【西帰浦(韓国)2021年6月28日PR Newswire=共同通信JBN】毎年恒例の国際平和フォーラムが24日、韓国最南端の済州島で始まり、気候変動、COVID-19のパンデミック、持続可能な平和への道について討議が行われる。
フォーラムを主催するシンクタンク済州平和研究院(Jeju Peace Institute)によると、3日間の日程のJeju Forum for Peace and Prosperity(平和と繁栄のための済州フォーラム)はパンデミック状況のため、オンラインとオフラインのハイブリッド形式で行われ、30カ国の約50の組織や機関から2,000人以上が参加した。主要なセッションのほとんどはYouTube経由でライブストリーミングされる。
「持続可能な平和、包摂的な繁栄」をテーマに、フランソワ・オランド(Francois Hollande)前フランス大統領、潘基文(Ban Ki-moon)前国連事務総長、ノーベル賞受賞者のアビジット・バネルジー(Abhijit Banerjee)氏を含む数十人の著名人、専門家が講演やセッション参加のため招待された。
フォーラムには、オーストラリアのケビン・ラッド(Kevin Rudd)元首相、アピシット・ウェーチャチーワ(Abhisit Vejjajiva)元タイ首相、前コロンビア大統領で、2016年のノーベル平和賞を受賞したマヌエル・サントス(Manuel Santos)氏も参加する。
フォーラムは24日、「若者」パネルセッションで始まり、済州特別自治道の元喜龍(ウォン・ヒリョン、Won Hee-ryong)知事とマサチューセッツ工科大学のバネルジー教授が加わり、不平等と包括的繁栄について学生グループと話し合った。
25日には、潘基文氏とオランド氏がパンデミック時代の気候変動に取り組むための協力と指導力について話し合うセッションを主導する。
文在寅(Moon Jae-in)大統領の元顧問の文正仁(ムン・チョンイン、Moon Chung-in)氏は金塾(キム・スク、Kim Sook)元国連大使、孔魯明(コン・ノミョン、Gong Ro-myung)元外相と共にセッションに参加、1991年の韓国-ソビエト首脳会談を振り返り、平和と安全の観点からその遺産について話し合う。
エジプト、アラブ首長国連邦、イスラエルの現職大使らの円卓会議が中東の平和について話し合うために開催される。
フォーラムの後には、日本、フランス、インド、オーストラリア、シンガポールの大使を含む外国大使との別のセッションが続く。
6月25日は1950-53年の朝鮮戦争の勃発の日であるため、退役軍人がインタビューに答えて自らの体験を詳述する視覚的プレゼンテーションがある。
2001年の発足以来、フォーラムは朝鮮半島を越えて持続可能な平和と繁栄を促進するための地域の多国間対話プラットフォームに成長した。
ソース:Jeju Peace Institute
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(画像説明:1950-53年の朝鮮戦争勃発71周年の2021年6月25日、韓国最大の島の済州にある西帰浦市で開かれた平和と繁栄についての第16回済州フォーラムで講演する元喜龍済州知事)