フランクフルト、2021年11月8日 – 2020年の世界の業務用サービスロボットの売上高は、12%増の67億米ドル(サンプル法)に達しました。同時に、新しい家庭用サービスロボットの売上高は16%増の44億米ドルとなりました。
これは、国際ロボット連盟(IFR)が発表したワールドロボティクス2021 - サービスロボットレポートによるものです。
IFRのMilton Guerry会長は、「2020年の業務用サービスロボットの販売台数は、41%増の131,800台という驚異的な伸びを記録した。」と述べています。
業務用サービスロボットの主要な5つの用途別トレンドは、世界的なパンデミックによる需要の高まりによるものでした。
3台のうち1台は商品や貨物の輸送用に製造されました。自律走行搬送ロボット(AMR)および配送ロボットの売上高は、11%増の10億米ドル超となりました。販売されたロボットのほとんどは、生産や倉庫などの屋内環境で使用されています。
業務用清掃ロボットの需要は92%増となり、34,400台が販売されました。新型コロナウイルス感染症のパンデミックによる衛生面での要求の高まりを受けて、50社以上のサービスロボットプロバイダーが、消毒液の噴霧や紫外線を利用した消毒ロボットを開発しました。業務用の床洗浄ロボットの販売台数は、2021年から2024年にかけて、毎年平均して2桁の成長が見込まれています。
2020年には医療用ロボットの売上高が、金額ベースで業務用サービスロボット全体の55%を占めています。 これは主にロボット手術システムによって押し上げられました。売上高は11%増加し、36億米ドルとなりました。これは、医療用ロボットの用途の中では最大です。医療用ロボットの約75%は、北米とヨーロッパのサプライヤーが供給しています。
ホスピタリティロボットの人気は高まり、売上高は249百万米ドルに達しています。調理ロボットの売上高は、約3倍の32百万米ドル(196%増)となりました。新型コロナウイルス感染症のパンデミックは、食品との接触を避ける意識が高まりました。ホスピタリティロボットには依然として大きな可能性があり、年間で2桁半ばの成長が予測されています。
家庭用サービスロボット
家事用のロボットは、家庭用ロボットの中でも最大の割合を占めます。2020年には約1,850万台(6%増)、43億米ドル相当が販売されました。
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