【シンガポール2021年7月30日PR Newswire=共同通信JBN】KGI Securities (Singapore) Pte Ltd のセルサイド調査部門は7月23日、ロシアのロストフ州を拠点とする最大級の農業企業であるDon Agro International Limited (Don Agro)とその子会社(全体として「グループ」)を調査の対象とするカバレッジを開始した。アウトパフォーム推奨を付けており、DCF(割引キャッシュフロー)による12カ月間の目標価格を0.64シンガポールドルとしている。詳細はhttp://donagroint.com/analyst-reports/ を参照。
▽投資資料
*ロシア・ロストフ州の市場リーダー
Don Agroは、5つの集団農場の民営化により、10年以上、単一組織として事業を展開している。同グループの良好な財務実績は、豊富な経験によって培われ、構造化された現場主体の経営手法に起因していると考えることができ、経営は2012年以降、グループと一体になった上級経営陣によって継続して監督されている。
*健全なバランスシートによって支えられた買収主導の成長
KGIは、成長がもっぱら買収によって推進されると予想している。2020年第4四半期のVolgo-Agro LLC買収により、Don Agroのランドバンクは約1万40ヘクタール増え、2020年末時点で19%増の計6万3240ヘクタールとなった。同グループは堅固な財務状態を有しており、さらなる買収主導の成長に乗り出すほか、新たな機械に投資し、それにより収穫量を増やしている。同グループは2018年以来、肯定的なフリーキャッシュフローを生み出し、2020年末時点のネットキャッシュポジションは700万シンガポールドルとなっている。
*増大する世界の需要に対応
Don Agroの主要生産物(小麦、ヒマワリ、トウモロコシ、生乳)への世界的な需要は拡大している。OECD(経済協力開発機構)-FAO(国連食糧農業機関)は、増大する世界の人口は引き続き農産物需要にとって主要な成長要因であると予測している。
▽Don Agro International Limitedについて
Don Agroおよびその子会社は、ロシアのロストフ州における最大級の農業企業であり、主に農産物の栽培と生乳生産に携わっている。同グループは6万7340ヘクタールのランドバンクを支配下に置き、そのうち5万4420ヘクタールは耕作地である。同グループは支配下にあるランドバンクのうち約1万7200ヘクタールを所有している。さらに同グループはロストフ州での牛乳生産に関してトップ農場の1つであり、約2200頭の泌乳牛を含む4000頭以上の乳牛を所有している。(http://donagroint.com/ )
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