【北京2021年9月30日PR Newswire】
宋の詩人卓田はかつて彼の作品『初秋を味わう』の中で、「初秋よ 四季の良い時期 独り占め」と秋を詠んだ。そして、フランスの作家カミュは「秋は第二の春だ。そのとき、どの葉っぱも花のように見えるのだ」と秋をたたえた。当地ならではの清らかで美しい自然と、歴史の重みを感じる文化と相まって、寧郷の秋はより一層色鮮やかになるのだ。白く輝く鱔魚洲の砂浜、夕焼けに染まる炭河里の山々、潙江に映る紅葉や白露、多彩に色づく瓦子寨の林。秋が訪れると、この歴史の長い町は風景が絵画のように変わり、目も舌も楽しめるくつろぎの季節になってくる。
寧郷の秋は、色がさまざま。「山水清らか、夜霜降る。木々黄色く色づきはじめ」と昔の詩で詠まれたように、この地を歩いていると、あらゆるものが絶景のように、帰り道を忘れるぐらい人々が見入ってしまうのだろう。国道319号の道端に生えるプラタナスは枝や葉っぱが重なり合い、まるで時空のトンネルのようで、「吾の葉っぱを見るだけで秋の訪れを知る」と物語っている。また、秋の時期に見渡す限りの香山の竹林の間にたなびく雲や霧を見ていると、さぞ夢中になって我を忘れるだろう。さらに、秋の朝日が差す劉少奇氏の故郷にある花明楼にしても、月の光を浴びる松や柏の木にしても、翡翠色のようなに映ると、どちらも奇麗で絵のようにしか思えない。そして、人里離れた古いお寺を訪れよう。入り口には樹齢千年以上のイチョウは葉っぱを黄色くして、最も美しい姿で人々の訪れを待っている。あたかも仏教の訓えを聞かせてくれるような佇まいだ。その上、一面に広がった黄金色の稲が秋の優しい風に吹かれ、たわわに実っている稲穂の香りが漂ってきて、働く者を笑顔にしてくれる。
特にこの秋に、千年の歴史をもつ寧郷は虹色のような美しい新風景を形成している。新型コロナと戦ってくれた白い服姿の医療従事者、国家文明都市の再検査に対応してくれたオレンジ色姿の清掃作業員、交通安全向上を推進してくれた赤い服姿のボランティア、産業パークと建設現場で頑張ってくれた青い服姿の若者、農村振興の第一線で活躍している緑色服の姿を見せるスタッフ。彼らの身を捧げる行動はこの町に新たな活力を吹き込み、この秋を実り豊かなものにしてくれた。
寧郷の秋は、味がたくさん。秋のいいところは家族が集まって食事することにある。爽籟が吹く爽やかな天候になると、この町はどの家からも料理する時のいい匂いが漂ってくる。中国の南地域では、秋には栄養のあるものを食べる、つまり栄養補給のならわしがあるのだが、寧郷の秋はまさに最高のグルメの出番だ。「庶民食が一番心を癒してくれる」とあるように、寧郷産の豚は、その喉越しが柔らかくうまい食感と、ちょうどいい程度の脂身で、中国の四大名豚の一つと称されており、1000年以上の養殖歴史が数えられる。また、潙山産の豆腐も香りがあるわりに渋みがなく、香ばしい匂いがするのに崩れない。おそらく寧郷人の性格もこの豆腐と似たようなところがあるだろう。そして、かつて貢物として朝廷に献上された灰湯産の鴨は脂がのっていて奥まで味が浸透している。昔朝廷では重宝されていた理由は言わずもがな。さらに、龍田産の扎肉(植物の葉で包んで焼いた肉料理)、五里堆産の香干(燻製の押し豆腐)、資福産の皮つき牛肉、回劉舗産の豚の足、東湖塘産の白鳥、喩家坳産のクチナシの花、黄材ダムで捕れた野生の魚、砂田産の饅頭など。寧郷のグルメゆっくり楽しむと、きっと胃袋を温かく満たせてくれるだけでなく、心も癒されるのではないだろうか。
そして、「寧郷四小皿」と呼ばれる砂仁糕(シャジン入りの餅)、刀豆花(ナタマメの砂糖漬け)、氷姜(生姜の砂糖漬け)、蘇梅果(シソ入りの梅漬け)。この4つの有名なお菓子は滑らかな口当たりと繊細な切り方で、いつもと違う寧郷の味を楽しめる。それに加え、左家山産のみかん、関山産のぶどう、大屯栄産の文旦、巷子口産の黄桃など、どれも色鮮やかでさっぱりしておいしい。長く待った後にこそ、思いがけない喜びがあると伝えているようだ。この季節ほど自分の舌に贅沢を覚えさせる時期などない。長い間に蓄積された寧郷人の勤勉と知恵は、当地のグルメや暮らしぶりからうかがい知ることができる。すると、なおかつこの時期の寧郷をいとおしく思う。
寧郷の秋は、喜びがいっぱい。秋になると、あらゆる風景が一変してくる。ピカピカの日差しの中で眺めると、寧郷の美しい風景に気づくのだ。うっとりさせる山、絹糸が動くように流れる川、黄金色の錦繍のように反射する田んぼ。猛暑の夏に終わりを告げ、爽やかな涼しい秋を迎えるこの頃は、まさに行楽の時季なのだ。方特東方神話テーマパーク、月見祭り、キャンプファイヤー、大規模な花火大会など、人々を魅了させるイベントが数多く開催される。また、関山の旧市街では、何百もあるランタンが点灯され、三国誌の関羽がかつてここで熱い青春の血を叩き付けて戦った過去を思い出させる。また、この秋から道林古鎮では無形文化遺産のパフォーマンス『千年鉄魂』も始まった。溶かした鉄で夜空に咲いた花のような迫力ある最高な花火が楽しめる。さらに、灰湯では地下千メートルから温泉を汲み上げ、温泉客を集める。秋の初温泉ですべての悩みと疲れが取れるといい。もし足が疲れたら、潙仰宗の発祥地である密印禅寺に訪れ、読経を聞いて心を清めてもらうとすっきりするだろう。そして、南中国青銅器文化センターでは、炭河古城の昔の風貌が残されており、それを見ると、きっと時間を超えて当時の街並みに発想を飛ばせるはずだ。
「風景画ごとき寧郷は、春より秋よ」。この季節の寧郷の山、温泉、イベント、祭り、伝統文化、グルメを楽しもうではないか。そして秋の美しい風景を眺めながら、過去の思い出を語ろう。ようこそ寧郷へ。
著者: Huang Tao
(日本語リリース:クライアント提供)