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Adani Green EnergyがSBエナジーの5 GWインド再生可能エネルギーポートフォリオを35億米ドルで買収

Adani Green Energy Limited
2021-05-20 19:34 1599

- インド最大の再生可能エネルギーM&A取引

- AGELはSBエナジー・ホールディングス(「SBエナジー・インディア」)株を100%取得する最終契約を締結

- プロジェクトはソブリン格付けの取引先との25年未満の販売契約に基づき電力を販売

- 取引は最終的な企業価値を約35億米ドル(2600億ルピー)と評価

- AGELは今回の買収で、再生可能エネルギーポートフォリオを25 GWにする目標達成の4年前倒しが可能に

アーメダバード(インド)

2021年5月20日

/PRNewswire/ -- Adani Green Energy Limited(AGEL)は19日、SBエナジー・インディアの株式の100%をSBG(80%)とBharti Group(20%)から取得する株式購入契約を結んだ。SBエナジー・インディアはインド4州に4954 MWの再生可能エネルギーポートフォリオを有している。今回の取引は、インド最大の再生可能エネルギー部門買収となる。取引は、SBエナジー・インディアの企業価値を約35億米ドルと評価している。

SB Energy Solar Plant
SB Energy Solar Plant

目標ポートフォリオの大規模公益事業資産構成は、84%が太陽光発電(4180 MW)、9%が風力・太陽光ハイブリッド発電(450 MW)、7%が風力発電(324 MW)。ポートフォリオのうち1400 MWは稼働中の太陽光発電、さらに3554 MWが建設中である。プロジェクトは全て、Solar Energy Corporation of India Ltd.(SECI)、NTPC Limited、NHPC Limitedなどソブリン格付けの取引先との25年間の電力販売契約付きである。ポートフォリオを構成する事業資産は主にソーラーパークベースのプロジェクトで、クラス最高のガバナンス、プロジェクト開発、建設、稼働・保守実務に従って構築されており、国内最高品質の再生可能エネルギーポートフォリオの1つとなっている。

この買収によりAGELの再生可能エネルギー発電量は計24.3 GW(注1)、稼働中の再生可能エネルギー発電量は4.9 GWとなる。買収は世界的な持続可能エネルギーへの移行をリードしていくとのAGELの意思表明であり、これにより世界最大級の再生可能エネルギープラットフォームが誕生する。取引は、然るべき認可と条件が整い次第、完了する。

Adani GroupのGautam Adani会長は「この買収で、2025年までに世界最大の太陽光発電事業者になり、その後、2030年までに世界最大の再生可能エネルギー企業になるという2020年1月に発表したビジョンの達成に一歩近づくことができる。インドは間違いなく、気候変動に対するグローバルな取り組みを加速させてきた数少ない国の1つであり、当社は公約を実行することで自らの役割を果たしていくつもりだ。当社が構築中の再生可能エネルギープラットフォームは、二酸化炭素排出量削減の動きを加速させている他の複数のグローバル産業誘致の基盤づくり(さらに、水素や貯蔵を含む隣接プラットフォーム開拓の基盤づくり)でもある。当社は、自ら設定した期限より4年早いソーラーポートフォリオ目標の達成に向け順調に歩みを進めている。ソフトバンクとBharti Groupがつくり上げた資産の質は極めて高く、インドの再生可能エネルギーへの移行を支援する彼らの取り組みに拍手を送りたい。彼らのレガシーを引き継ぐことを誇りに思う」と語った。

ソフトバンクグループ株式会社の孫正義代表取締役会長兼社長執行役員は「当社は、クリーンで再生可能なエネルギー源でインドの成長を支援する市場をリードするクリーンエネルギー企業づくりを目指して2015年、SBエナジー・インディアを設立した。これまでに達成してきたことを非常に誇りに思っている。SBGが人工知能の導入加速に重点を置いたグローバルな投資持株会社化を進めている今こそ、Adani GroupにSBエナジー・インディアの成長を次の段階に進める担い手になってもらう好機だと思う」と語った。

Bharti EnterprisesのSunil Bharti Mittal会長は「SBエナジーが、インドで最も優れた再生可能エネルギー企業づくりという先駆的な旅を続ける居心地の良い住まいを見つけたことをうれしく思う。Adani Groupは、グリーンエネルギーの大企業づくりで優れた実績があり、それはSBエナジーを傘下に収めることでさらに加速するだろう。Bhartiがソフトバンクと連携して建設的役割を果たすことができたのはうれしい」と語った。

▽Adani Green Energy Limited について

インドに本拠を置くAdani Groupの傘下企業Adani Green Energy Limited(「AGEL」)は世界最大級の再生可能エネルギーポートフォリオを有し、19.3 GWの稼働中、建設中、受注済みプロジェクトに加え、投資適格取引先向けの成長プロジェクトを確定させている。同社は、公益事業規模のグリッド接続された太陽光、風力発電プロジェクトを開発、建設、所有、運営、保守している。AGELの主要顧客には、National Thermal Power Corporation(「NTPC」)、Solar Energy Corporation of India(「SECI」)と様々な州営配電事業者がいる。米国を拠点とするシンクタンクMercom Capitalは、Adani Groupを世界一の太陽光発電資産所有者に位置付けている。

(注1)発電量は、落札決定書待ちの太陽光発電4500MWを含む

詳細はwww.adanigreenenergy.com を参照。 

▽ソフトバンクグループについて

ソフトバンクグループは世界中の人々の生活の質を向上させる画期的技術に投資している。ソフトバンクグループは、通信、インターネットサービス、AI、スマートロボティクス、IoT、クリーンエネルギー技術プロバイダーの株式を含む投資持株会社ソフトバンクグループ株式会社(東京:9984)、並外れた起業家の業界変革と新たな業界づくりを支援するため1000億米ドル以上を投資しているソフトバンク・ビジョン・ファンド、中南米最大のベンチャーファンドである50億米ドルのソフトバンク・ラテンアメリカ・ファンド、米国の有色人種起業家が設立した企業への投資に特化した1億米ドルのファンドであるSBオポチュニティー・ファンドなどから成る。詳細はhttps://global.softbank を参照。

▽Bharti Enterprisesについて

Bharti Enterprisesは、通信、宇宙、金融サービス、不動産、ホスピタリティー、農業、食品の分野で多様な事業を展開するインド有数の企業グループである。Bhartiは、インドの通信部門で数々の初の試みやイノベーションを手掛けてきたパイオニア的存在である。グループの旗艦企業Bharti Airtelは、アジア、アフリカの18カ国で事業を展開する世界有数の通信会社である。Airtelは加入者数で世界のモバイルサービスプロバイダーのトップ3にランクされている。Bhartiは、シンガポールテレコム、ソフトバンク、AXAなど世界をリードする企業と合弁事業を行っている。Bhartiは英政府と提携して最近、高速、低遅延のブロードバンド接続を提供する低軌道(LEO)衛星コンステレーション、OneWebを買収した。Bhartiは、戦略的投資を通じてモバイルインターネットや再生可能エネルギーでも存在感を示している。グループの慈善事業部門Bharti Foundationは、200近くのSatya Bharti学校を運営、800超の公立学校を支援して、インド農村部の27万5000人を超える恵まれない子供たちにホリスティック教育を施している。

詳細はhttps://www.bharti.com を参照。

▽問い合わせ先
Roy Paul
roy.paul@adani.com

Photo:https://mma.prnasia.com/media2/1513579/sb_energy_solar_plant.jpg?p=medium600 
Logo:https://mma.prnasia.com/media2/1459130/Adani_Renewables_Logo.jpg?p=medium600

 

ソース: Adani Green Energy Limited