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【香港2023年9月28日PR Newswire＝共同通信JBN】Yidan Prize Foundationは、アリゾナ州立大学のMichelene Chi教授とUniversity of the PeopleのShai Reshef学長に、世界最高の教育賞である2023年Yidan Prizeを授与しました。この賞は、教育と学習の質を向上させ、世界的に高等教育への障壁を打ち破ることにより、学習者が潜在能力を最大限に発揮できるよう支援する革新的なソリューションを表彰するものです。
今年で7年目を迎えるYidan Prizeは、公募による推薦と厳格で独立した審査プロセスを通じて、教育研究開発におけるチェンジメーカーに引き続きスポットを当てています。2023年Yidan Prize for Education Research（教育研究のYidan Prize）と2023年Yidan Prize for Education Development（教育開発のYidan Prize）の受賞者として、Michelene Chi氏とShai Reshef氏は、Yidan Prize Foundationの教育専門家の世界的なコミュニティーに加わります。彼らはそれぞれ金メダルと3000万香港ドル（約380万米ドル）を受け取り、そのうちの半分は、研究の規模を拡大するための制約のないプロジェクト資金です。
Yidan Prizeの創設者であるCharles CHEN Yidan博士は「2023年Yidan Prize受賞者に心からお祝いを申し上げます。革新的で変革的な研究と実践、つまり学習者に機会をもたらすものを評価することで、私たちは教育を通じてより良い世界の構築に貢献することができます」と語りました。
▽教育における変革的なアイデアにスポットを当て、より明るい未来を切り開く
アリゾナ州立大学Mary Lou Fulton Teachers Collegeの指導教授兼Dorothy Bray科学・教育寄付講座教授であるMichelene（Micki）Chi氏は、2023年Yidan Prize for Education Researchを受賞しました。認知科学の学者である彼女の広く採用されている認知関与理論は、ICAP（インタラクティブ、コンストラクティブ、アクティブ、パッシブ）と呼ばれ、アクティブラーニングを定義するベンチマークを設定し、教師が生徒の学習方法と、生徒の学習意欲を高めるための授業計画や活動の設計方法をより深く理解できるようにします。
Yidan Prize for Education Researchの審査員長で経済協力開発機構（OECD）教育スキル局ディレクターのAndreas Schleicher氏は「教育研究に対するMichelene（Chi氏）の最も重要な貢献は、生徒がどのように学ぶかについての科学理論です。同氏は、アクティブラーニングに対するまったく異なる複数のアプローチを、シンプルでありながら広く適用できる1つのフレームワークにまとめ、この理論が現場の教育実践を確実に変えることに情熱を注いでいます」と述べました。
Micki氏はYidan Prizeの資金を使ってICAPフレームワークを強化し、K-12（幼稚園から高等学校まで）および高等教育の教師向けの専門能力開発トレーニングモジュールを作成し、ICAPの範囲を世界的に拡大することを計画しています。
University of the Peopleの創設者兼学長であるShai Reshef氏は、2023年Yidan Prize for Education Developmentを受賞しました。同氏の高等教育モデルは、米国を拠点とする授業料無料の非営利、認定オンライン大学で、世界中で13万7000人以上の学生を擁し、革新的でスケーラブルなソリューションで学習者のニーズに応えています。
Yidan Prize for Education Developmentの審査員長でユネスコ（UNESCO）Institute for Information Technologies in Education（教育情報技術研究所）ボードメンバーのDorothy K. Gordon氏は「高等教育へのアクセスという世界的な課題は、心を開き、雇用と収入を改善するという点で、高等教育による人生を一変させる影響が、多くの人にとって依然として手の届かないところにあることを意味します。Shai氏のモデルは高等教育を再構築し、これまで排除されてきた人々に扉を開くものです」と述べました。
Shai氏は、Yidan Prizeプロジェクト資金を利用してUniversity of the Peopleの成長を継続させ、より多くの学生と人々をサポートし、高等教育のアクセシビリティーと手頃な価格という課題に対する包括的なソリューションを提供します。
▽生活と社会をポジティブに変えるために教育の進歩を加速する
Yidan Prize Foundationは、研究と実践のコラボレーションを促進するグローバルな学習コミュニティーを構築しています。そのコミュニティーは規模と影響力の両方で成長し続けており、教育の未来を形作るパートナーシップを擁護する財団の能力を強化しています。
Yidan Prize FoundationのEdward Ma事務局長は「Micki（Chi氏）とShai （Reshef氏）を私たちのグローバルコミュニティーに迎えられることをうれしく思います。審査員は、今年の受賞者の業績は広く応用可能かつスケーラブルであり、現在の学習者のニーズに合わせて教育を再構築するものであると評価しました」と述べました。
今年は12月3日にYidan Prize Awards授賞式が、4日にYidan Prizeサミットがそれぞれ開催されます。2つのイベントには、世界中の教育、公共政策、慈善活動の主導者が集まり、2023年の受賞者を祝うとともに、教育分野の重要かつ永続的な進歩につながる解決策について話し合います。
▽2024年Yidan Prizeの推薦は10月に受け付け開始
Yidan Prizeは教育におけるチェンジメーカーを擁護し、プロジェクト資金を通じて革新的なアイデアを拡大することを支援します。その独立した審査委員会は2つのパネルで構成されており、1つは教育研究に重点を置き、もう1つは教育開発に重点を置いています。審査委員会は、取り組みが、未来志向、革新的、変革的、持続可能なものであるという4つの基準に照らして、すべての候補を慎重かつ総合的に評価します。
2024年Yidan Prizeの推薦受付は2023年10月から2024年3月31日までです。
2023年Yidan Prize for Education Research受賞者のMichelene Chi教授（左）と2023年Yidan Prize for Education Development受賞者のShai Reshef氏（右）
2賞は影響に配慮：受賞者は金メダルと3000万香港ドル（各チームに均等に分配）が授与され、その半分は制約のないプロジェクト資金であり、受賞者の研究の拡大を支援します。
▽YIDAN PRIZE FOUNDATIONについて
Yidan Prize Foundation（Yidan Prize財団）は世界的な慈善財団で、その使命は教育を通じてより良い世界を作ることです。その賞とイノベーター・ネットワークを通じ、Yidan Prize Foundationは教育、とりわけ生活と社会を積極的に変える力を持つ教育の考え方と実践をサポートします。
Yidan Prizeは包摂的な教育の賞であり、教育の理論と実践に大きく貢献した個人またはチームを称えます。
