【バンコク2021年5月12日PR Newswire=共同通信JBN】
*「World Food Valley」工業団地は、「世界の厨房」であり、世界のトップ級食品生産国になるタイの目標追求の中心
*工業団地のさらなる発展に5550万米ドルの投資にコミット
*「当社も大きな出資を行っている3つの発電所と密接に関連する工業団地の取得は、Singha Estateの複数の事業プラットフォーム間に強力な相乗効果を生み出す戦略実現に向けたもう1つの前進である。それは当社に大きな競争力を与えるだけでなく、非常に回復力のある事業を生み出す」とSingha Estate PCLのChutinant Bhirombhakdi会長
タイ証券取引所に上場するタイの大手不動産投資開発企業Singha Estate PCL (S) はBoon Rawd Brewery Co., Ltd.から、タイ中部のアントン県にある286ヘクタールの「World Food Valley」工業団地を保有するPark Industry Co., Ltd.の全株式を取得する最終契約に調印した。
株式移転は2021年第3四半期に行われる見込み。
取引総額は約7780万米ドルで、Park Industry全株式の額面価格1640万米ドル、工業団地開発にさらに5550万米ドル投資のコミットメント、並びに他のコストから成る。
Singha Estate PCLのChutinant Bhirombhakdi会長は「当社も大きな出資を行っている3つの発電所と密接に関連する工業団地の取得は、Singha Estateの複数の事業プラットフォーム間に強力な相乗効果を生み出す当社の戦略の実現に向けたもう1つの前進である。それは当社に大きな競争力を与えるだけでなく、非常に回復力のある事業を生み出す」と語った。
Singha Estate PCLのThitima Rungkwansiriroj最高経営責任者(CEO)は「工業団地は電力の最大の消費者の1つであるため、工業団地事業と発電事業の一体化は多大な財務上と運営上の利益を生み出す。工業団地内の操業は当社の3発電所で発電された電力への需要を生み出す。この工業団地は食品に重点を置いているため、発電所が生産する食品グレードの蒸気に対する食品加工業者の需要もある。同時に、発電所は経常利益を押し上げ、安定したキャッシュフローを提供し、工業団地の土地売却によるキャッシュフロー変動のリスクを軽減する」と述べた。
Thitima氏は「戦略的に優れていることだけでなく、タイ中部の工業団地セクターには強い展望がある。タイの工業団地の平均入居率は昨年末で約80%で、中部地域は約89%という最も高い入居率だった」と付言した。
さらに「この工業団地は、『世界の厨房』で世界のトップ級食品生産国になるというタイの目標追求の中心でもある。この場所は食品とその原材料となる米、乳製品、家禽のサプライチェーンの真ん中に位置しているため、食品部門企業にとり極めて戦略的である。チャオプラヤー川に近いため、豊富な水を利用することもできる」と付け加えた。
タイ政府は、長期政策の一環として食品加工部門の発展を支援してきた。タイの投資委員会によると、農業と食品セクターへの投資優遇策の申請は最も急増しているものの1つであり、タイ中部地域は2020年の投資委員会への申請全体の約半分を占めた。
タイの工業団地の土地需要は、COVID-19関連の海外旅行制限が緩和されれば増加すると予測されている。
Singha Estate PLCは4月23日金曜日に年次株主総会を開催し、株主は「World Food Valley」工業団地にある3つのコージェネレーション発電所の株式の30%を総投資額4470万米ドルで取得することを承認した。最初のプラントは、稼働中の123メガワット(MW)のコンバインドサイクルのコージェネレーション発電所である。それぞれ140MWの容量を持つ第2、第3のプラントは現在建設中の新規開発事業であり、2023年に稼働開始する。
Singha Estateは2021年3月、3年以内に年間売上高を3倍の約6億4000万米ドルに増やし、資産を25億7000万米ドルに増やすことを目指していると発表した。
▽投資家関係問い合わせ先
Maysenee Ratnavijarn
Tel: +6692 417 5491
Email: IR@singhaestate.co.th
▽編集者注
Singha Estateは、ますます予測不可能となりつつある地元と世界の事業環境で安心できる収益を確保するために、4つのつながったプラットフォームにわたって事業を展開しつつある。
最初の3つのプラットフォームは、住宅用不動産、商業用不動産、リゾート・ホテルで構成されている。4番目のプラットフォームは、発電、関連エネルギー事業、エンジニアリングサービス、その他の革新的サービスなど、中核である不動産事業を補完する新しい事業である。
Singha Estateの商業用不動産事業には、2020年の総売上高の約15%を占める14万平方メートルの商業オフィスとリテールスペースが含まれている。また5カ国にわたって4600室の39のホテル・リゾートを所有し、売上高の約24%に貢献している。さらに一戸建てやタウンハウス、Santiburiや The ESSEなどのブランドによるコンドミニアムを含む23の住宅開発プロジェクトを有し、売上高の57%に貢献している。
ソース:Singha Estate
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写真説明:タイのSingha Estateが286ヘクタールの「World Food Valley」工業団地を取得