世界的対話を促進

Yidan Prize Foundation
2021-12-06 18:15 1357

【香港2021年12月6日PR Newswire=共同通信JBN】世界最高の教育賞を主宰する世界的慈善財団のYidan Prize Foundation(Yidan Prize財団)は5日、2021年Yidan Prizeサミットおよび授賞式を開催した。

授賞式で2021Yidan Prize受賞者(中央の2人)を祝って乾杯する香港特別行政区行政長官の林鄭月娥(キャリー・ラム)氏(左端)とYidan Prize創設者のCharles CHEN Yidan博士(右端)
授賞式で2021Yidan Prize受賞者(中央の2人)を祝って乾杯する香港特別行政区行政長官の林鄭月娥(キャリー・ラム)氏(左端)とYidan Prize創設者のCharles CHEN Yidan博士(右端)

世界規模のハイブリッド形式によるイベントには政策立案者や教育専門家が参集し、世界で最も差し迫った教育問題やより良い未来に向けた実践的で革新的な解決策について討論し、意見を交わした。イベントではまた、今年のYidan Prize受賞者の先駆的な業績が正式に祝賀され、表彰された。

一連のパネルディスカッションで出席者らはすべての人にとって公正で利用可能な質の高い教育をもたらす新たな考え方を議論した。対象となった議題には、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)パンデミックによって引き起こされた学習機会の損失、拡張可能な教育ソリューション、遊びを通じた学習などがあった。ユネスコ(UNESCO)の報告書「Reimagining Our Futures Together: A New Social Contract for Education(われわれの未来をともに再考しよう:教育のための新たな社会契約)」も取り上げられ、出席者らが豊かな子どもの未来を確保するための教育の重要性を議論した。

▽「教育を通じたより良い未来の創出」サミット

2021年Yidan Prize for Education Research(教育研究のYidan Prize)受賞者でスタンフォード大学フーバー研究所Paul and Jean Hanna Senior FellowであるEric A. Hanushek教授は、教育の質を高める上での教師の重要な役割を強調した。著名なエコノミストから成るパネルは、子どもの知識ギャップに取り組んでいる教師への支援強化を要請した。

2021年Yidan Prize for Education Development(教育開発のYidan Prize)受賞者でPratham Education Foundationの最高経営責任者(CEO)であるRukmini Banerji博士は、なぜ子どもたちが学校で落後すると考えているのか、学校の教科課程のペースが速すぎていないかについて見解を共有した。議論には2019年ノーベル経済学賞受賞者のエステル・デュフロ(Esther Duflo)教授とアビジット・バナジー(Abhijit Banerjee)教授も加わり、拡張可能で効果的な解決策の開発から、すべての子どものレベルへの教科課程の適応まで、教育における有意義な変化を実践する方法について意見を交換した。

パネリストとして、ユネスコのFuture of Learning and InnovationディレクターのSobhi Tawil博士、世界銀行グループのEducation Global PracticeシニアディレクターのJaime Saavedra博士、ミュンヘン大学のLudger Woessmann経済学教授などが参加した。

▽2021年Yidan Prizeを祝賀

イベントは今年のYidan Prize受賞者の卓越した業績を祝賀する授賞式で幕を閉じた。Hanushek教授とBanerji博士に、学習者の教育の質と結果を大規模に向上させるという画期的な取り組みを評価して、教育研究のYidan Prizeと教育開発のYidan Prizeが正式に授与された。

Yidan Prizeの創設者Charles CHEN博士は「本日われわれはHanushek教授とBanerji博士の業績を祝賀する。パンデミックから回復しつつある世界でわれわれはより効果的なイノベーションを必要としている。未来を考え直そうではないか。イノベーションが現実の、また影響力のある変化をもたらす未来を。これはわれわれが作り出すことができる未来であり、われわれすべてがその一部であることに幸せになる世界である。われわれはともに、教育を通じてより良い世界を作り出すことができる」と語った。

▽2022年Yidan Prizeの推薦

2022年Yidan Prizeの推薦は2022年3月31日まで受け付ける。2022年1月12日、Yidan Prize 財団はこの賞や、申し込み方法、審査員団が受賞者に何を求めるかに関する詳細な情報を共有するため、ウェビナーを開催する。登録はこのウェブサイト

https://yidanprize.org/events/making-a-2022-yidan-prize-nomination/?utm_source=press-release&utm_medium=press-release&utm_campaign=summit-ceremony&utm_content=english )から。

▽Yidan Prize Foundationについて

Yidan Prize Foundation(Yidan Prize財団)は世界的な慈善教育財団で、その使命は教育を通じてより良い世界を作ることである。そのイノベーター・ネットワークを通じ、同財団は教育、とりわけ生活と社会を積極的に変える力を持つ教育の考え方と実践をサポートする。

Yidan Prizeは包摂的な教育の賞であり、教育に大きく貢献した個人や集団を評価する。

https://yidanprize.org

スクリーンに登場した2021年度教育研究賞受賞者のEric A. Hanushek教授(左)と2021年度教育開発賞受賞者のRukmini Banerji博士(右)
スクリーンに登場した2021年度教育研究賞受賞者のEric A. Hanushek教授(左)と2021年度教育開発賞受賞者のRukmini Banerji博士(右)

ソース: Yidan Prize Foundation
キーワード: 教育