【ニューヨーク2021年9月29日PR Newswire=共同通信JBN】
*CMDCは、クラウドデータマネジメントのためのビジネス、オペレーション、テクノロジーのベストプラクティスを扱う総合的な評価と認証のフレームワーク
*画期的な新しい業界フレームワークは、AWS、Google Cloud、IBM Cloud、マイクロソフトAzureなど業界をリードする企業100社以上の協働により策定
*CDMCは機密データ保護のために14の自動キーコントロールを採用
データマネジメントとアナリティクスの業界横断的な取引団体であるEDM Councilは、クラウドでのデータ管理のためのCloud Data Management Capabilities(CDMC)フレームワークを公開した。すべての業界が利用可能なCDMCフレームワークは、総合的な一連のクラウドデータマネジメント能力、クラウドの基準とベストプラクティス、マルチクラウドおよびハイブリッドクラウドの実装の典型となり、機密データを保護するために自動キーコントロールを採用している。
CDMCフレームワークは、EDM CouncilのCDMC Workgroupにより過去18カ月をかけて策定され、金融業界の主要企業、コンサルティング企業、および、アマゾンウェブサービス(AWS)、Google Cloud、IBM、マイクロソフトなどのテクノロジー企業が参加した。モルガンスタンレーとロンドンと証券取引所グループ(LSEG)が議長を務め、Capcoがプロジェクトを管理する。
CDMCフレームワークは、6つのコンポーネント、14の機能、および37のサブ機能で構成され、全産業の企業がクラウド環境を効率的に管理することを可能にする。6つのコンポーネントは、データガバナンスとアカウンタビリティー、カタログ化とクラシフィケーション、データアクセシビリティーと使用法、データ保護とプライバシー、データライフサイクル、テクニカルアーキテクチャをカバーする。
アマゾン ウェブ サービス(AWS)の世界事業開発、金融サービス担当ディレクターのScott Mullins氏は「クラウドはますます、新興ビジネスモデルの基本的コンポーネントになっており、CDMCフレームワークは、金融サービスセグメントのみならず全業界のデータマネジメントの総合的で最新のベストプラクティスを評価する貴重なリソースになる。AWSがこのフレームワークの策定に寄与したことは誇りであり、この協働の取り組みを支援し続けるのを楽しみにしている」と語った。
Google Cloudのデータアナリティクス製品マネジメント担当ディレクターのEvren Eryurek氏は「あらゆる規模と業界の企業がトランスフォーメーションを推進するためにデータへの依存度を高めており、クラウドの加速が急増した。企業が変化に対応するスピードは、将来の方向付けに成功する企業と取り残される企業との差である。CDMCフレームワークは、企業がデジタルトランスフォーメーションを加速し続け、リアルタイムデータの力を効果的に利用することで事業を再構築していく中で、企業にとって絶大なリソースになる」と述べた。
IBMのRajiv Chodhari副社長兼金融サービスデータ&AI担当最高技術責任者(CTO)は「グローバル金融サービス産業の次の重要なハードルは、マルチクラウド環境でのデータマネジメント、とりわけデータプライバシーを保護し、規則を順守するための法的規制に関するベストプラクティスの標準的なセットの導入である。サイバー犯罪の劇的な増加は、顧客の最もセンシティブなデータの管理者である金融機関に対する規制当局からの詳細な検査の増加と相まって、この領域における多額の投資と調整の必要性を強く論証するものである」と語った。
マイクロソフトのAzureデータガバナンスプラットフォーム担当ゼネラルマネージャーのMike Flasko氏は「業界がクラウドおよびハイブリッド環境で効果的にデータを管理するのに役立つCDMCガイダンスの公表をEDM Councilとともに祝福できることを非常に喜ばしく思う。われわれは、関係するすべての人々と手を組む機会に心から感謝し、それが、さまざまな業界にわたってデータマネジメントを促進するために利用されるあらゆる方法を目にすることに興奮している」と語った。
EDM CouncilのプレジデントであるJohn Bottega氏は「EDM councilがCDMCフレームワークの策定を促進し、監査可能で認証済みのクラウドデータマネジメントのベストプラクティスを全産業にライセンスフリーで提供できることを誇りに思う。われわれはCDMCフレームワークを公表したことを非常に喜んでおり、この18カ月のイニシアチブに関与したすべての人々のグローバルな業界の努力に感謝している」と語った。
CDMCフレームワークはEDM Councilのメンバーおよび非メンバーにライセンスフリーで利用可能である。詳しい情報およびCDMCライセンスの取得については、edmcouncil.org( edmcouncil.org )を参照。
▽EDM Councilについて
EDM Councilは、ビジネスおよびオペレーションの最優先事項としてデータマネジメントおよびアナリティクスのプラクティスを向上させるために発足した世界規模の非営利団体である。Councilは、データの標準規格化、ベストプラクティス、総合的トレーニング、認定プログラムの策定および実装の有力な世界的提唱団体である。米州、EMEA、アジア太平洋の1万以上のデータ専門家を代表する世界250以上のメンバー組織を擁するEDM Councilは、極めて重要な組織機能としてデータマネジメントおよびアナリティクスにおける課題と進展をめぐりデータ専門家が交流、コミュニケーション、コラボレーションできる場を提供している。詳細はウェブサイトedmcouncil.org( edmcouncil.org )を参照し、LinkedIn( LinkedIn )およびTwitter( Twitter )で当社のフォローを。