【北京2021年9月2日PR Newswire=共同通信JBN】
以下は科技日報(Science and Technology Daily)の記事である。
2021 World 5G Conventionが8月31日、「5G+ By All For All(5G+全ての人によって、全ての人ために)」をテーマにBeijing Etrong International Exhibition & Convention Center(北京亦創国際コンベンションセンター)で開幕した。1500人を超える専門家、学者、起業家が20カ国からオンラインあるいは実際に参加した今回のコンベンションは「産業」、「経済」、「イノベーション」の分野における将来の5G活用についての討議を目的としている。
3日間続くこのイベントは北京市人民政府、国家発展改革委員会、科学技術省、工業情報省が共同開催し、フォーラム、展示会、5Gをベースにしたアプリケーションデザイン競技会が開かれる。
工業情報省(MIIT)によると、5Gが中国で商用での使用に供されて以来、99万3000基の5G基地局が設置された。5G基地局は3億9200万世帯を5G端末に接続し、県の95%超、末端自治区の35%となる全ての地級市をカバーしている。
これまでに1万件を超える5Gの活用事例があり、それは鉄鋼、電力、鉱業など22の重要産業と国家経済の関連分野をカバーしている。それ以外にも、膨大な数のさまざまな活用シナリオが中国の質の高い発展を先導する新たな原動力になりつつある。
科学技術省の李萌(Li Meng)副大臣は、現在、モバイルインターネット、人工知能、ビッグデータ、スーパーコンピューティングに代表される新世代の情報技術がこれまでより速いペースで興隆・進歩して大規模で広範囲に及ぶ影響を経済発展に及ぼしており、人々の生活や全ての国々の環境と生態に改善をもたらしていると述べた。
李副大臣は「中国が開発の新段階に入る中、開発の新しい考え方を実行し、新しい開発パターンを構築し、質の高い開発を達成するにつれ、科学技術の革新がこれまで以上に必要とされている。それと同時に、巨大な潜在市場、多様な消費者ニーズ、新たに生まれた産業形態も、より多岐にわたる活用シナリオと、科学技術革新のためのより大きな余地を提供するだろう」と述べた。
5G拡張技術の成熟をどのように促進するかについて、李副大臣は「われわれは引き続き、開放と協力、相互利益、そしてウインウインの結果という考え方を積極的に支持し、よりオープンな姿勢とより現実的なアプローチで5G技術発展のための国際協力をさらに強化する」と詳述した。
李副大臣によると、科学技術省は5Gアプリケーション技術と産業基盤を利用し、5G垂直産業アプリケーションシステムの2次技術の開発を探求し、協力して5G周波数の拡大とカバレッジの強化という必須のニーズに対応し、5G拡張技術と機器の研究開発の標準化を実施し、5G垂直産業アプリケーションの適応性を高めることに努めている。
李副大臣は、科学技術省は全世界の起業家、大学、研究機関が5Gの将来の研究開発に参加し、グローバルな情報技術開発の新たな動向とチャンスを掴むことを温かく歓迎すると強調した。共同の取り組みと深い協力は、より多くの画期的で優れた技術的成果を生み出す。
ソース:Science and Technology Daily