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FairbancがADB Ventures、Accion Venture Lab、East Ventures、Sampoernaからの資金確保でインドネシア零細小売業者の組み込み信用商品アクセス拡大

Fairbanc
2021-06-29 17:10 1548

【ジャカルタ2021年6月29日PR Newswire=共同通信JBN】Fairbanc(https://fairbanc.app/ )は、アジア開発銀行(ADB)ベンチャー部門のADBベンチャーズ(ADB Ventures)(http://ventures.adb.org/ )、Accion Venture Lab(https://www.accion.org/how-we-work/invest/accion-venture-lab )、East Ventures(http://east.vc/ )、Michael Sampoerna Group、その他からプレシリーズAで7桁の未公開額の投資を獲得したと発表した。これは、新興企業500社とインドネシアの富豪Michael Sampoerna氏の最近の投資に続く新たな資金支援である。Fairbancは今回の資金調達によって、多くが運営資金の入手に苦労しているインドネシアの小規模小売業者の信用アクセスを拡大できる。 

インドネシアの零細・中小企業(MSME)には1660億米ドルの未対応の信用需要があると、世界銀行は推定している。Fairbancは大手日用消費財(FMCG)企業と提携して、マイクロクレジットの即時決定を可能にするAI活用の信用評価を通じて「後払い」オプションを提供している。この信用(クレジット)によって銀行口座のない、あるいは銀行口座を十分利用できない小売業者は在庫を増やし、増収につなげることができる。

FairbancのMir Haque創業者兼最高経営責任者(CEO)は「Fairbancが他のフィンテック企業と全く異なるのは、何万もの小売業者に対して融資申し込みやスマートフォンを要求せず"今買って後払い"の信用供与でユニリーバのような大手消費者ブランドの広範な小売りネットワークにつながっていることだ。消費者ブランドの流通アプリとのシステム統合により、Fairbancは小売業者の発注・決済履歴にアクセスでき、これによって高度なデータ科学と機械学習を利用して信用を引き受け、債務不履行や運用コストを極めて低い水準に維持しつつ業者の売上を伸ばすことができる」と述べた。

Fairbancは2019年の創業以来、ユニリーバ、ロレアル、ダノンなどの主要なFMCG企業と提携して、MSMEの売り上げを35%以上伸ばし、不良債権をほぼゼロに抑えている。

Unilever IndonesiaのFrancisca Ho顧客開発ファイナンス責任者は「Fairbancはユニリーバ商品を販売する多くの銀行口座を持たない食品雑貨店の自立を支え、将来を保証している。その大部分は女性だ」と述べ、Fairbancの金融包摂の使命は「自らの事業拡大につれて、何百万もの人々の暮らしを向上させるというユニリーバの目的と一致している」と語った。

ネットワークに6万近くの小売業者を抱えるFairbancは、新しい投資によって販売パートナーを拡大し、販売・技術チームを強化する。同社はまた、インドネシアが極めてリスクの高い状態にさらされている気候現象が発生する前のタイムリーな警報で小売り業者の在庫計画に役立てるなど、新機能を備えた商品推奨システムを開発している。

ADBベンチャーズのDaniel Hersson上級ファンドマネージャーは「Fairbancはインドネシアの多くの小規模小売業者の資金調達ギャップを埋めるのに必要なものがあることを示してきた。同社の在庫金融と経験豊富な指導力は、雑多なフィンテック市場の中で際立ち、アジア太平洋地域の金融包摂を加速し、気候対応力を支援する当社の使命の重要な味方となっている」と述べた。

AccionのMichael Schlein社長兼CEOは「インドネシアではパンデミックは終息には程遠く、その経済的影響に対して零細小売業者はとりわけ弱い。Fairbancはこれらの企業家の信用アクセスの重大なギャップを埋め、彼らの事業継続と生計維持を支えている」と語った。

Accion Venture LabのPaolo Limcaoco東南アジア投資責任者は「自社商品を既存のパートナーチャネルに組み込むことで、Fairbancは零細業者に極めて必要な在庫金融ソリューションへのシームレスなアクセスを提供できる。Fairbancの仕事は、包括的フィンテックを支援するという当社の使命と大きく一致しており、同社と協力してインドネシア全土でより多くの零細・小事業者に手を差し伸べたい」と述べた。

East VenturesのMelisa Ireneパートナーは「Fairbancを支援することは、銀行を利用できないインドネシアの何百万もの小売業者に金融包摂をもたらす当社の使命と一致している。われわはFairbancを、東南アジアでサプライチェーンの金融適応を促進する強力な援軍とみている」と語った。

FairbancのCEOはMir Haque氏で、以前はマッキンゼー・アンド・カンパニー、ドイツ銀行、Adobeで活躍した。最高技術責任者(CTO)のKevin O'Brien氏はマイクロクレジット・プラットフォームKivaの元CTO。業務責任者のSiswanto Hadiprayitno氏は、Unilever Indonesia、Mead Johnson Indonesia、Tiga Raksa Satriaなどのインドネシア企業で20年超にわたる販売と経営の経験がある。

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mir@fairbanc.app

ソース: Fairbanc