【シンガポール2021年3月8日PR Newswire =共同通信JBN】
*主に農産物国際価格の上昇に伴う生物資産と農産物の公正価値の変動による利益増大を追い風に、粗利益は前年比70.3%増の1460万シンガポールドル。
*株主に報いるため1株当たり最終配当金を0.0157シンガポールドルと宣言(2019年度は0.007シンガポールドル)。配当性向は20%となる。
シンガポール証券取引所(SGX)に上場するロシアのロストフ州を拠点とする最大級の農業会社、Don Agro International Limited(「Don Agro」)(SGX Ticker: GRQ)とその子会社(全体として「グループ」)は、2020年12月31日までの1年間(「2020年度」)の決算を発表した。プレスリリース全文は以下の通り:(http://investor.donagroint.com/newsroom/20210301_180113_GRQ_3LKUVH2EWP9USNHA.1.pdf )。
決算ハイライト(1000シンガポールドル) |
2020年度 |
2019年度 |
変化率(%) |
|
売上高 |
30,996 |
35,431 |
(12.5) |
|
売上原価 |
(25,587) |
(33,354) |
(23.3) |
|
生物資産と農産物の公正価値変動からの利益 |
9,217 |
6,512 |
41.5 |
|
粗利益 |
14,626 |
8,589 |
70.3 |
|
粗利益率(%) |
47.2 |
24.2 |
23.0 ポイント |
|
純利益 |
8,696 |
5,223 |
66.5 |
同グループは2020年度の生物資産と農産物の公正価格変動による利益が41.5%増加し、920万シンガポールドルになったと認めた。この利益は主に、グループが生産する農産物、特にヒマワリと小麦の世界的な価格上昇傾向によるものだった。その結果、2020年度の粗利益は70.3%増の1460万シンガポールドル、粗利益率は同じ期間に23.0ポイント拡大して47.2%になった。
グループ全体の2020年度の純利益は前年比66.5%増の870万シンガポールドルとなった。
Don AgroのEvgeny Tugolukov執行会長は「Don Agroは小麦製品を好む消費者の嗜好の変化によって、引き続き世界的な需要増大を背景にした輸出価格の上昇で潤うと楽観している。同時に強い国内需要と地元農産物の安定した消費で国内価格は十分下支えられよう。畜産事業は大きな変動はなく、安定成長が続くと予想する。当社は将来的には、とりわけ土地抵当銀行拡大、新市場への進出加速など短期間のイニシアチブを実行し、収益力の回復を高め、株主価値を最大化する」と述べた。
グループは最近、土地抵当銀行拡大のためのIPO(新規株式公開)計画に沿い、ロシアのボルゴグラード州の農業会社Volgo-Agro LLC(「Volgo-Agro」)を買収した。Volgo-Agroの買収を通じてグループが支配する土地抵当銀行は1万0040ヘクタール(18.9%)増えて総計6万3240ヘクタールに広がり、小麦・小麦ベース製品に対する世界的な需要急増を利益して、生産量を迅速に増やすことができた。Volgo-Agroは中東とアジアにつながる重要貿易ルートに近接しているため、新しい市場と顧客に到達するための魅力的な新しい機会を提供し、グループの長期的な持続可能な成長を推進する。
Don Agroについての詳細な情報は http://donagroint.com/ を参照。
▽メディア関係問い合わせ先:
tech@financialpr.com.sg
Tel:(65)-6438-2990
ソース:Don-Agro-International-Limited