【ロサンゼルス、シンガポール2021年10月5日PR Newswire=共同通信JBN】クラウドセキュリティー・プロバイダーのOrca Security(https://orca.security/ )は5日、シンガポールに本社を置くTemasek(https://www.temasek.com.sg/en/index )が主導するOrca Security向け拡張C資金調達ラウンドで5億5000万ドルを調達したと発表、同時にアジア太平洋(APAC)を含む同社の急速なグローバル展開の詳細について明らかにした。
2019年設立のロサンゼルスに本社を置くOrca Securityは、すでに日本、インド、オーストラリア、ニュージーランドにパートナー(提携企業)を有している。日立ソリューションズ(Hitachi Solutions, Ltd.)は日本の主要なパートナーで、注目すべき顧客には日本の後払い決済フィンテック企業のPaidy(https://orca.security/resources/case-study/multi-cloud-security-case-study/ )やZip.co(https://orca.security/resources/case-study/case-study-zip-vulnerability-scanning-tools/ )が含まれている。同社は最近、APACのパートナー、潜在顧客、および顧客をより適切にサポートするために、日本語版のWebサイトを立ち上げた。
Orca SecurityのAvi Shua最高経営責任者(CEO)兼共同創設者は「Temasekが投資家として参加してくれたのを喜んでいる。Temasekのポートフォリオとネットワークの幅広さは、当社のAPAC地域とそれを越えた地域への進出、および通信、金融サービス、運輸、消費財などの主要産業への進出を深めるのに役立つであろう。Orca Securityは、2021年末までにAPAC地域に12人を超える従業員を配置する計画である」と述べた。
PaidyのFelix Beatty最高情報セキュリティー責任者(CISO)は「われわれは大規模で複雑なマルチクラウド環境を持っており、何百もの開発者がコードをクラウドにプッシュし、インスタンスを上下にスピンさせ、非常に高速で動くため、われわれが何を持っているかを知るのは難しい。Orca Securityは、すべてのクラウド資産のセキュリティー体制を知らせてくれるが、エージェントやネットワークスキャナーをインストールして維持するという頭痛の種は伴わない。また、Orcaを使用すると、脆弱なPII(個人識別情報)を簡単に発見し、日本の越境プライバシー規制(CBPR)と個人情報保護法などのデータプライバシー法規を順守することがきる」と語った。
Orca SecurityのCラウンド資金調達では、ベンチャーキャピタル企業のCapitalG(Alphabetの独立成長ファンド)、Redpoint Ventures、GGV、ICONIQ Capital、Lone Pine Capital、Stripes、Adams Street Partners、Willoughby Capital、Harmony Partnersの多数の参加が含まれていた。Temasek主導の拡張シリーズC資金調達ラウンドにより、Orca Securityの評価額はわずか7か月で50%急騰し、18億ドルに達した。
この戦略的投資により、クラウドセキュリティー業界の変革がさらに加速され、Orca Securityのグローバルなフットプリントが拡大し、より多くの企業や政府がAWS、Azure、Google Cloudエステート向けの瞬時起動のセキュリティーとコンプライアンスを獲得できるようになろう。
APAC地域に加え、Orca Securityは英国と欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域全体に進出拡大しており、ロンドンに営業所と、テルアビブ以外では初の研究開発センターを構えている。 Orca Securityは、年末までにロンドンで20人以上の従業員を雇用する計画である。
ガートナーの世界のパブリッククラウドサービスに関する最新の2021年予測は、26.2%の増加である。この調査・コンサルタント会社は、企業によるクラウド採用がCOVIDパンデミック後に加速すると予測しており、5年間の複合年間成長率(CAGR)は21.5%になる見通し。その結果、世界中のパブリッククラウドサービスは、2021年の3877億ドルから2025年には8055億ドルに成長すると予測されている。(注1)
Orca Securityは、前年比800%の成長を達成した。特許出願中のSideScanning(TM)テクノロジーは、クラウドプロバイダーAPIおよびワークロードのランタイムブロックストレージから帯域外で直接データを収集する。この技術革新は、2021年のGartner Cool Vendor(https://orca.security/resources/blog/cspm-2021-gartner-cool-vendor/ )として企業評価を得るのに役立ったとわれわれは考えている。
Shua氏は「Orca Securityはシンプルに機能するため、その成長は爆発的に拡大している。われわれは、迅速でエージェントレスな展開、すべてのクラウド資産の100%カバー、迅速な行動を必要とするアラートの自動的優先順位付けを提供している」と述べた。
(注1)Gartner(R), Market Trends: Cloud Shift — 2020 Through 2024
By Michael Warrilow, Ed Anderson, Colleen Graham, Published 13 August 2020
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