【サンノゼ(米カリフォルニア州)2021年11月1日PR Newswire=共同通信JBN】
*SiTuneのIceWings(TM)が、優れた性能、最低消費電力、最多周波数帯で水準を向上させている。
無線周波数(RF)および混合集積回路の大手プロバイダーであるSiTune Corporationは、IceWings(TM)を最も低消費電力のRFトランシーバーシリコンとして、リファレンスデザインや完全なソフトウエアプラットフォームと合わせて、世界中のTier-1顧客やパートナーに向けてサンプリングしている。IceWings(TM)の機能セットと多彩なアーキテクチャーは、5G NR gNodeB、スモールセル、CPE、ユーザー機器を含むさまざまな製品において、世界中の複数の顧客によって活用される。
IceWings(TM)は、4つの統合された送信機と4つの統合された受信機を持つ革新的なRFトランシーバーだ。7.2GHz以下の信号周波数で幅広い規格をサポートし、中間からベースバンドへの変換によりmmWaveアプリケーションを可能にする。広帯域の低雑音増幅器と他に類を見ないマルチバンド機能を備えたこのユニークな製品は、業界で最高の信号品質と低消費電力を実現している。IceWings(TM)は、携帯電話のインフラ設計だけでなく、プライベートネットワークやアクセスポイントを含むTDD/FDDの多様なアプリケーションを可能にしている。この新しいシリコンは、GlobalFoundries(GlobalFoundries )(R)(GF(R))の22FDX(TM)プラットフォームをベースとしており、5G Sub-7GHzとmmWaveインフラ向けのデジタルやRFの強化により、優れた性能を実現している。
新たに開放されたCバンド、あるいは世界で最も普及している5Gの帯域としてn77/ n78/n79への投資が加速する中、機器メーカーやネットワーク事業者は、さまざまな周波数で利用可能な広い帯域をサポートするクラス最高のRF製品を求めている。複数のハイパワーチップを必要とする高価なBOMを持つ従来のソリューションとは対照的に、IceWings(TM)は、あらゆるバンドおよびさまざまな帯域向けの統合された低消費電力のプログラム可能なトランシーバーを提供する。
SiTuneの最高技術責任者(CTO)兼最高製品責任者(CPO)であるMarzieh Veyseh博士は「IceWings(TM)は、Cバンドのマルチキャリアアプリケーション用に300MHz以上の帯域幅をサポートするだけでなく、帯域幅と信号範囲の点でミッドバンドのスイートスポットでの動作を可能にする、市場で最も低消費電力のソリューションだ。6GHz以下のすべての周波数帯と、6GHzから7.2GHzまでの周波数帯をサポートし、優れた広帯域性能を実現する。当社はGFと提携し、同社の先進的なFDSOIソリューションをベースにIceWings(TM)を製造しており、現在、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)からクリティカルなIoTや超高信頼性低遅延通信(URLLC)までのユースケースをターゲットに、EdgeQを含む幅広い企業や通信事業者の顧客にIceWings(TM)のサンプリングを行っている」と述べた。
GFのワイヤレスインフラ兼SATCOMビジネスライン担当副社長であるPeter Rabbeni氏は「GFは、数十年にわたるRFの専門知識を基にした機能が豊富なソリューションと専門的なRFポストファブ・ターンキーサービスの組み合わせにより、顧客がCAPEXとOPEXの支出を最小限に抑えながら、5Gの複雑な課題とロールアウトのプレッシャーを克服することを支援してきた。SiTuneの先進的な技術とGFの革新的なソリューションの組み合わせは、没入型のユーザー体験の新しい波を引き起こし、業界の変革を現実のものとするだろう」と述べた。
EdgeQのシリコンエンジニアリング責任者であるHari Gangadharan氏は「5Gの真の受益者になるためには、われわれは5Gのあらゆる多重性と複雑性を直感的かつシームレスに市場にナビゲートする必要がある。IceWings(TM)は、エレガントな方法で複数の5Gに独自に対処する。効率的でインテリジェント、かつ低消費電力のコンパクトなフットプリントになるまで複数のスペクトル、複数のバンド、複数のプロトコルを崩壊させることで、5Gを無線インフラに最適でシンプルな構成にすることができる」と述べた。
Cota Capitalのオペレーティングパートナーでノキアの元CTOであるHossein Moiin氏は「5Gの変革力は、ミッドバンドにインフラストラクチャーを広く展開することで実現する。そのためには、クラス最高のRFトランシーバーが必要となるが、IceWings(TM)は、最小の消費電力で最高の集積度を備えた明確な技術的なリーダーだ」と述べた。
IDC (IDC )のコネクティビティー・スマートフォン半導体部門のリサーチディレクターであるPhil Solis氏は「5Gネットワークは、ミッドバンドのマッシブMIMOネットワークやmmWaveネットワークのランピング展開によってNSAからSAへと進化を続けている。最近まで市場に欠けていたのは、より優れた性能と低消費電力を備えたトランシーバーとビームフォーマーICであり、SiTuneのトランシーバーはこの進化する状況で重要な部分を担っている」と述べた。
▽SiTune Corporationについて
SiTune Corporationは、SiTuneが特許を有する革新的なハードウエアインテリジェント回路であるHIC(TM)テクノロジーに基づく、5Gワイヤレストランシーバーおよびブロードキャストレシーバー用の最先端のRFおよび混合信号システムオンチップのマルチ世代のイノベーターだ。SiTuneは現在、高度なマルチチャンネルTV用のチューナー、セットトップボックス、ケーブルヘッドエンド用のスペクトル監視、モバイルTV用のチューナーなどの製品を出荷している。詳細な情報は、www.situne-ic.com を参照。
Photo - https://mma.prnasia.com/media2/1674458/SiTune_IceWings.jpg?p=medium600