【香港2021年4月1日PR Newswire＝共同通信JBN】大手小型家電メーカーのJS Global Lifestyle Company Limited（「JS Global」ないし「同社」；香港：1691）は2020年決算報告をリリースした。COVID-19エピデミックの悪影響にもかかわらず、同社は2020年、国際的拡大と新製品発売によるプラスの成果に牽引され、力強い業績を記録した。
JS Globalは2020年総売上高は前年比39.1％増の42億米ドル近くと報告、粗利益は前年比54.7％増の約17億4000万米ドルを記録した。昨年の売上総利益率は41.5％で、2019年の37.4％から4.1ポイントの大幅上昇となった。
一方、2020年の純利益は前年比372.2％増の約4億230万米ドル、親会社株主に帰属する純利益は前年比約718.1％増の約3億4400万米ドル。
利益急増は主として、国内市場と海外市場の両方での売上高の着実な成長と、昨年の一連の新製品発売の成功によるものだった。
JS Globalはその子会社とともに、2つの事業部門を通じて事業展開している。SharkNinja部門は、北米、欧州、日本などで販売されている家庭環境家電やキッチン家電を特徴とするSharkおよびNinjaブランドに注力している。Joyoung部門は、主に中国でキッチン・クリーニング機器に焦点を当てた小型家電製品を提供している。
▽力強い国際展開
2020年には、販売ネットワークを通じた成長に関して、JS Globalは国際的拡大に注力し、英国と日本でのさらなる成長を後押しした。また、ドイツ市場とフランス市場への参入に成功し、この2国の大手リテール業者と協力し、地元の販売チームを通じて製品を配置した。
JS Globalの北米での販売による売上高は2020年には22億1000万米ドルで、2019年の約14億6000万米ドルから増えた。北米での成長は、主にNinjaFoodi（TM）シリーズの調理家電やSharkのクリーニング家電など一連の新製品発売の成功によるものだった。当社は、パンデミック期間中に消費者の買い物習慣が変化する傾向を利用し、電子商取引チャネルへの投資を増やした。電子商取引チャネルは大幅な成長を遂げた。
消費者の購買嗜好のオフラインからオンラインチャネルへの移行に伴い、リテール業者のオンラインプラットフォームとオンラインチャネル専用プラットフォームでの販売の比率が上昇した。これにより、流通に対するJS Globalのオムニチャネルアプローチが強化され、パンデミックから生まれた「巣ごもり経済」によって引き起こされた調理・クリーニング製品の使用増により引き続き堅調だった消費者需要を確実にサポートすることができた。
さらに、昨年の同社の欧州事業の売上高は、2019年の2億2170万米ドルから増え、約4億5130万米ドルを計上した。欧州での力強い売上高の伸びは、英国におけるコードレス掃除機とコード付き掃除機の市場シェアの継続的上昇が主因となった。同社は英国の主要リテール業者での製品在庫増を成功裏に確保し、欧州市場でNinjaFoodi（TM）シリーズの製品を発売開始した。このことも成長に貢献した。
▽中国で繁栄している事業
中国での販売による売上高は、2019年の12億7000万米ドルから、2020年には14億4000万米ドル近くに達した。販売の伸びは、主として、パンデミック期間中の家庭での健康と料理のための消費者需要に対応する一連の人気のある新製品の発売と、同社が新たなリテール・オンラインライブストリーミングなど新興の販売・通信チャネルを探求したことによるものだ。
2020年には、主に中国で事業展開するJoyoung部門が、同社のデジタルマーケティング、ライブストリームショッピングの強みを活用し、業務効率を最適化することにより、安定した売上高成長を達成した。
▽今後の展望
JS Globalは、販売ネットワークと製品拡大を通じて、持続可能な長期的成長を推進し、小型家電製品のグローバルリーダーとしての市場での地位を強化することにコミットしている。同社は、コスト面と販売面の両方で、Joyoung部門とSharkNinja部門の間の相乗効果をさらに推進する方針である。
さらに、JS Globalはパーソナルケア・カテゴリーや空気清浄機などの新しい製品カテゴリーに拡大する方針である。また、追加的な調理器具、NinjaFoodi（TM）シリーズの新製品、コードレス掃除機の新シリーズなど、既存のカテゴリー内でもポートフォリオの開発を続ける。
▽JS Globalについて
JS Global Lifestyle Company Limited（香港：1691）は、世界有数の小型家電メーカーである。 小型家電業界では世界第5位、小型家電の注力企業では第3位である。主にShark、Ninja、Joyoungの3つの主要ブランドを運営している。同社の成功は、消費者のニーズに対する深い理解を軸としており、グローバルな研究開発プラットフォームを活用した強力な製品イノベーションと設計能力、高いブランドエンゲージメントを推進するマーケティング力、および高い浸透率を備えたオムニチャネル配信カバレッジの上に構築されている。
ソース：JS Global Lifestyle Company Limited
